「駐車禁止」、「駐停車禁止」標識や道路標示が有効な範囲について!

駐車禁止の標識は知っていても実際に駐車する場所が駐車禁止区域の範囲かどうかを見極めることができる人は意外と少ないのではないでしょうか。実際に駐車する時のためにもいくつかのチェックポイントを再確認しましょう。今回は駐車禁止標識が有効な範囲について紹介しましょう。

駐車禁止

駐車禁止違反には、指定違反と法定違反の2種類があります。
指定違反は、標識や道路表示のように、各都道府県の公安委員会が設置した駐車禁止の指定に違反するもの。

駐車禁止標識

法定違反は、線路や踏切、トンネル内など、標識や表示によらず、道路交通法上「駐車禁止」と指定されている場所での駐車禁止違反です。

どちらも駐車禁止違反に変わりはなく、罰則も同じです。

駐停車禁止標識

今回の本題である「駐車禁止標識の有効な範囲」について説明する前に、駐車禁止の場所について再確認しておきましょう。

駐車も停車も禁止している場所

1. 駐停車禁止標識や道路標示(黄色の実線)のある場所

2. 交差点、横断歩道、自転車横断帯、軌道敷内、坂の頂上付近、勾配の急な坂、トンネル

3. 交差点の側端又は道路の曲がり角から5メートル以内

4. 横断歩道又は自転車横断帯の前後の側端からそれぞれ前後に5メートル以内

5. 安全地帯の左側とその前後の側端からそれぞれ前後に10メートル以内

6. バス、路面電車の停留所(停留場)の標示柱(標示板)から10メートル以内(運行時間中に限る)

7. 踏切およびその前後の側端からそれぞれ前後に10メートル以内

8. 高速自動車道、自動車専用道路(パーキングエリア等を除く。道路交通法第75条の8)

9. 路側帯の幅が広くても、2本線の白い実線(歩行者用路側帯)と破線と実線(駐停車禁止路側帯)のあるところでは路側帯に入ってはいけません。

駐車を禁止している場所

駐車禁止標識や道路標示(黄色の点線)のある場所は当然、駐車禁止です。それ以外の駐車禁止場所は以下の通りです。

1. 駐車場や車庫などの自動車用の出入り口から3メートル以内

2. 道路工事区域の側端から5メートル以内

3. 消防用機械器具置場や消防用防火水槽の側端又はその出入り口から5メートル以内

4. 消火栓や指定消防水利の標識および消防用防火水槽の吸水口や吸管投入孔から5メートル以内

5. 火災報知器から1メートル以内

6. 車両を駐車した場合に、車両右側の道路上に3.5メートル以上の余地がない場所

7. 日曜休日や時間帯指定などの駐車禁止が解除されている区域であっても12時間以上(夜間は8時間以上)駐車し続けることにより、自動車の保管場所の確保等の法律(車庫証明)違反となることがあります。

駐車や停車の方法に従わなければならない場合

1. 車両を駐車する時は、道路の左側端に沿ってください。(歩道上駐車、右側駐車、斜め駐車は違反になります)

2. 幅75センチ以下の路側帯、駐停車禁止路側帯(実線と破線2本)、歩行者用路側帯(実線2本)には駐停車できません。

3. 幅75センチ以上の広い路側帯は車両を入れて駐車できますが、この場合、車両の左側に75センチの余地を空けてください。

4. 道路標示で駐停車の方法が指定されているときは、その方法に従ってください。

駐車禁止標識の有効な範囲

駐車を禁止する標識

駐車を禁止する標識は2種類です。一つは〔駐車禁止」の標識、もう一つは「駐停車禁止」の標識です。

駐車を禁止する標識

上の標識が「駐停車禁止」、下の標識が「駐車禁止」です。

「駐車禁止」標識と「駐車停止禁止」標識の違いは1つ。停車してもいいかどうかです。
「駐車禁止標識」のある道路では法定禁止場所以外では停車しても違反ではありません。

一方、「駐停車禁止標識」のある道路では、停車しただけで違反になります。
警察官も「移動してください」などという警告はしてくれません。いきなり摘発されます。
違反点数や違反金も「駐車禁止」違反だと2点の15,000円ですが、「駐停車禁止」違反だと3点の18,000円になってしまいます。

では、駐車禁止の標識はどの範囲まで有効なのでしょうか。

「本標識」と「補助標識」

標識とは、交通規制などを示す標示板のことをいい、「本標識」と「補助標識」があります。 本標識には、規制標識、指示標識、警戒標識、案内標識、の4種類があります。

写真上の丸い標識が「本標識」、下の細長い標識が「補助標識」です。

補助標識は、規制標識など本標識の意味を補足するものとして用いられことがあります。
補助標識は、ふつう、本標識の下に取り付けられており、規制の理由を示したり、規制が適用される条件の範囲、時間の範囲、曜日の範囲、自動車の種類などの範囲を特定しています。

駐車禁止の範囲を特定する「補助標識」

駐車禁止の範囲(曜日)

この補助標識は駐車禁止の曜日の範囲を特定しています。
日曜日と休日を除く9時から20時まで駐車禁止です。

駐車禁止の範囲(区間)

この補助標識は駐車禁止の範囲を示すものです。
ここから駐車禁止の範囲が始まります。

駐車禁止の範囲(区間)

この補助標識は駐車禁止の範囲を示すものです。
ここから駐車禁止の範囲が始まります。
範囲の始まりを示すものには上のように「→」とこの写真の「ここから」があります。

駐車禁止の範囲(条件、曜日)

この補助標識は条件と曜日の範囲を特定しています。
人の乗降を除く、日曜・休日を除く7時30分から9時まで駐停車禁止。

駐車禁止の範囲(条件、区間)

この補助標識は条件の範囲と、区間の範囲を特定しています。
車両はここまで駐車禁止で、自動車はここから駐車禁止です。
この例のように駐車禁止の範囲の終わりを特定する補助標識に「ここまで」と「←」があります。

駐車禁止の範囲(月)

この補助標識は駐車禁止の月を特定しています。
奇数月は駐車禁止です。

区間の範囲を示す補助標識がない駐車禁止

「→」「ここから」「←」「ここまで」など区間の範囲を特定する補助標識がないものもあります。
これは規制区間内であることを示しています。

駐車禁止標識が有効な範囲のまとめ

駐車禁止標識が有効な範囲について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。駐車禁止の場所は「駐車禁止」、「駐停車禁止」の標識や標示があるところばかりではありません。法定禁止場所もありますので十分に気を付けてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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