DIYで出来る社外バンパー加工から塗装までのやり方、手順紹介!
2016/04/08
kenpti
運転に慣れないうちは、バンパーをこすって傷つけてしまう経験、1度くらいはありますよね?見た目はカッコ悪くなるし、業者に補修を頼むと修理代も結構な金額がかかります。しかしバンパー補修は自分でもできるのです!市販の補修材料を使って、直してみましょう!
バンパーのすり傷は浅い傷であればコンパウンドで磨く程度できれいに直りますし、小さなキズならタッチペンでも補修できます。しかし写真のように傷が深く広範囲に及ぶ場合は、本格的な補修が必要です。
バンパー 補修
バンパーの深い擦り傷でも、自分で補修することは可能です。
バンパー補修は業者に依頼するのが確実で、もっともキレイに仕上がります。しかし補修する予算がなかったり、あまり年式が古くて完璧な綺麗さを求めていない場合は、自分で補修してしまうのも手です。ここでは自分で補修する方法を紹介します。
バンパーが傷ついたまま塗装しても、傷の形が残ってしまい、あまりキレイに仕上がりません。まずはしっかりとした下地作りが必要です。まずはバンパーを傷を取り除き、平滑な状態に戻します。しっかりとした下地を作っていきましょう。
バンパー補修1−1
バンパー補修のスタートは、まずペーパーがけからはじめます。
市販の耐水ペーパーを使用し、バンパーの傷を削り取っていきます。最初は240番からスタートし、400番、600番、1000番と番手を変えていきましょう。写真のようにスポンジのブロックにペーパーを巻きつけてから削るとよりキレイに仕上がります。
バンパー補修1−2
このようにバンパーの傷を削り落とし、表面が平滑になったらOKです。ペーパーがけでも直らない深い傷は、パテ埋めして対応します。
バンパー補修1−3
バンパー補修用パテ レジェンドワン
中部化研工業の『Legend.I バンパーパテ』は、足付けができないためパテが密着しにくいPP(ポリプロピレン)製バンパーに対応した樹脂パーツ用パテです。柔軟性を持たせることで、PPをはじめウレタンやFRP(ガラス繊維強化樹脂)にも強力密着。軽量化することで厚付けも可能にしました。
<使用方法>
パテ100に対し1.5~3%の割合で専用の硬化剤を混ぜた後、4~8分以内に盛り付け、約50℃で5~10分間強制乾燥させます。容量は600g
バンパーなど、樹脂素材の補修に適したパテです。
バンパー補修1−4
深い傷を埋めて、全体をカバーするようにパテを埋めます。
バンパーのすり傷部分全体が埋まるようにパテを埋めます。硬化するのに数時間、できればまる1日置いておくとベターです。
バンパー補修1−5
パテが乾燥したら、ペーパーで表面を平滑に削ります。
パテが完全に硬化したら、再び耐水ペーパーで表面を平滑にします。400番、600番、1000番と、徐々にペーパーの目を細かくして、表面がつるつるになるように仕上げていきます。これで下地は完成です。
続いてはバンパーを塗装します。ボンネット内に記載されたカラー番号を調べて、ボディカラーと同じスプレーカラーを用意します。また塗装する前には、バンパーの塗装面の油分やゴミなどをしっかり取り除いておきます。
バンパー補修2−1
補修した後の油分やホコリなどの除去に効果的なのがシリコンオフです。バンパー表面を強力に脱脂して、塗料の食いつきを良くするスプレーです。使用方法は塗装面にスプレーしてウエスで拭きあげるだけです。
続いてはバンパーを補修した塗料がボディに飛び散らないようにしっかりとマスキングします。スプレー塗料は広範囲に飛び散るので、バンパーの境目だけでなく、ボディ全体を覆うようにマスキングしましょう。
バンパー補修2−2
マスキングはボディ全体をしっかりとカバーします。特にバンパーの境目周辺は、隙間がないようにしっかりとマスキングテープを貼っておきます。
わずか数センチの傷の補修なのに、おおげさに思えるかもしれませんが、スプレー塗料は数メートル先まで飛び散るため、マスキングは完璧に行っておかないと、塗装ミストがボディに付着してザラザラのボディになってしまいます。必ず後で後悔することになりますので、マスキングは確実に行いましょう。
バンパー補修2−3
スプレー塗料でバンパーを塗装します。
スプレー塗料を使うときはバンパー補修箇所から30センチ程度離して、手首のスナップをきかせるように「シュッ、シュッ」と断続的に、リズミカルにスプレーします。スプレーを動かさず、一点を集中してスプレーすると塗料がタレてムラができますので注意してください。
塗料がバンパーに定着し、完全に乾くまで、1週間ほど時間を置いたら最後は仕上げ作業を行います。
バンパー補修3−1
塗装が終わったらマスキングテープをはがし、1週間程度乾燥させます。完全硬化したら、磨き仕上げを行いましょう!
コンパウンドを使用して、ウエスでしっかり磨いていきます。艶が出たら、作業完了です。
いかがでしたか?
バンパーの補修は時間も手間もかかりますが、
やり方さえ分かれば、誰にでもできるような簡単な作業です。
業者に依頼すれば数万円かかる修理費用も、自分でやれば材料費の数千円で済みます。
なによりクルマへの愛着も、さらに増すことになるでしょう。
みなさんもぜひバンパー補修にチャレンジしてみてください。
それでは最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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