家族でエコドライブを楽しもう!ステップワゴンハイブリッドのすべて
2015/09/06
syun_crowd
ハリアー・ハイブリッドは、「高級サルーン(セダン)の乗り心地と快適性を兼ね備えたクロスオーバーSUV」として開発され、ハイブリッドは2003年の二代目発売から遅れて設定されたモデル、又は2013年冬に発売開始となったハリアーではグレード名の一部です。
ハリアー・ハイブリッドは、2003年の二代目ハリアーの発売より少し遅れ2005年から2012年まで発売されたモデルと、2013年冬から発売が開始された現行(三代目)ハリアーのグレード名です。
外観(フロント)
ハイブリッドユニット
LEDリアコンビネーションランプ
二代目は、V型6気筒3,310ccの3MZ-FE型エンジン(最高出力211PS)、フロントモーター(最高出力167PS)及びリアモーター(日立製作所製。最高出力68PS)とを統合制御するハイブリッドユニット(システム出力272PS)を搭載する。加速性能は0→100km/hが7.3秒、50→80km/hが3.5秒と、V型8気筒4Lエンジンに匹敵する動力性能を発揮する。2t近い車重を感じさせないハイパワーと低燃費(10・15モード燃費17.8km/L)を両立している。また、前述の通り、リアモーターを搭載しているため、4WD(E-Four)モデルとなる。
また、通常のガソリンモデルとの外観上の違いは、リアコンビネーションランプがLEDとなる等控えめな違いになっています。
次にハイブリッド車は、V6・3.3リットルエンジンとモーターの組み合わせから、クラウンハイブリッドなどでも採用されている2.5Lの2AR-FXE型に置換され、現行のトヨタ製ハイブリッド車で主流の「リダクション機構付THS II」の採用により燃費をリッター21.4kmに向上し、ハイブリッド車は「平成27年度燃費基準+20%」を達成しています。
また、ハイブリッド車は先代と同じく後輪にもモーターを備えているのでE-Four(4WD)になります。
対してハイブリッドモデルは、発売にあたりハイブリッド構成の刷新とガソリンエンジン車ではダウンサイジングが行なわれています。
まず、ガソリン車は、先代のV6・3.5リットルと直4・2.4リットルエンジンからバルブマチックを備えた2.0Lの3ZR-FAE型を採用するとともに、トランスミッションをCVT(Super CVT-i)に変更。さらに、アイドリングストップシステムも標準装備されました。この刷新により、ハリアー(ガソリン車)の燃費はリッター16.0kmに改善されています。
現行ハリアーハイブリッド
二代目ハリアー
二代目が10年近く販売された経緯と三代目がハイブリッド・ガソリンともにダウンサイジングされたのはレクサスRXとの関係があります。
初代RXは「高級サルーン(セダン)の乗り心地と快適性を兼ね備えたクロスオーバーSUV」として開発されましたが、当時はレクサスの販売チャンネルを国内展開する必要性がなかったため、トヨタブランドで「ハリアー」の名前で販売が開始されました。
RX450h
2009年よりフルモデルチェンジしたRXを国内に投入したため、ハリアーは2.4リットルガソリン車が残りましたが、RXは高級車としての位置づけから、エンジンはV6・3.5リットルガソリン車の「RX350」とハイブリッドモデル「RX450h」となり、ハリアーとの棲み分けを図りました。
それでもハリアーを買い求める顧客は多く、既に10年近く経過することからフルモデルチェンジを際に、ダウンサイジングを行ない、国内専用車としての地位を歩いていくことになりました。
現行ハリアーのグレードとエンジンの組み合わせはほとんどのグレードで、ガソリンエンジン車とハイブリッド車が用意されています。
価格の高い順に、
ハリアー PREMIUM “Advanced Package”
ハリアー PREMIUM
ハリアー ELEGANCE
ハリアー GRAND となっています。
となっています
ハリアー ELEGANCE
ハリアー ハイブリッド PREMIUM
外観はハリアー伝統の水平基調のプロポーションを受け継ぎつつ、クオーターピラーを前斜したほか、フロントデザインはバンパーコーナー部を後方に引くことで立体的で力強い塊感を表現するとともにシャープで彫の深い造形とした。また、LEDヘッドランプを全車標準装備し、3本のライン状に発光するクリアランスランプを備えたほか、リアコンビネーションランプは光り方にグラデーションを付けた斬新な造形とした。同時にナンバープレートを照らすランプも白色LEDになりスポーティーなデザインになった。
また、装備面では、ハリアーならではの先進性を具体化するため、センターコンソール内にQi(チー)に対応した機器であればケーブルレスで充電できる「おくだけ充電」(NTTドコモの登録商標)を備え、ガソリン車にはトヨタ車では初採用となる蓄冷エバポレーターを備えたことでアイドリングストップ時でもより長い時間冷気を車内に送ることが可能となった。
また、安全装備も、運転席からの目視だけでは確認しにくい車両周辺の状況を車両の前後左右に搭載された4台のカメラで撮影された映像を継ぎ目なく合成し、シフト操作との連動で標準装備のナビゲーション画面に真上から見たような映像が映し出され、さらに、車両の前後進行方向に左右から近づいてくる歩行者などを検知して知らせるパノラミックビューモニター(左右確認サポート付)を採用するなど、先進の安全性能も採用された一方、先代モデルに装備されていたインテリジェントAFSやエアサスペンションは3代目では装備されていない。
