2015/11/15
YMOTOHASHI
ホンダが提唱した「クリエイティブ・ムーバー(生活創造車)」の第1弾として発売された初代から現在の5代目に至るまでずっとヒットを続けており、ホンダの基幹車種のひとつに位置付けられている「ホンダオデッセイ」。ここではホンダオデッセイの概要説明や評価をしていきます。
まずはじめに、ファミリーに大人気のワンボックス「ホンダオデッセイ」とはどのようなクルマなのか??
ここでホンダオデッセイについて軽く説明したいと思います。
5代目オデッセイでは3代目以来の設計思想となる「超低床プラットフォーム」が大幅に刷新されました。フロアの骨格構造はもちろん、フロア下の燃料タンクの薄型化や排気システムのレイアウトの工夫等によって低床化を徹底したことで、セカンドシートのステップ位置で高さを先代モデルから60mm下げた300mmとしたことで優れた乗降性を実現すると同時に、全高を140-150mm上げて室内空間を大幅に向上させましたが、これは、上述の超低床プラットフォームの採用により、全高を高めてもオデッセイらしい走りを実現できると判断したためです。また、高性能なエンジンを予感させる大開口タイプのメッキフロントグリルを採用し、「アブソルート」はフロントメッキグリルの真下に力強い造形のメッキバーを3本配置し、エアロバンパーやドアロアガーニッシュの下部にクローム調モールを配置しました。また、リアのエンブレムはバックドアガーニッシュ上に移動して一体成型デザインとなりました。
インテリアについては、インパネにはソフトパッドを採用しました。また2列目・3列目のヘッドクリアランスをラージクラスと同等レベルのゆとりを持たせ、タンデムディスタンスや室内幅も拡大されました。3列目シートは3人掛けでリクライニング構造を3分割にし、左右席と中央席でリクライニング角度を変えることで各乗員の肩に触れることなく3名が座れるように工夫されました。2列目シートは乗員人数によって異なり、従来からの7人乗り仕様はシートバックを倒すと連動でシートクッション前面が最適な角度に持ち上がって優しくホールドするとともに、内蔵式オットマン・中折れ機構付シートバック・ロングスライド機構を備えたプレミアムクレードルシートが採用されました。新設の8人乗り仕様は、6:4分割スライドシートを採用しています。なお、「G」と「ABSOLUTE」のFF車は7人乗り仕様・8人乗り仕様の選択が可能で、EX系は7人乗り仕様のみ、「B」のFF車及び全グレードの4WD車は8人乗り仕様のみの設定です。
また、エンジンについては次世代環境技術「EARTH DREAMS TECHNOLOGY(アース・ドリームス・テクノロジー)」を投入し、エンジン骨格から刷新された新開発のK24W型が採用されました。「アブソルート」は、これまでのプレミアムガソリン仕様から無鉛レギュラーガソリン仕様に変更しましたが、同型エンジンを直噴化することによって、出力が標準の175PSから190PS(4WDは185PS)に向上しました。組み合わされるトランスミッションは、徹底的に高効率化を追求した新開発のCVTとなり、併せて、ドライブ・バイ・ワイヤとCVTの協調制御によりリニアな加速フィールを実現した「G-design Shift」も採用されました。「アブソルート」はマニュアル感覚の変速操作が楽しめる7スピードモード+パドルシフトが備わっています。なお、燃費も向上されたことで、「B」は「平成27年度燃費基準」を、「B」を除くFF車・8人乗り仕様と4WD車は「平成27年度燃費基準+10%」を、FF車・7人乗り仕様は「平成27年度燃費基準+20%」をそれぞれ達成したのです。
足回りについては、プラットフォームの刷新に伴い、形式を大幅に変更した。アームやロッド類などの剛性を強化し、前後にZFザックス製の振幅感応型ダンパーを採用して操縦安定性と快適な乗り心地を高いレベルで両立させることに成功しました。その他、液封コンプライアンスブッシュの採用、リアダンパーマウントを入力分離式に、バネ下重量の低減など改良箇所は多岐にわたるようです。
装備面については、3代目フィットで初採用された、約30km/h以下で走行時にレーザーレーダーで前方車両を検知し、自動ブレーキによる支援で衝突の回避や軽減を図る「低速域衝突軽減ブレーキ」と前方に障害物がある状況でアクセルペダルを踏み込んだ場合に急な発進を防止する「誤発進抑制機能」で構成される「シティブレーキアクティブシステム」に1列目シート用i-サイドエアバッグシステムとサイドカーテンエアバッグシステムをセットにした「あんしんパッケージ」を新たに設定(「G・EX」、「ABSOLUTE(FF車・7人乗り仕様/4WD車)」、「ABSOLUTE・EX」は標準装備、「ABSOLUTE」のFF車・8人乗り仕様と「G」はメーカーオプション)するとともに、EX系は、アコードハイブリッドにも採用されたミリ波レーダーを用いて検知し、衝突の危険がある場合に表示や音で警報を知らせ、さらに接近すると自動でブレーキをかけて衝突回避や被害軽減を図る「衝突軽減ブレーキ(CMBS、E-プリテンショナー付)」をメーカーオプションに設定(CMBSを装備した場合、「シティブレーキアクティブシステム」が非装備となる)。なお、オデッセイ用のCMBSはミリ波レーダーの検知幅を拡大したことで対向車線を走る車両にも対応し、さらに、ステアリングによる回避操作をアシストするステアリング制御機能や誤発進抑制機能も備えた進化型となる。さらに、「G・EX」・「ABSOLUTE」・「ABSOLUTE・EX」にはカメラで駐車枠を自動認識し、バックや縦列での駐車時にステアリングが自動で回転して運転操作をアシストする「Hondaスマートパーキングアシストシステム」もメーカーオプションに設定しました。
続いて、走行性能に関する評価を見ていきましょう!
