スズキエアトライサー 東京モーターショーに登場した新型ミニバン
2015/11/03
kimi.u.
2016年の3月にスズキから発売された「バレーノ」ですが、この車はなんとインドからの逆輸入車なのです。このスズキの逆輸入車は一体どのような車なのでしょうか?日本初のインドからの逆輸入車、スズキ・バレーノについて紹介していきます!
スズキ・バレーノは、日本の自動車会社のスズキが2016年の3月から販売しているコンパクトカーです。
スズキ・バレーノは、「マルチ・スズキ・インディア」というスズキのインド法人が製造を行っており、インドから日本へ逆輸入されます。スズキがインドから逆輸入をすることは初めての事で、日本の自動車会社としてもインドから逆輸入を行うことは初です。
今回、スズキがインドからの逆輸入に踏み切ったのは、一番売れる市場がインドであるというからのようです。
またスズキの主力は軽自動車ですが、スズキ・バレーノは小型の普通車です。スズキの小型車といえば他にスズキ・スイフトがありますが、スズキ・バレーノは今後成長の見込める小型車市場において車種を豊富にさせるための車のようです。
そんなスズキ・バレーノですがどんな特徴があるのでしょうか?
スズキ・バレーノは、居住性とスタイリングの両立を目指して開発されており、同じくスズキの販売しているスズキ・スイフトと比べて全長と全幅が大きくなっています。また5ドアハッチバックであるのでラゲッジスペースも広く確保されています。
トランスミッションは、6段階のAT(オートマティックトランスミッション)とCVT(無段変速機)が用意されていて、MT(マニュアルトランスミッション)の設定はありません。駆動方式はFF(フロントエンジンフロントドライブ)となっています。
スズキはインドで全体の半分を生産していますが、スズキ・バレーノがスズキが初めて逆輸入をする車です。またスズキ・バレーノはインドから日本だけでなく他の国にも輸出される国際的な車種であるようです。
そもそも一体「逆輸入車」とはどのような自動車を指すのでしょうか?見てみましょう。
逆輸入車とは、日本で生産して一旦海外へ輸出した自動車を再度日本へ輸入した自動車のことを指します。また、日本の自動車会社が海外で現地生産した自動車を日本へ輸入して販売する自動車のことも逆輸入車と呼んでいます。
現地生産をすると人件費などのが安いために、日本への輸送費を計算に入れても長期的に見れば生産コストを抑えることができます。
そのために今回のスズキの例のように、一番よく売れる市場のある場所で生産して日本にも逆輸入するという方針をとる自動車メーカーも少なくありません。
では今までにどのような逆輸入車があったのでしょうか?
円高が続いていた時などには、生産コストの安い海外で現地生産をして日本に逆輸入する自動車メーカーも幾つかありました。ここではそんな自動車メーカーが逆輸入していた逆輸入車の例を幾つか挙げていきます。
2004年から2006年まで三菱自動車工業・エクリプススパイダーがアメリカ合衆国から逆輸入されていました。日本に逆輸入されていたモデルも現地モデルと同様に左ハンドルでした。
日産自動車・プリメーラも2代目までは逆輸入車でした。初代のプリメーラは日本車として初めてヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーで2位を獲得するなど、そのデザインや性能は高い評価を得ていました。
ホンダ・シビッククーペは、ホンダ・シビックのクーペモデルで生産はホンダのアメリカ現地法人によって行われ日本に逆輸入されていました。日本に逆輸入されていたモデルは右ハンドルでした。
ここで紹介した逆輸入車は、日本の自動車メーカーが逆輸入を行っていた車種全体からするとほんの一部です。それだけ逆輸入車が多かったということですね。
ここまでスズキの逆輸入車「バレーノ」と、その他の逆輸入車について見てきましたがいかがだったでしょうか?バレーノはスズキの初の逆輸入車ということでしたが、インド産の日本車がどのように日本市場に受け入れられるのか楽しみなところでもあります。
読んでいただいてありがとうございした!
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局