うっかりやってしまったバンパーの傷 大丈夫!自分で直せますよ!
2016/05/03
fuku-maru
社外バンパーをつけるのはいいけど同じバンパー、塗装しているのを見るとどうしても真似されたようで嫌だ、しかしプロに頼むと結構な料金がかかってしまう。今回はそんな悩みを解決できるよう自分で出来る社外バンパー加工から塗装までの手順を紹介していきたいと思います。
まずは加工するベースとなるバンパーを用意しなくては話しになりません。
自分がかっこいいと思ったバンパーを用意します、塗装の色は後から塗装するのでどんな色でも問題ありませんので大丈夫です。
加工のイメージは今後の形に関わってくるのでしっかりと行いましょう、バンパーの気に入らない部分をどのように加工するか他のバンパーのかっこいい所を作りたいなどしっかりとしたイメージを作る事で完成度の高いバンパーができます。
頭でイメージしただけではどうしても限界があるので紙とペンを用意してイメージ図を書いてみるとより完成度が高いバンパーができます。
イメージを作りましたらいよいよ加工の段階です。
まず加工したい部分に印をつけて周りを養生して加工します。
邪魔な所、作り直したい所は切り取ってしまいます。
塗装を綺麗にするためにこの段階で加工しない部分は養生しておきます。
万が一大きな傷を作ってしまったら塗装の前に直さなければいけなくなるので二度手間になってしまいますので気をつけます。
FRPと言われてもピンとこない人もいると思います。
FRPというのは強化プラスチックと言って普通のプラスチックよりも硬いプラスチックになります。
しかし初めはドロドロとした液体です、硬化材を混ぜ合わせガラス繊維に塗ると固くなるのがFRPになります。
社外バンパーはほぼFRPでできているため同じ素材を使う事で粘着性を高めます。
接着したい部分を仮固定しガラスマットを貼り付けます、樹液に硬化材を入れてハケやローラーで少しずつ塗っていきます、周りに垂らしたりしてしまうと塗装の時にひどいのでしっかりとバンパーを養生します。
ここでFRPの断面を軽く削り成型作業に入ります、しかしこの後にパテを盛るので大体の研磨で十分です。
なぜパテを盛るのに研磨するのかというとパテの作業を少しでもしやすくするためなのでしっかりとやります。
研磨作業が終わりましたら次はパテを用意します。
パテにも種類があり状況に応じて使い分けをしますが社外バンパー加工の際は厚付け、中目、細目の三種類あれば十分かと思います。
厚付けパテは厚く盛れるので成型がしやすいのでここで形にしてしまいます、イメージ図をよく見ながらパテを盛りすぎないように盛ります、盛りすぎると削るのが大変です。
盛って乾燥させ乾きましたら100番〜240番のペーパーで研磨し成型します、この時に巣穴などは気にしません。
厚付けパテでの成型が終わりましたら次は中間パテでバンパーをなめらかに整えます、この時点で仕上がりよりも少しパテが少ないかなと思うくらいにしていると塗装の際にうまくいきやすいです。
中間パテは中目というものを使用し厚さは2ミリほどしか盛れませんので注意が必要です。
盛りすぎるとあとで割れてきますので気をつけながら盛ります。
中間パテは360番辺りのペーパーでしっかりと研磨します。
形を整えましたら仕上げパテを盛ります、これも厚さ2程度なのであまり波ができないように気をつけて盛ります。
成型されているので比較的楽に盛れます、研磨する際は600番辺りで丁寧に研磨します。
研磨する際に十字の動きをしながら研磨すると塗装の仕上がりが良くなります。
サフェーサーとは塗装をうまく仕上げる為の下処理です、サフェーサーをするのとしないのでは仕上がりが全然違います。
まず脱脂と掃除です。
バンパーを全体的に塗装しますのでバンパーすべてを綺麗にします。
掃除と言いましてもゴミやホコリを取り除く程度で構いません、ゴミなどが付着していると塗装した際に凸凹になってしまい仕上がりの悪い塗装になってしまいます。
脱脂は必ず行うようにします、油分が少しでもあると塗料が乗りにくくなり剥がれやひび割れの原因になります。
これは塗装の基本ですが、塗装をする際は何回かに分けて少しずつ少しずつ塗装していきます。
塗る前にボカシ剤というものを軽くバンパー全体に吹くとサフェーサーを塗装した際にうまく塗装できます。
少し塗って軽く乾かしを繰り返して液だれしないように注意してください。
特にバンパーなどは真っ平らではないので全体的に均等を意識しながら塗装します。
塗装を終えましたらバンパー全体の研磨作業になります、800番のペーパーでバンパーの表面のザラザラがツルツルになるまで研磨します。
サフェーサー塗装が終わり、完全に乾燥させましたらいよいよ本塗装です。
塗装はデリケートなのでしっかりと下処理を行わないといけません。
サフェーサーの段階と同じく掃除、脱脂をしっかり行い、ボカシ剤を吹き塗装していきます。
塗装の際に曲がりの部分などはゆっくり少しずつ塗ります、軽く色がつくくらい塗装して軽く乾かしをゆっくり繰り返しバンパー全体を塗装していきます。
塗装が終わりましたら最後にバンパーに光沢を持たせるためにクリアでコーティングしてしまいます。
クリアも塗装の一種なので下処理を行いバンパーの光沢を見ながら吹いていきます。
クリアが乾きましたらバンパー加工は終わりなのですが更に鏡面仕上げにするために磨きます、コンパウンドとポリッシャーという機会を用意し、ひたすらバンパーを磨いていきバンパーが鏡のように輝きましたら完成です。
いかがでしたか?バンパー加工は根気です技術はもちろんですが一番大事なのは諦めない心です。プロに頼むよりもコストが抑えられ何より自分で作ったという達成感がありますので自作したいという方はこの記事を参考にしていただけたらと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局