プラグイン・ハイブリッドの代名詞、プリウスPHV!燃費性能は!?
2016/06/20
ぽぽぽぽーん
1997年12月に発売されたトヨタプリウスは世界で初めて量産されたハイブリッド専用車です。プリウスのスペックはモデルチェンジされるたびにスペックアップされて来ました。プリウスの軌跡はハイブリッドの軌跡、その進化の歴史を調べてみました。
歴代トヨタプリウス
世界初の量産ハイブリッド専用車として発売されたプリウスも初代が1997年に発売され、2015年には4代目プリウスが発売されました。
つねに進化し、スペックアップしてきたプリウスは、日本だけではなく、世界でもハイブリッドの代名詞となる、トヨタを代表するクルマへと成長して来ました。
そんなプリウスのスペックアップの歴史を調べて見ました。
トヨタプリウス プロトタイプのスペック
ボディタイプ:4ドアノッチバックセダン
乗車定員:5名
全長:4,150mm
全幅:1,695mm
全高:1,490mm
ホイールベース:2,550mm
エンジン:1AZ-FSE型改 1.5L 直列4気筒DOHC
シフト:CVT
駆動方式:FF
1995年、平成7年に開催された第31回東京モーターショーで参考出品されたトヨタプリウスのプロトタイプは、当時の同クラスよりも約2倍も燃費が良い10・15モード30km/Lを目標に企画、制作されました。
初代プリウスのスペック
ボディタイプ:4ドアノッチバックセダン
乗車定員:5名
全長:4,275mm
全幅:1,695mm
全高:1,490mm
ホイールベース:2,550mm
トレッド前/後:1,475/1,480mm
室内長×室内幅×室内高:1,850×1,400×1,250mm
車両重量:1,240kg
エンジン:1NZ-FXE 1.5L 直列4気筒DOHC
モーター:前期モデル=1CM型 後期モデル=2CM型
最高出力:58ps(43kW)/4,000rpm
最大トルク:10.4kg・m(102.0N・m)/4,000rpm
シフト:CVT
駆動方式:FF
初代プリウスのスペック
プリウスの10・15モード燃費は
1997年12月に発売された初期モデルでは 28.0km/lでしたが
2000年5月発売のマイナーチェンジモデルで 29.0km/l
2002年8月発売の後期モデルでは 31.0km/lと
プリウスは、5人乗りガソリン量産車において世界最高スペックの低燃費を実現しています。
初代プリウスのキャッチコピーは「21世紀に間に合いました。」でした。
ガソリンエンジンと電気モーターの二つのパワートレインを持ち、ガソリンエンジンだけでは成し得なかった低燃費を実現するスペックを持つ「未来的なクルマ」
それが初代プリウスです。
2代目プリウスのスペック
ボディタイプ:5ドアハッチバックセダン
乗車定員:5名
全長:4,445mm
全幅:1,725mm
全高:1,490mm
ホイールベース:2,700mm
トレッド前/後:1,505/1,480mm
室内長×室内幅×室内高:1,890×1,440×1,225mm
車両重量:1,250kg
エンジン:1NZ-FXE 1.5L 直列4気筒DOHC
モーター:3CM型
最高出力
エンジン;77ps(57kW)/5,000rpm
モーター:68ps
最大トルク
エンジン;11.7kg・m(115N・m)/4,200rpm
モーター:40.8kgm
シフト:CVT
駆動方式:FF
2代目プリウスのスペック
ボディ形状が「トライアングルシルエット」の5ドアハッチバックセダンに変更され3ナンバーのワイドボディへとスペックアップされた2代目プリウスは大ヒット作となり、トヨタの看板車種になりました。
10・15モード燃費も30.0km/l~35.5km/lと、大幅にスペックアップした低燃費を実現しています。
世界市場を視野に入れ様々なスペックアップを果たした2代目プリウスはハイブリッドカーの地位を揺るぎないものにしました。
3代目プリウスのスペック
ボディタイプ:5ドアハッチバックセダン
乗車定員:5名
全長:4,460mm
全幅:1,745mm
全高:1,490mm
ホイールベース:2,700mm
トレッド前/後:1,525/1,520mm
室内長×室内幅×室内高:1,905×1,470×1,225mm
車両重量:1,350kg
エンジン:2ZR-FXE 1.8L 直列4気筒DOHC
モーター:3JM型
最高出力
エンジン;99ps(73kW)/5,200rpm
モーター:82ps(60kw)
最大トルク
エンジン;14.5kg・m(142N・m)/4,000rpm
モーター:21.1kgfm(207N・m)
シフト:CVT
駆動方式:FF
3代目プリウスのスペック
3代目プリウスでは、オーディオを省略するなどしたベーシックモデルの「L」では10・15モード燃費が38.0km/lを達成するなど、さらに低燃費スペックに!
他モデルでも35.5km/l~30.4km/lと、ハイブリッド車としても優秀なスペックを達成しています。
3代目プリウスでは「パワーモード」「エコドライブモード」に加えてモーターのみで走行する「EVドライブモード」の3つのドライブモードが走行状況に応じて選べるようになりました。
4代目プリウスのスペック
ボディタイプ:5ドアハッチバックセダン
乗車定員:5名
全長:4,540mm
全幅:1,760mm
全高:1,470mm
ホイールベース:2,700mm
トレッド前/後:1,530/1,540mm
室内長×室内幅×室内高:2,110×1,490×1,195mm
車両重量:1,360kg
エンジン:2ZR-FXE 1.8L 直列4気筒DOHC
モーター:1NM型交流同期電動機(フロント) 1MM型交流誘導電動機(リア、4WDのみ)
最高出力
エンジン;98ps(72kW)/5,200rpm
フロントモーター:72ps(53kw)
リアモーター;7.2ps(5.3kw)
最大トルク
エンジン;14.5kg・m(142N・m)/3,600rpm
フロントモーター:16.6kg・m(163N・m)
リアモーター:5.6kg・m(55N・m)
シフト:CVT
駆動方式:FF/4WD(E-Four)
4代目プリウスのスペック
4代目プリウスの10・15モード燃費は40.8km/lと、ついに40km台の世界最高スペックにたどり着きました。
しかし、4代目プリウスは低燃費だけではなく、走りや乗り心地のよさなどクルマの基本スペックを大幅に向上させて、トータルなクルマとしてのスペック向上を果たしました。
アメリカのネバダ州ラスベガスで初披露された4代目プリウスは、ハイブリッドカーとして他の追随を許さないほどのスペックになったと言って良いでしょう。
ここまで世界中で発売され、トヨタを代表するクルマであるプリウスのスペックについて見てきました。
ハイブリッドカープリウスの進化の歴史を感じて頂けたでしょうか?
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