記事ID14446のサムネイル画像

シートベルトが止まらない!それはバックルの故障かもしれません!

シートベルトを装着してもカチッとはまらず外れてしまったり、取り外しボタン押したら戻ってこなくなったということがありませんか?それはシートベルトのバックル部分が故障している可能性があります。今回はバックル部分の故障に関する情報をまとめてみました。

シートベルトのバックルってなに?

今回はシートベルトのバックルに関する情報をご紹介するのですが、シートベルトのバックルとはどこの部分のことなのでしょうか。
まずはシートベルトのバックルについてご紹介します。

シートベルトは体を固定する帯状の「ストラップ」と、ストラップを座席に固定する「バックル」、そして車体部分に固定されている巻き取り装置である「リトラクター」などで構成されています。
つまりバックルとはシートベルトの金具を差し込む受け側のことです。

シートベルトのバックルは、着脱が容易で、かつ確実であるものと規定されています。
JISに規定されているバックル部の構造は、指定された以外の結合が不可能で、着用者に対して安全なこと、片手で取り外しができること、緊急時に第3者が容易に外せるように赤色または文字を表示しなければならないこととされています。

シートベルトのバックルが止まらない!

普段何気なく使用しているシートベルトですが、シートベルトも消耗品の一部です。
シートベルトが巻き戻らなくなるリトラクターの不具合やシートベルトのストラップ部分がほつれたり、切れたりする不具合も起こります。
ここでは、バックル部分に起こる症状をまとめていきます。

シートベルトのバックル部分の故障で多い例が
・シートベルトがカチッとはまらない
・はまるものの走行中に外れてしまう
・赤いプッシュボタンが戻らない
と、このような症状が多いようです。

このような症状が起きる場合は、やはりバックルの内部に問題を抱えていることが多いです。
シートベルトは命に関わる部品なため、素人が容易に触れる場所ではありません。
では、こんな症状の時はどうすればいいのかをご紹介します。

シートベルトのバックルの修理・交換

ここでは、シートベルトのバックル部分に不具合が生じた際の対応策をいくつか紹介します。
簡単な処置で治るものから、バックル自体を交換する方法まで対応策は様々ですので、症状別に見ていきましょう。

赤いプッシュボタンが戻らない場合

この症状への対応策で一番多かった意見が、シートベルトのバックル部分に556という潤滑スプレーをかけ、何度かシートベルトの着脱を行うというものでした。
実際にディーラーに行ってやってもらった方もあるようですので、応急処置としては使える手段かもしれませんね。

カチッとはまらない、はずれてしまう場合

このような症状の場合は、多くの方がバックルを交換する対応をして問題を解決しているようです。
ディーラーで交換してもらう場合が多いようですが、実は自分でもできてしまうのです。
バックルを自分で交換する方法を簡単にご紹介します。

コンソールなど作業の邪魔になるパーツをはずす

コンソールはたいてい底面にあるネジで止まっていますので、ドライバーではずしましょう。

シートのカバーを外す

シート交換をしたことがある方はわかるかもしれませんが、カバーが付いているものやついていないものもありますので、愛車の取扱説明書を見たりするのもいいでしょう。

シートベルトのバックルが付いているボルトを外す

ボルトに合うサイズのスパナなどでボルトを外します。

シートベルトの警告灯のコネクタをはずす

警告灯の配線は取り回しが短い場合が多いので無理に引っ張って切らないように注意しましょう。
取り外しはラッチしている部分を押さえながら抜きます。

あとは、新しいバックルをボルトで固定して、コネクタを元通りに接続し、イグニッションキーをACCに入れ、シートベルト警告灯が点灯することを確認します。
さらにシートベルトのタングプレートをバックルに差し込んだときに警告灯が消えることも確認し、問題なければ元に戻して終わりです。

このように簡単に新品交換できるので、バックルに不具合が出たらその時点で安全のために交換するのがいいかもしれませんね。

シートベルトのバックルの交換費用

では、シートベルトに不具合が出たときの部品代、車屋さんに依頼した時の交換工賃などはどのくらいなのでしょうか。

シートベルトも消耗品として扱われるため、保証期間内であればディーラーで無償交換が可能なようですが、そんなに早期に故障してしまうような部品ではないため、多くの場合が補償期間外で費用が発生するようです。

シートベルト交換費用・工賃の目安

ディーラー等に依頼した際の交換工賃(技術料) は3000円~6000円程度が目安だそうです。
また、シートベルト一式を交換する際は10000円~50000円程度の部品代がかかります。
バックルのみの交換となると2000円~6000円程度の部品代がかかるようです。

車種や年式によって部品代が違うため、この金額で!という提示はできませんが、バックルのみの交換の場合は案外安く抑えることができそうですね。

シートベルトのバックルは命を守るために大切な部品です!

いかがでしたか。

シートベルトは命を守る部品です。
そんなシートベルトに不具合があると不安で運転に集中できませんよね。

バックルにカチッとはまらない場合やプッシュボタンが戻らなくなった場合は、すぐにディーラーや車屋さんに見てもらいましょう。
忙しさにかまけて放置していると、万が一の時に危険です。
きっちりシートベルトをしめて、安全運転を心掛けてください。

関連する記事

この記事に関する記事

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す

TOPへ