ワイパーから音がする!?気になるビビり音についてまとめてみました
2016/05/01
みーこ11
様々なエンジンがある中で一際異彩を放つ、ロータリーエンジンですが、そのエキゾーストノート(排気音)も他のエンジンの音とは異なった魅力的なものになっています。そこで今回は、ロータリーエンジンの放つエンジン音について例を挙げて紹介していきたいと思います!
ロータリーエンジン(ヴァンケルエンジン)
ロータリーエンジンは本来ローターがハウジング内を燃焼サイクルとともに回転するエンジン全体のことを指しますが、ここでは1957年にフェリクス・ヴァンケルによって発明された、ペリトロコイド曲線のハウジング内をルーローの三角形型のローターが回転するヴァンケルエンジンのことをロータリーエンジンと呼びます。
ロータリーエンジンの内部構造をCGで再現
ロータリーエンジンの動作の仕組みが視覚的に理解できます。
もともとロータリーエンジンは、フェリクス・ヴァンケルとドイツのNSU社によって開発されていましたが、NSU社と技術提携した日本のマツダによってさらに開発が進められ、初代コスモスポーツを皮切りに幾つかの車種に搭載されました。
マツダ コスモスポーツ
ロータリーエンジンには様々な特徴がありますが、特徴的なのはそのエンジン音です。
ロータリーエンジンは、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどのレシプロエンジンとその構造の違いから異なった音を出します。その特徴的な音は、ロータリーサウンドなどと呼ばれ、多くの人を魅了してきました。
次は、幾つかのロータリーエンジン搭載車のエンジン音を聞いてみましょう!
マツダ RX-7
RX-7は、アンフィニ系のディーラーで販売されていたロータリーエンジン搭載車で、FD3Sはその第3世代です。FD3Sは、RX-7の中でも根強い人気を誇っています。
搭載されているエンジンは「13B-REW」と呼ばれる、2ローターで総排気量1,308cc(654×2)のロータリーエンジンです。ロータリーエンジンは自動車税法上で排気量計算をするときに排気量を1.5倍するため、税法上は1,962ccとなります。
では実際にRX-7のエンジン音を聞いてみましょう。
RX-7ロータリーサウンド(2) 早朝の峠
RX-7のエンジンの始動音から加速するまでの音を聞くことができます。
いかがでしょうか?
エンジンの始動音もアイドリング音も低音が心地よいですね。
マツダ RX-8
RX-8は、先ほど紹介したRX-7の事実上の後継車で、「RENESIS(13B-MSP)」というロータリーエンジンが搭載されました。排気量は654cc×2で1,308ccです。
4人乗りのファミリーカーとして開発された4ドアクーペですが、スポーツカーとして軽快さを失わないために、ドアが観音開きする「フリースタイルドア」を採用しています。
次は、RX-8のエンジン音です。
RX-8 最高のマツダロータリーエンジンサウンド
RX-8のエンジンをふかした音や走行中の音を聞くことができます。
アクセルを踏んだ時の唸るような音や、加速時の滑らかに伸びていくエンジン音がなんとも言えず、たまらないですね。
マツダ 787B
787Bは、マツダが1991年のル・マン24時間レースに出場するために開発した、ロータリーエンジンを搭載しているレーシングカーです。またその中でも55号車はル・マン24時間レースで見事優勝し、ロータリーエンジンを搭載した唯一のル・マン優勝車です。
R26B
787Bは、R26Bという4ローターで総排気量2,616cc(654×4)のロータリーエンジンを搭載していました。
そのロータリーエンジンによる甲高いエキゾーストノートは、「狼がないているようだ」と形容されたそうです。
では、787Bのエンジン音を聞いてみてください。
マツダ787B あまりの快音に観客から拍手
787Bが鈴鹿サーキットで走行した時の音です。
ガソリンエンジンを搭載した他のレーシングカーの音と比べて、ロータリーエンジンの甲高い音が聞いていて爽快ですね!
RX-VISION
次世代ロータリーエンジン搭載コンセプトカーです。
今回は、ロータリーエンジンの音について聞いてきましたがいかがだったでしょうか?
やはりロータリーエンジンの音には、人を魅了する何かがある気がしますね。
これからもロータリーエンジンのさらなる発展とロータリーエンジン搭載車の復活が期待されます!
ここまで、ご覧いただき、また聞いていただいてありがとうございました!
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