購入者の声
・高速走行での走破性は抜群に良いです。直進安定性もよくACCとLKASの機能を使うと遠乗りも非常に楽です。
・車体の大きさを感じさせない走行性です。一回り小さいカローラからの乗り換えですがすぐになれました。高速走行に関してはさらに秀でており、長時間運転しても全く疲れないです。まさしくオデッセイ=長い旅の名前に嘘偽りない作りです。
・他のミニバンでは感じられないハンドリングの良さで、オデッセイにして良かったと感じられる部分です。足回りも特に硬いようには感じられませんが、他社のミニバンからすれば明らかに違いを感じるかもしれません。
上記のとおり、オデッセイ購入者の評価はとても良いものでした。長時間乗っていても疲れないという評価がやはり目立っており、家族旅行などで遠出する際も疲れ知らずですね!
今度は、ファミリーで所有するとなると一番気になる燃費に関する評価です。
こちらも実際の購入者による評価を見ていきましょう!
ちなみに、ホンダの公式に公表している燃費は14.0㎞/L~12.6㎞/Lです。
気になる実燃費は・・・!?
・街乗り8km/L 高速では12km/L
・通勤の往復40㌔走行で約11㌔、高速走行すると14~15㌔ってとこなので、このクラスのクルマでは十分だと思ってます。ガソリンもレギュラー仕様になってお財布にも優しくなりました。
・市街地走行でリッター8km、郊外10km、長距離で12kmくらい(満タン法)。タンク容量が55Lとこのクラスでは少ないので、長距離走る時は気を付けるようにしています。
・高速13㌔街乗り9㌔近場買い物6㌔。こんな感じで、まずまずです。
オデッセイの大きさからすると、燃費はいいほうだ、満足している、という声が多く見られました。
また、ハイオクではなくレギュラーガソリンになったという点も好評のようです。
長旅をするとなると気になってくるのが乗り心地ですよね。
ここからは乗り心地に関する評価をまとめます!
・究極のドライバーズカー。運転することがとても楽しい車です。2列目に乗ると低速では左右の揺さぶりを感じることがあります。
・車内の静粛性は実に高く、足回りも絶妙な硬さです。凹凸に対しても変な跳ね返りも沈み込みもなく的確に路面を捉え軽くいなしてくれます。
・高速の滑らかな路面を走っている時は、静かに滑るように走ります。まさに上質な乗り心地だと思います。ただ低速で荒れた道路を走行する時はそれなりに揺すられる感じです。ただ不快になるレベルの突き上げ感はあまり感じません。ふわふわした揺すられ感よりは好きな感じです。
・一人でワインディングロードを走ってるときは楽しいの一言。街中でも狙ったラインをきれいに走れます。
・硬めの足回りが非常に心地よいです。ただ連続して首都高の繋ぎ目を走行すると
若干突き上げ感が来ますが、我慢出来ないほどではありません。
乗り心地に関しては、足回りが少し硬いといった評価が目立っているように思います。
しかしこれも人により好き嫌いがあり、このくらい硬いほうがいいという人やこのくらいなら我慢できるという人、反対にこれで長距離は体が痛いといった評価もありました。
乗り心地に関しては、試乗なさってみるのが一番良いかもしれません。
広い車内、3列シートで人も乗れれば荷物もたくさん積むことが出来る!
走りもワンボックスとは思えない走りで楽をしながら楽しめる!
車体が大きい割に燃費は良くてガソリンもハイオクでなくレギュラー!
人に優しく財布に優しく環境にも優しい、オデッセイはそんな素敵なクルマなのです。
いかがでしたか?
ホンダオデッセイは主にファミリーに人気で高評価を得ているようでした。
もしあなたがファミリーカーでお悩みでしたら、是非これらの評価を参考にして考えてみてくださいね。
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