2016/09/25
るおう
オービスは高速道路だけに設置されていると思いがちですが、一般道にも設置されているんです。今回はそんなオービスについて徹底的に調べてみました。オービスの種類からオービスが反応する速度など。このまとめを読んで高速道路、一般道でオービスに撮られないようにしましょう。
高速道路で良く目にするオービスですが、オービスについてどのくらいご存知でしょうか。
まずはじめにオービスについてご説明したいと思います。
高速道路 オービス
オービスとは通称で正式名称は自動速度違反取締装置といいます。
その名の通り道路を走行する車両の速度違反を自動的に取り締まる装置でアメリカのボーイング社で開発されました。
ボーイング社というと飛行機というイメージが強いので、オービスの開発もおこなっていたとは驚きですね。
ちなみに通称であるオービスはボーイング社の商標でありラテン語で「眼」を意味しています。
高速道路 オービス
厳密にはボーイング社もしくはライセンスを受けた東京航空計器以外が作った取締機をオービスと呼ぶのは誤りとなりますが、取締機全般の通称としてオービスという言葉が使われています。
なお、警察の隠語では「ネズミ捕り機」とも呼ばれています。
一言でオービスといってもいくつかの種類があり、それぞれに特色があります。
ここではそんなオービスの種類についてご紹介いたします。
高速道路 オービス
レーダー式は最も古いオービスです。
速度を検知するレーダー波を出しており、このレーダーで速度違反を感知すると道路脇に設定されているカメラで撮影します。
高速道路 オービス
Hシステムのオービスは独特な形状から「はんぺん」、「豆腐」などと呼ばれることもあります。
高速道路以外に国道などの幹線道路でも古くから採用されています。
上部の白い機器が下を通過する車の速度を測定し、速度違反をすると脇のカメラが撮影します。
高速道路 オービス
ループコイル式のオービスは道路に埋め込んだループコイルで速度を測定します。
主に大型道路に設置されており、各車線の違反車両を個別に検知、撮影します。
レーダー式に比べ、精度が高いという特徴があります。
高速道路 オービス
見た目はHシステムに似ていますが、速度検知はループコイル式と同様の機器で行ないます。
そのため、複数車両が重なっている状態でも全車両の速度を精確に検知します。
高速道路 オービス
光電管式オービスは最新式オービスの一つです。
道路の左右に速度測定用の光の発信器と反射板が向かい合わせに配置されており、道路を反射する形で特殊な光を出しそこを通過する車の速度を計測します。
高速道路 オービス
移動式オービスは高速道路ではなく一般道で利用されることが多いです。
というのも1BOXカーなどにカメラ装置と速度検知装置を搭載し、常に場所を移動して撮影を行なうからです。
高速道路、一般道に設置されているオービスには色々なタイプがあることをお分かりいただけたと思います。
では高速道路、一般道を走行中に何kmのスピード超過をするとオービスは反応するのでしょうか。
高速道路 オービス
高速道路に限らず一般道路でもオービスは10kmくらいのオーバーであれば反応しないといわれています。
オービスが反応するのは「一発で免停になる速度」と言われており、高速道路で40kmオーバー、一般道路では30kmオーバー以上で反応することが多いようです。
高速道路で40km、一般道で30kmオーバーはかなり危険な運転となりますのでオービスが反応してしまうのも当然ですね。
高速道路や一般道でオービスに撮られると一発免停の可能性が高いです。
となるとオービスに撮られないためにオービスがある場所を事前に知りたくなりますよね。
お気づきの方も多いかもしれませんがオービスを設置している道路には必ず「自動車速度取締器設置路線」などと書かれた警告板が置かれています。
高速道路 オービス
ですが、「他の車両が陰になり警告板が見えない」、「夜間で警告板が見えない」という可能性もあります。高速道路では運転に集中していて周囲を見る余裕がないという方もいるでしょう。
そんな時のためにGPS搭載レーダー探知機を車に用意するという方法もあります。
高速道路 オービス
これはオービスが速度の測定のために発しているレーダーを探知してオービスがあることを通知してくれるものなので、ループコイル式やLHコイル式のオービスを探知することは出来ません。
その他、インターネットで「オービス 位置」と検索すると全国のオービスの位置を知ることができるサイトがいくつかヒットします。
車で出かける前に今日走る高速道路や一般道でオービスがあるポイントを確認しておくのも良いかもしれません。
高速道路 オービス
オービスについてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
高速道路 オービス
オービスには色々な種類があること、オービスの位置を事前に知る方法などをお分かりいただけましたでしょうか。
空いているときの高速道路ではスピードを出しすぎてしまいがちですので、オービスに撮られる可能性もそれだけ高くなります。
万が一、オービスに撮られてしまうと警察署への出頭通知が送られてきて罰金を支払うこととなります。
オービスがある、ないに関わらずスピードを出しすぎないで安全運転するようにして下さい。
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