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自動速度取締機オービスをご存知ですか?オービスの回避方法とは?

道路のいたるところにある自動速度取締機オービス。オービスに速度違反で検挙された場合どうなるのでしょうか?さらに、オービスの種類やオービスはどうやって回避するのか、などオービスについて詳しく紹介します。車を運転する方は特にチェックしておきましょう!

自動速度取締機オービス

自動速度違反取締機オービスは、道路を走行する車両の速度違反を自動的に取り締まる装置です。オービスはラテン語で「眼」を意味し、アメリカのボーイング社で開発されました。警察の隠語から「ネズミ捕り機」などと俗称されることも。

オービス

オービスは主に、幹線道路や高速道路、事故多発区間、さらに速度超過違反が多発している道路などに設置されており、制限速度を大幅にオーバーしている車を検知して、その車両の速度を記録し、ナンバープレートや運転手を撮影します。

オービスに撮影されるとどうなる?

撮影されると?

もしオービスに速度超過で撮影されてしまうと、このような出頭通知書が警察から送られてきます。撮影の瞬間は多くの場合、オービスが赤く発光します。これは、速度超過で検挙対象になったと運転者に知らせるために、あえてフラッシュを焚くように設計してあるようです。

光るオービス

出頭期間はフィルム式であれば2か月程度、データ伝送方式だと2週間~1か月以内に出頭通知が届きます。またこれらは一般的な場合であり、速度超過で撮影されてから半年後に出頭要請が届いた例もあります。ただし必ずしも出頭要請があるわけではなく、撮影されても、出頭要請がないまま音沙汰なしというケースもあるようです。

オービスはどの程度の速度で反応する?

時速何キロまでOK?

それではオービスはどのくらいの速度で反応するのでしょうか?一般的には、一般道で30㎞/h以上の速度超過、高速道路では40㎞/h以上の速度超過で撮影されるといわれています。これは都道府県によって、違いがある場合もあるようです。

例えば、50㎞/hの速度超過から作動する場所もあり、首都高速に設置されているオービスに関しては、ほとんどが110㎞/h以上(制限速度60㎞/hだとして50㎞/h以上の速度オーバー)で検挙対象になるようです。

オービスの種類

レーダー式オービス

このレーダー式オービスは、車両に対して電波を照射し、反射した電波の周波数から速度を計算します。中央分離帯や路肩に撮影装置、その10mほど前方の道路上にレーダーのアンテナが設置されています。レーダー式オービスは、オービスの中で最も歴史があるだけに欠点も多く、フィルム切れが起こってしまう、雨天時や車間距離が詰まってると反射波の受信が困難で誤測定してしまうといったこともあります。そのため数が激減しているようですが、高速道路ではまだ多く活躍しているようです。

ループコイル式オービス

道路の中にループコイルが埋められており、その上を通過する車の磁界によって速度を測定し、速度超過した車を検挙します。カメラは中央分離帯や側道に設置してあります。ループコイル式オービスは、高速道路での採用率が高く首都高速に多く設置してありますが、雪に弱いので積雪地域にはあまり設置されていません。

Hシステムオービス

こちらは最も多く設置されているオービスです。「電子画像撮影・伝送方式」と呼ばれ、撮影した瞬間デジタルデータを通信回線を通じて管理センターに伝送します。そのため、従来オービスの欠点であったフィルム切れはなくなりました。積雪地方では、こちらのHシステムのオービスが主流なようです。

LHシステムオービス

ループコイル式Hシステムとも呼ばれるこちらのオービスは、Hシステムが速度計測にレーダーを使うのに対し、LHシステムは地中に埋められているループコイルを利用します。また、Hシステム同様デジタルカメラで撮影された写真を瞬時に管理センターに伝送するようになっています。

移動式オービス

一番厄介なこの移動式オービス。ワゴン車の警察車両やパトカーなどで、積載・搬送しどこにでも設置・撤去できるオービスです。測定方法の大半はレーダー式で、他には光電と光電管を設置して速度を測定する光電管式も増えつつあります。事前に警告看板がされているオービスですが、この移動式オービスは警告看板が小さく簡易的に設置されているため、特に夜間では事前確認が困難となります。

どうやってオービスを回避すればいいの?

オービスの回避方法

どのオービスにも必ず事前警告看板というのが設置されています。この看板は、オービスが設置してある路線にあるので、注意深く看板を見ていればオービスに速度違反で検挙されることはありません。この看板に気付く程度の適切な速度で走ることを心がけましょう。

レーダー探知機参考動画

また、レーダー探知機を使うとオービスを回避しやすくなります。このレーダー探知機は、オービスが近づくと警告音を発して注意を促します。最新型のレーダー探知機では発見しづらい移動式オービスにも有効となり、GPS機能付きであればレーダー式じゃないループコイル式のオービスも探知できるので、オービス対策には非常に効果があります。

自動速度取締機オービスに気を付けましょう

自動速度取締機オービスについて紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

車を運転する方なら誰しもが気を付けなければならない制限速度。オービスに注意するのはもちろんですが、なるべく普段から速度に注意して安全運転を心がけましょう!

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