ハリアー・ハイブリッドの前席・インパネ
ガソリン車のメーターパネル
ハイブリッド車のメーターパネル
HARRIERパノラミックビューモニター【技術】
HARRIERプリクラッシュセーフティシステム【技術】
三代目ハリアーならびにハリアー・ハイブリッドは、2015年6月2日の一部改良により、最上位仕様の「PREMIUM Advance Package」はパノラミックビューモニターに運転席から車両を透かして外を見るような映像を表示するシースルービュー機能を追加し、SDナビゲーションシステムはT-Connect SDナビゲーションシステムに変更。また、これまでは「ELEGANCE」以上に適応されていたプリクラッシュセーフティのオプション設定を「GRAND」にも拡大適応した。ボディカラーは「ダークスチールマイカ」に替わり、「ブラッキッシュアゲハガラスフレーク(オプションカラー)」を新たに設定した。
一部改良に併せて、特別仕様車「PREMIUM Style MAUVE(モーヴ)」を発売。「PREMIUM」をベースに、インパネやドアトリムなどに専用内装色のスティールモーヴを採用したほか、随所に施されたステッチやシートベルトにダークバイオレットを、本革巻き3本スポークステアリングホイールにピアノブラック調をそれぞれ採用し、シフトパネルにファシネイトブラック(ピアノブラックをベースにした青紫色基調の淡いオーロラ模様)加飾を施し、シート表皮のメイン材にアルカンターラを採用した。
さらに、快適装備として、運転席8ウェイ・助手席4ウェイパワーシート(運転席4ウェイ電動ランバーサポート付)、マイコンプリセットドライビングポジションシステム(ステアリング・シート)、快適温熱シート(運転席・助手席)、ブラック塗装に切削光輝を施した専用18インチアルミホイールも装備した。ボディカラーには特別設定色の「レッドマイカメタリック」を含む5色を設定した。なお、「Advance Package」専用装備品を追加した「PREMIUM Advanced Package・Style MAUVE」も併せて設定される。
PREMIUM Style MAUVEの内装
G'zモデルとは、ボディ補強やねじれ対策、足回りの強化をトヨタ社内でGAZOO Racingと共同開発し、「走る、曲がる、止まる」を誰もが意のままに操る喜びをテーマに、乗り心地を犠牲にすることなく、ボディや足回りなどを徹底的にチューニングしています。
現在、G'zモデルは、ハリアーの他、マークXやプリウスα、プリウス(30系)、アクア、ヴィッツなどに設定されています。ただし、ハリアーではハイブリッドモデルにG'zの設定はなく、ガソリン車のELEGANCEをベースに発売されています。
ハリアー G'z フロント
専用グリルとエアロバンパーが採用されています。
ハリアー G'z リア
専用バンパーと専用マフラーが採用されています。
G'z専用システムスタート・ストップボタン
1.ボディ強化策として、フロント・リヤにサスペンションメンバーブレースを追加。ボディのたわみやリヤフロアパネルのねじれを抑制し、コーナーでの操縦安定性を向上させています。
2. サイドドア・バックドアに、スポット溶接を18点追加。
車両組み立ての過程で、サイドドア開口部(片側6点)とバックドア開口部(6点)に溶接点を追加し、ボディ剛性を内部から強化。高速走行やコーナリング時での安定感と安心感を向上させ、サスペンションやタイヤのポテンシャルを最大限に引き出せるボディにしています。
1.コイルスプリングのバネレートを強化(フロント約1.48倍、リヤ約1.13倍)することで荷重移動をスムーズにし、気持のいいコーナリングを実現。さらにG’s専用アブソーバーで減衰力を最適化し、電動パワーステアリング専用のチューニングも施し、意のままに操る楽しさと乗り心地を両立しています。
2.ベース車は重心が高く、一般的にスポーツ走行に不向きなSUVパッケージ。ローダウンサスペンションで車高を約35mmダウンさせ、車両の重心を下げ、コーナリング時のロールを抑え、安定性を高めています。
1.19インチ大径ハイグリップタイヤ&アルミホイールを採用。
17インチから19インチ大径ハイグリップタイヤへ変えることで、路面に対する追従性とグリップ力が向上。ステアリング操作に対する「高いレスポンス」と「優れた乗り心地」を実現しています。
また、ハイグロスブラック塗装とスポーク表面に切削加工を施したG’s専用アルミホイールが、足元をスポーティに演出します。
2. 17インチ大径・2ポットVディスクブレーキを採用。
フロントブレーキにはベース車よりインチアップした、冷却性能に優れる17インチVディスクブレーキを採用。さらに高μパッドも採用し、市街地での穏やかなブレーキングからスポーツ走行でのブレーキングまで、スポーティで安心感のある制動力を実現しています。
皆さん、ハリアーの様々な魅力に気づいてもらえましたでしょうか?
通常モデルでガソリン仕様かハイブリッド仕様で自分に合った一台を選ぶもよし、もしくは、人とは違ったハリアーに乗りたい、走りがしっかりとしたハリアーに乗りたい人はG'zを。
ハリアーは当然のことながらハイブリッドモデルのほうが自動車税や燃費の点で有利ですから、個人的にはハイブリッドモデルをお勧めします。
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