スバルインプレッサの初心者でも分かるカスタムの知識・方法を公開!
2015/12/16
ichigo427
モデルサイクルが長いことで知られるスバルのインプレッサ。初めて発売されてから24年間の間にフルモデルチェンジは3回しか行われていません。しかしスバルは毎年改良を行い、年々変わってきています。今回はインプレッサのフルモデルチェンジについてまとめました。
まずはフルモデルチェンジ前の初代インプレッサを簡単に説明します。
販売期間は1992年から2000年の8年間で、一番長い販売期間になります。
エンジンは全モデル、グレードに水平対向4気筒のEJ型を搭載、変速機は5速MTと4速AT、駆動方式は前輪駆動と4WDがあります。
全長434cm、全幅169cm、全高140cm、車両重量1,220kgです。
では、ここからフルモデルチェンジしてどう変化するのか見ていきましょう。
フルモデルチェンジ前のインプレッサ
初代インプレッサ WRX。
初めはセダン、スポーツワゴン、セダンWRXの3種を発売。
後にワゴンWRXやクーペも登場します。
フルモデルチェンジ前のインプレッサ
初代インプレッサ スポーツワゴン。
1回目のフルモデルチェンジは2000年に行われました。
2代目インプレッサの販売期間は2000年から2007年です。
エンジンは引き続き水平対向4気筒のEJ型を搭載、駆動方式も前輪駆動と4WDですが、変速機には6速MTが追加されました。
スポーツワゴンは小型サイズを維持していますが、セダンはスポーツ走行での安全性を考慮して全長441cm、全幅169~174cm、全高142cm、車両重量1,390kgとなりました。
その他フルモデルチェンジでの変更点は、衝突安全性を考えた新設計ボディの採用、衝撃を吸収するフレームの追加。
STiに新開発の6速MTを搭載し、ミッションが強化されました。
インプレッサ1回目のフルモデルチェンジ
2代目インプレッサ WRX(セダン)。
はじめはWRXとワゴンのみ。
後に「WRX STi type RA specC」を追加。
インプレッサ1回目のフルモデルチェンジ
インプレッサ WRX STi type RA specC。
マイナーチェンジでヘッドライトが丸目→涙目→鷹目となりました。
画像は後期型の鷹目。
2回目のフルモデルチェンジは2007年です。
販売期間は2007年から2011年と、インプレッサの中では短命です。
相変わらずエンジンは水平対向4気筒のEJ型、駆動方式は前輪駆動と4WD。
変速機は5速度MTとスポーツシフトE-4速ATになりました。
このフルモデルチェンジで車体を拡幅し、全モデル3ナンバーとなりました。
全長441cm(ハッチバック)、458cm(セダン)、全幅174cm、全高147cm。
車両重量1,230~1,410kg(ハッチバック)、1,230~1,360kg(セダン)。
その他の変更点はリアサスペンションをストラット式からダブルウィッシュボーン式へ変えたこと、枠なしドアから枠付ドアへ変えたことです。
インプレッサ2回目のフルモデルチェンジ
3代目インプレッサ ハッチバック。
スポーツワゴンに代わってハッチバックが登場。
セダンとハッチバックの2種となりました。
インプレッサ2回目のフルモデルチェンジ
3代目インプレッサ アネシス(セダン)。
フルモデルチェンジ直後はハッチバックのみでしたが、1年後にセダンが投入されました。
インプレッサ WRX STI
2007年に追加されたモデル。
このモデルは2011年と2014年にフルモデルチェンジします。
インプレッサ XV
2010年にクロスオーバーモデルとして追加されました。
2012年にフルモデルチェンジし、「スバル XV」に改名します。
3回目のフルモデルチェンジは2011年で、この4代目インプレッサが現行車種となります。
変速機は5速MTと、既にレガシィやエクシーガで採用していたCVTをインプレッサ用に改良して搭載しました。
全長441cm(スポーツ)、442cm(SPORT HYBRID)、458cm(G4)。
全幅174cm(スポーツ・G4)、175cm(SPORT HYBRID)。
全高146cm(スポーツ・G4)、149cm(SPORT HYBRID)。
車両重量1,250~1,390kg。
ホイールベース拡大などで室内空間が広くなり、Aピラー下端を前に出して視界を確保できました。
このフルモデルチェンジからエンジンは水平対向4気筒のFB型を採用。
さらにアイドリングストップシステムを搭載、燃費性能が向上しました。
「EyeSight」はこの代からインプレッサにも搭載されます。
インプレッサ3回目のフルモデルチェンジ
4代目インプレッサ G4。
フルモデルチェンジに伴いハッチバックは「スポーツ」、セダンは「G4」に改名。
インプレッサ3回目のフルモデルチェンジ
4代目インプレッサ スポーツ。
後にインプレッサのハイブリッド車「SPORT HYBRID」を追加。
3代目インプレッサ時代のWRX STIは標準インプレッサとは別に専用ボディを使用し、型式も専用となりました。
2010年に年次改良を行った際に「インプレッサ WRX STI」から「WRX STI」に改名し、販売戦略上はインプレッサから独立した車種となりました。
しかし、正式名称は「インプレッサ WRX STI」のままです。
2014年にWRX STIはフルモデルチェンジし、スポーツ特化のSTIと万能型のS4を発売。
ヘッドライトにはLEDを使用、STI Type Sには大型リアスポイラーを標準装備します。
S4にはEyeSightを全車搭載しますが、STIには搭載しません。
フルモデルチェンジ後のWRX STI
WRX STI Type S。
インプレッサのスポーツセダン。
フルモデルチェンジ後のWRX STI
WRX S4。
幅広く活躍できる万能セダン。
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