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伝統のGTRバッジ!赤いRは日産の誇り、GTRエンブレムの証だ!!

スカイラインのスポーツモデルとして派生したGTRは、レースに参戦が前提として開発されたGTRの名に恥じない性能で無ければ、GTRのエンブレムを付けることは許されないのです。特別な存在であるGTRのエンブレムを付けることが許された歴代エンブレムを見てみましょう!

栄光のGTRエンブレム

日産GTR エンブレム

クルマ好きにとってGTRは特別な存在でしょう。
レースに参戦することが前提で開発され、トップクラスの動力性能を誇るGTRは憧れの的です。
しかし外見は、ぱっと見普通のスカイライン、リアスポイラーやフェンダーがちょっと張り出しているかな?と思う程度、まさに「羊の皮を被ったオオカミ」です。

しかし、GTRのエンブレムが、ただのスカイラインでは無いことを示しています。
GTRのエンブレムを付けたスカイラインは一目置かれる存在なのです。

そんな歴代のGTRエンブレムを調べて見ました。

GC10型GTRのエンブレム

ハコスカGTRエンブレム

文字以外の部分が赤かったGC10GTRのエンブレム

ハコスカGTRエンブレム

レーシングカーであるR380のエンジンを搭載したスカイライン、それがハコスカの愛称で呼ばれるGC10スカイラインGTRです。

1969年に開催されたJAFグランプリレース大会に初出場し優勝しました。
GTRの伝説はここから始まり、通算52勝の偉業を成し遂げるのです。

GC110型GTRのエンブレム

ケンメリGTRエンブレム

赤いRの文字が目立つデザインのGTRエンブレム

ケンメリGTRエンブレム

「ケンとメリーのスカイライン」のキャッチコピーで知られるGC110スカイラインGTR
排ガス規制が厳しくなり、197台しか生産されず、そのうち販売されたのは195台でした。レースに出場することが無かった大変希少なGTRです。

リアスポイラーとオーバーフェンダーが特徴的なケンメリGTR
レースが成立せず、出場機会が無かった不遇なGTRでした。

R32型GTRのエンブレム

R32GTRエンブレム

GとTの文字以外の部分がくり抜かれていません。
先代のGC110GTRよりも角張ったデザインのエンブレムになっています。

R32GTRエンブレム

16年ぶりに復活したGTR
伝統の直列6気筒に4バルブDOHC、ツインセラミックターボのエンジン
トルクスプリット四輪駆動システムのアテーサE-TS、四輪操舵システムのスーパーHICASなど、ハイテク装備で武装した最強のGTRでした。

1990年に開催された全日本ツーリングカー選手権に出場し、全戦ポールポジション、全戦優勝という圧倒的早さを見せつけたGTRです。

R33型GTRのエンブレム

R33GTRエンブレム

GとTの文字以外の部分がくり抜かれています。
R32GTRのエンブレムよりもRが大きなデザインです。

R33GTRエンブレム

R32GTRはフロントヘビーのためアンダーステアが強いことが欠点とされていました。
R33GTRでは、拡大されたホイールベースのおかげで、重量物を車体中心近くに配置することが出来たのでアンダーステアを解消し、曲がるGTRを実現しました。

車体が大型化されたことにより一部のファンから不満が聞こえるようでした。
しかし、R32よりも動力性能において全てを凌駕するGTRだったのです。

R43型GTRのエンブレム

R34GTRエンブレム

基本的にR33GTRと同じエンブレムデザインになっています。
ただ素材が異なるので、質感が違うようです。

R34GTRエンブレム

スカイラインの名前が付く最後のGTRであり、6気筒エンジンを搭載したGTRの最終完成形がR34GTRと言って良いでしょう。

久しぶりに復活したR32GTRから正常進化をやり尽くしたのがR34GTRと言えるでしょう。
GTRのエンブレムを付けるためにナンバーワンの早さを備えたクルマの具現化がR34GTRです。

R35型GTRのエンブレム

R35GTRエンブレム

Rの文字の先端がとがったデザインのエンブレムになりました。
車格に見合った高級感のあるエンブレムです。

R35GTRエンブレム

スカイラインの派生モデルではなく独立した「日産GTR」として生まれ変わったのがR35GTRです。

「新次元マルチパフォーマンス・スーパーカー」としてスカイラインの派生モデルでは無く、全てが専用に開発された独立モデルの新生GTR、それがR35GTRです。

伝統の直列6気筒エンジンではなく、3.8L V6ツインターボエンジンを搭載し、プラットホームから見直してさらなる高みを目指したGTRの誕生でした。

レースに出場して勝ち続けることを宿命付けられたGTRは特別な存在です。
そしてGTRエンブレムを付けることは誇りでもありプレッシャーでもあったようです。
70年代頃から排ガス規制によりスポーツカーにとって暗黒の時代が訪れました。
「GTRエンブレムを付けるに値しない」としてC210スカイラインからR31スカイラインの間はGTRが作られませんでした。
それほどGTRのエンブレムはプライドと伝統のあるエンブレムであると言えるのではないでしょうか

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