2016/01/20
kaori7
タイヤ交換は、タイヤがパンクしてしまったり、夏タイヤと冬タイヤの履き替える際にジャッキとレンチを使って行いますね。ごく一部の方達は仕事でもないのに毎週のようにタイヤ交換を行ったりしているようですが、その際に使われるレンチのお話しをしたいと思います。
一口にレンチといっても、レンチの種類は様々です。
モンキーレンチ・六角レンチ・パイプレンチ・メガネレンチ・
ソケットレンチ・トルクレンチなどなど。
様々なレンチ
タイヤ交換で使われるレンチは、そのなかのソケットレンチ
あるいはトルクレンチになると思います。
トルクレンチとソケットレンチ
トルクレンチとは、あらかじめ設定しておいたトルク(力加減)ネジを締め付けられる道具です。
これがなぜ必要なのかは、下記のサイトで詳しく語られていますので、ぜひご覧下さい。
では、実際にタイヤ交換を行う際に使われる工具は
車載工具に備わっているのか
車載工具
トヨタのノアの例です
最近は、だいぶ簡略化(?)されていますが、それでも緊急時に
テンパータイヤに交換するためのジャッキやレンチは搭載されてます。
乗用車の場合のホイールナットの締め付けトルクは、
ほとんどの場合おおむね10kgf/m程度ですのようです。
車載工具のL形レンチの取っ手の長さは30cm程度ですから、
取っての先端で約30kg程度の力を加えれば良い事になります。
そういった意味では、タイヤ交換の際にはちょうどよい工具と
いうことになりますが、もっと楽が出来るレンチ達が存在します。
クロスレンチ
クロスレンチは、L形のレンチとは違い力が入りやすい事と、
ナットの着脱の際にクルクルっと回して作業ができるので、
タイヤ交換がとても効率的に行えます。
ただ、トルクレンチと違いトルク管理ができません。
トルクレンチと併用するなどして上手に使いましょう。
インパクトレンチ
電動インパクトレンチは、以前よりも廉価になっており、タイヤ交換以外
のDIYにも使えることを考えると一家に一台あってもよいのではないかと思います。
但し、通常のインパクトレンチはトルク調整ができないのでタイヤ交換に
使用する際には十分な注意が必要になります。
電動トルクレンチ
こちらは、電動トルクレンチです。
ちょっとこの域になると、業務で使うような性能なので
タイヤ交換の為にというわけにはいかないのではないでしょうか
トルク調整機能付インパクトレンチ
こちらは、トルク調整機能付き電動インパクトレンチです。
プロ仕様の電動トルクレンチよりは機能が劣るかもしれま
せんが、その分お安くなっていると思われます。
タイヤ交換のためだけでなく、色々な用途で利用できます。
世の中にはこのような商品もあるようなので、目的と予算に
見合った道具を用意されるとよいと思います。
タイヤ交換を行う際に、レンチ以外にもあったらとても効率的な
工具があります。それは、フロアジャッキです。
フロアジャッキを使用することにより、タイヤ交換の際のジャッキ
アップ作業は車載工具のジャッキを使用した際の4回から2回へと
半減します。ジャッキアップ作業はとても面倒な作業なので、省力化に
なりますしタイヤ交換の時間を大幅に短縮するする事ができます。
フロアジャッキ
但し、フロアジャッキを使用する場合でもジャッキアップポイントは
正しい位置にしないと大切なお車をキズ付けることになりますので
ご注意下さい。
ジャッキアップポイント
また、輪止めやうまなどの安全策は必要です。
フロアジャッキもピンからキリまでありますのが、こちらも
レンチと同様、タイヤ交換以外の用途もありますので、
目的と予算に見合った道具をご用意されるとよいと思います。
これは、タイヤ交換とレンチのお話しからは少し脱線しますが、
毎週のようにタイヤ交換をしている方達のお話です。
競技前後のタイヤ交換風景
この写真は、ジムカーナと呼ばれる競技の競技前後のタイヤ交換の
光景です。なぜ、タイヤ交換をしているのか?
それは、簡単にいえば競技用のタイヤを温存する為です。
競技場までの往復は転がし用といわれる普通のタイヤを装着し、
本番では競技用のタイヤにタイヤ交換するのです。
会場まで競技車を運ぶローダー
写真のようなローダーに載せて移動できればよいのですが、
費用の問題もありなかな難しいこともあります。
室内に収納出来ないので・・・
そこで、このような方法でタイヤを運ぶということも
必要になるのです。
このような方達にとってタイヤ交換は日常茶飯事であり
練習会、競技会の度に行われるまさしくルーティンなのです。
では、肝心なレンチはどのようなものが使われているかですが、
競技場ではクロスレンチを多く見かけるように思います。
電動工具は電源を確保することは難しいので、手動の工具を
使用するようになるのではないかと思います。
トルク調整に関しては、体にしみついている感覚で行っている?
話しをタイヤ交換とレンチに戻ます。タイヤ交換は自分で
やらないという方もいらっしゃると思いますが、自動車教習所の
授業でもタイヤ交換は習っていると思います。必要に迫られ
どうしてもやらなければならない事があるかもしれません。
その時は、正しい方法でタイヤ交換を行い安全なドライブを
お楽しみください。
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