ポルシェの美しきスポーツクーペ ポルシェ ケイマンをレビュー
2016/02/17
里ちゅーん
ケイマンが発売されて10年目、ようやくミッドシップのポルシェにgtの名が付けられたモデルケイマンgt4が登場しました。911譲りの3.8Lエンジンを搭載したgt4はその名にふさわしいモデルなのでしょうか?今回はケイマンgt4の実力と魅力について調べてみました。
ケイマン gt4
ポルシェ ケイマンは、2005年にボクスターからの派生した2人乗りのミッドシップクーペモデルとして発表されました。その後、2009年にビッグマイナーチェンジを経て、2013年にモデルチェンジし、ケイマン gtsが追加、2015年に、ケイマン gt4が発表されました。
ケイマン gt4は、911カレラSの3.8Lエンジンに6速マニュアルの組み合わせており、サーキット走行も視野にチューニングされたモデルです。
ケイマン gt4
・全長 4,438mm
・全幅 1,817mm
・全高 1,266mm
・ホイールベース 2,484mm
それでは早速、ケイマン gt4を性能・デザイン・価格など、レビューも交えながら、様々な面から見ていきましょう!
水平対向6気筒DOHCエンジン
総排気量 3,799cc
最高出力 385ps / 7,400rpm
最大トルク 42.8kgm/4750-6000rpm
ケイマン gt4は、295km/h、0-100km/h加速タイムは4.4秒で到達します。
ケイマン gt4のフロントサスペンションは、多くのパーツが911GT3から流用されており、調整式サスペンションが採用されています。リアサスペンションは911用のマルチリンクに変更、ジオメトリーの見直しとリンクの強化、さらにダンパーやスプリングも変更され、パワーアップしたエンジンに見合うセッテイングが施されています。
ケイマン gt4に標準装備されるブレーキは、gtsに装着されるものよりも大容量化し、一部パーツを911 gt3から流用したgt4専用品が装着されています。また、オプションでセラミックディスクを備え、驚異的な制動能力を持つポルシェセラミックコンポジットブレーキ(PCCB)も装備できます。
では、ケイマン gt4のレビュー記事を見てみましょう!
かくして、3.8リッターユニットがもたらす加速は、もちろん強力そのもの。同時に、レッドラインの引かれた7,600rpmまで小気味良く伸びる高回転・高出力型特性の持ち主であるのも確かだが、その裏で「欲をいえば、回転が高まるほどに増す切れ味感がもう少し欲しいかな――」と贅沢な気持ちも芽生えるのは、やはりどこかで911GT3用の心臓と比べてしまうからだろうか?
ファットでハイグリップなタイヤを装着するがゆえに、横方向からの入力も極めて大きくなっているはずなのに、gt4は四輪ストラットサスペンションの持ち主とは思えないほどに、しっかりと狙ったラインを毎周正確にトレースしてくれる。軽くテールが流れても、むしろ「S」グレード以上にコントロールが楽と思えたのは、恐らくはまず、そんな剛性の高いサスペンションあってこそ……と、そんなイメージができるほどだ。
ケイマン gt4の運動性能は概ね高評価のようですね。バランスのいいミッドシップレイアウトにレスポンスのいいフラット6エンジンの組み合わせとサスペンションを含むシャシー、サスペンションのセッティングは、サーキット走行をも可能にするポテンシャルを持っているようです。
ケイマン gt4のフロントバンパーには、大きな3つのインテークとリップスポイラーを装備、さらにボンネットの先端にはエアアウトレットが設けられています。リアにはアルミ製ブラケットで固定された可変ウイングを装着。サイドブレードも装着されています。
ケイマン gt4のシフトノブは他のケイマンより20mm短縮され、ショートストロークでより早いシフト操作ができるようになっています。
ケイマン gt4には軽量であることをイメージさせるベルト式のドアオープナーが装着されています。
それでは気になるケイマン gt4の価格を見ていきましょう!
ケイマン gt4 クラブスポーツ
ケイマン gt4をベースに、ポルシェモータースポーツで組み立てられ、サーキット専用モデルとした、ケイマン GT4 クラブスポーツが発表され、2016年後半から2017年シーズンにレース参戦を予定しています。
ケイマン gt4の価格は以下の通りです。
ケイマン gt4 10,640,000円(税込)
ケイマン
ケイマンにはgt4以外にも、ケイマン、ケイマン s、ケイマン gtsの4つのグレードを展開しています。
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