長年愛され続ける名車フェアレディZの気になる燃費を大分析！

フェアレディＺの名前の由来は、当時日産自動車の社長であった川又克二氏が、クルマにも洗練されてゆく美しさを求めて、自身が感銘を受けたブロードウェイミュージカルの「マイ・フェア・レディ」の「FAIRLADY＝貴婦人」と、アルファベットの最後の文字で究極を意味する「Ｚ＝究極」を合わせて「究極に洗練された美しさを持つ車」として「フェアレディZ」と名づけられています。

では、フェアレディZがどのようなタイプの車かというと、日産自動車がアメリカ市場のニーズに適合するスポーツカーということを目的に開発された車です。
そのため、フェアレディZのスタイリングにはこだわりがあり、世界中のスポーツカーが集まるモーターショーでもその存在感を示しています。
またスポーツカーの魅力である加速性能が優れている点もフェアレディZの魅力の魅力の一つです。
アクセルを踏んだときの出足と加速力には定評があります。
１９６９年の発売から現行モデルで６代目になるフェアレディZですが、すべては走りのためにというコンセプトのもと、パフォーマンス、デザイン、クオリティを進化させ続けている車、それがフェアレディZです。

気になるフェアレディＺの価格はいくらでしょう？

【フェアレディZの価格】
日産自動車の公式サイトで公表されているフェアレディZのメーカー希望小売価格は、一番安価な「フェアレディZ［ＭＴ６］」が３８３万１８４０円となっていて、最上級グレードの「フェアレディZ versionNISMO［７Ｍ−ＡＴx］」は５７３万４８００円となっています。

日産公式サイトで公表されているフェアレディZの燃費と実燃費は同じなのでしょうか？
運転するシチュエーションによっても変わってくるのが燃費ですので、フェアレディZの実燃費を調べてみました。

フェアレディＺの実燃費
街中の実燃費： 6.3km/L
流れの良い一般道の実燃費： 9.8km/L
高速道路の実燃費： 10.6km/L
平均実燃費： 8.1km/L

という結果でした！

一般道や高速道路の実燃費は公表されている数値を上回りましたが、街中の実燃費は下回る数値になっています。
フェアレディＺの実燃費はトータルすると公表されている燃費を少し下回る形になりました。

フェアレディZを低燃費で走らせる為の運転のポイントを説明します。

１．発進時
ブレーキを離してすぐにアクセルを踏まない。
車が動き出すのを確認してからアクセルを踏み、５秒で時速２０kmに達するのが目安です。

２．走行中
必要以上にアクセルを踏んだり離したりしない。
基本中の基本ですが、一定速度を保つのが燃費には一番良いです。

３．停止時
停止直前でブレーキをぐっと踏まない。
停止線の手前から余裕を持ってアクセルを離し、エンジンブレーキを使いながら滑らかに減速していく。
ブレーキをあまり使わないでも止まれるのが理想です。

４．坂道
上り坂では手前で加速し、下り坂では坂に入る前に減速する。

５．その他
荷物をなるべく前に置いたり、トランクに不要な荷物を入れておかない、５秒以上停止するときはエンジンを切る、などの方法もあります。

フェアレディZのような燃費の車を運転する際に、少しだけ低燃費の運転法を気に掛けるだけで維持費の節約にも繋がります。

ここまでフェアレディZの燃費や評価、低燃費に走行する為の運転法などを述べてきましたが、魅力的なスポーツカーは他にもあります。
ではフェアレディZの燃費とライバル車の燃費を比べてみるとどれだけ違いがあるのか見てみましょう。

メルセデスベンツ SLKクラス

BMW Z４

いかがでしたしょうか？
フェアレディZは、ライバル車に比べても燃費が良い方ではないですね。
これほどの大排気量のスポーツカーであるフェアレディZを所有するということは、維持費がそれなりに掛かってしまうということでしょう。
しかし、それ以上に魅力が満載のフェアレディZだからこそ、燃費を気にしないでクールに豪快に乗り回したいですね！

これまで書かせていただいた実燃費やライバル車との燃費比較などを、自動車を購入する際に検討材料の一つとしていただければ幸いです。