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幅広い世代から人気のプリウス。今回はハイブリッドに注目しました。

プリウスといえばハイブリッドというくらいその名は知れ渡っていますが、実際のハイブリッドシステムはどのようなものかまとめてみました。これからプリウスの購入をお考えの方にも参考になればと思います。プリウスのハイブリッド情報のまとめです。

トヨタのプリウスとは

プリウス ハイブリッド Aプレミアム

トヨタのプリウスは1997年に販売開始されました。ハイブリッド専用車種で現在90ヵ国以上で販売されています。

初代プリウス

「21世紀に間に合いました。」というキャッチコピーで、世界初の量産ハイブリッドカーとして誕生しました。

初代プリウスは小型5ナンバー4ドアセダンでしたが、2代目から5ドアハッチバックへと、ボディ形状が大きく変更され、ホイールベースも2,700mmとなり、日本市場では3ナンバー登録となりました。

現行のグレードは、S・A・Eがあり、特別仕様車や駆動を2WD・E-Fourから選べます。旧型からの変化としては、低重心化されていること、4WDモデルが追加されたこと、ラゲージスペースが広がったことなどがあります。

プリウスハイブリッドシステムの特徴

ハイブリッドシステムは、電気モーターとガソリンエンジンという2つのパワーのシナジー(相乗)効果により、優れた動力性能と低燃費化の両立を高い次元で実現したシステムです。さらに、排出ガスを低減、クリーン化した環境に配慮した技術となっています。

プリウスのハイブリッドシステム

新開発ハイブリッドシステム

リチウムイオン電池の採用やモーターなどの小型・軽量化をはじめ、さまざまな低燃費化を実施しています。

パワーコントロールユニット

低損失素子の採用で、パワーコントロールユニットを損失低減。小型化により、トランスアクスル直上搭載を可能にし、ラゲージにあった補機バッテリーをエンジンルームへ移動。これによりラゲージスペースが広くなっています。

排気熱回収機

エンジンの排気熱を捨てずに、冷却水に回収しエンジンやヒーターの暖気に利用しています。この排気熱回収機をさらに小型化し、燃費性能と暖気性能を高めています。

2ZR-FXEエンジン

燃焼の改善により、ガソリンエンジンとして最大熱効率40%を実現しています。

ハイブリッドトランスアクスル

リダクションギヤの平行軸ギヤ化により、優れた損失低減が実現されています。パワーコントロールユニットをトランスアンクル頂上に配置することで、ハイブリッドシステムの小型軽量化を実現しています。

ハイブリッドトランスアクスル

約20%の損失低減とコンパクト化

ハイブリッドバッテリー

リチウムイオン電池とニッケル水素電池を採用。どちらも小型化、軽量化されリヤシートの下部に搭載されています。

ハイブリッドバッテリー

高出力密度化による小型化と最適な配置へ

高回転モーター

新巻線方式を用いた高回転モーターの開発で、小型・軽量化が実現。さらに、高出力密度化。モーターの小型化で省スペース化されています。

高回転モーター

小型・軽量・高出力密度化

プリウスのフォルム

プリウス 新エアロダイナミクス

プリウスの象徴でもあるトライアングルシルエットがさらに進化しています。

特徴は、前に出たルーフ頂点からリヤへと流れる穏やかなフォルムです。ルーフ頂点が前に移動しリヤがなだらかになったことで、空気抵抗が減り、風の流れがスムーズになっています。

このようなフォルムを実現することで、さらなる燃費向上となっています。

プリウスの燃費

プリウスの燃費

世界トップクラスの低燃費

最大燃費40.8km/Lを支えるもの。
1.2ZR-FXEエンジンによる最大熱効率40%を実現したこと。
2.ハイブリッドシステムで、小型軽量化・損失低減したこと。
3.フォルムの改良により、空力性能を上げたこと。

最大熱効率40%

高熱効率エンジンにさらに磨きをかけ、最大熱効率40%が実現されています。

システムの小型軽量化・損失低減

高回転モーターや高出力のハイブリッドバッテリーの採用をはじめ、システムの小型軽量化やエネルギー損失低減を実現するさまざまな技術によって、低燃費化を実現しています。

世界トップクラスの空力性能

ボディパーツの細部や床下のデザインに至るまで空力性能を追求し、CD値(空気抵抗係数):0.24という、世界トップクラスの空力性能を実現しています。

プリウスハイブリッドのまとめ

プリウス

いががでしたでしょうか?プリウスのハイブリッド情報を中心に掲載してみました。記事はあくまで参考ですので、実際に現物を見て、試乗してみてください。プリウスのハイブリッドの性能がもっとよくわかると思います。

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