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スズキが真面目に作った極上ホットハッチ!スイフトスポーツとは?

現行で3代目となるスズキ スイフトスポーツ。初代からノーマルの「スイフト」とは一線を画すコンパクトスポーツハッチです。発売から5年目を迎え、次期モデルの噂が囁かれつつも、未だに色褪せない魅力を持った1台です。今回はスズキ スイフトスポーツを改めて調べました。

スズキ スイフトスポーツってどんなクルマ?

スズキ スイフトスポーツ(初代)

初代スズキ スイフトスポーツは、2003年に「スイフト」の一部改良とともに発売されました。ボディは3ドアハッチバック、5速MTのみの設定でした。内外装をオーバーフェンダーを含むエアロパーツやレカロシートで「スイフト」とは差別化が図られていました。

また、他にも鍛造ピストン、クロースレシオトランスミッション、専用サスペンション、4輪ディスク化、240 km/hスケールのスピードメーターなど、コストが掛けられたスポーツモデルにもかかわらず、税別119万円という他のコンパクトカーの標準グレードとさほど変わらない低価格であった。なお、初代1. 5Lエンジンは、このスイフトスポーツ専用エンジンでした。

スズキ スイフトスポーツ(2代目)

ベースモデルの「スイフト」のモデルチェンジから、遅れること約1年後の2005年にフルモデルチェンジ。エンジンはJWRCと同排気量の1.6Lになり、トランスミッションも初代の5速MTのみから4速ATが選択可能になりました。またボディは初代の3ドアのみの設定から、5ドアへと変更されました。

さらにエンジンは専用チューニングを施し、左右2本出しマフラーのため、専用設計フロアに変更、リアサスペンション取り付け部を剛性アップし、ダンパーはモンローを採用しました。またエクステリアにも空力を考慮したデザインの専用エアロパーツを装着、サイドミラーも小型化されるなど変更が施されました。

スズキ スイフトスポーツ(3代目)

2代目が2010年に生産を終了、約1年のブランクを経て、2011年に3代目スズキ スイフトスポーツが発売されました。エンジンは先代と同じ1.6L DOHCエンジンを搭載していますが、改良を行い、高効率化に成功、1.6L DOHCエンジンながら高出力を達成しました。

トランスミッションは2種類が設定され、日本向けスズキ車としては初の6速MTとスイフトスポーツ初のCVTが設定されています。6MT車は2~5速をクロスレシオにして加速性能を高めるとともに、軽量・コンパクトに設計たことで燃費性能をも向上させています。

スズキ スイフトスポーツ(3代目)

・全長 3,890mm
・全幅 1,695mm
・全高 1,510mm
・ホイールベース 2,430mm

それでは早速、スズキ スイフトスポーツを性能・デザイン・価格など、レビューも交えながら、様々な面から見ていきましょう!

スズキ スイフトスポーツの性能は?

スズキ スイフトスポーツ エンジン

直列4気筒DOHCエンジン
総排気量 1,586cc
最高出力 136ps / 6,900rpm
最大トルク 16.3kgm / 4,400rpm
燃料消費率JC08モード 14.8km/L
(CVTは15.6kkm/L)

専用設計トーションビーム式リヤサスペンション

スズキ スイフトスポーツは、トレーリングアームや結合部を強化することで、タイヤのトー角、キャンバー角のゆがみを抑制。さらに、トーションビームブッシュの構造変更やホイールベアリングの大型化によって剛性を向上。軽量かつ高剛性のプラットフォームと共に、高速安定性と、旋回時の操舵に対するリヤの優れた追従性を実現しています。

6速マニュアルトランスミッション

スズキ スイフトスポーツには、専用設計の6MTを搭載しています。2速から5速をクロスレシオとし、6速を採用することでスムーズな加速性能と高速走行時の快適性や燃費性能を高め、伸びやかな加速フィールと操る楽しさをもたらしています。

では、スズキ スイフトスポーツのレビュー記事を見てみましょう!

スイフトスポーツで峠道を走った時は、高回転域まで引っ張りたい。3000回転、さらに5000回転付近に達すると、吸気の流れが切り替わってエンジンの咆哮も高まる。そして5000回転から最高出力の発揮される6900回転付近は、スイフトスポーツならではのダイナミックな回転域だ。

出典:http://autoc-one.jp

ステアリング周りの取り付け剛性が高められ、ハンドルからの手応えが素直かつダイレクトなところも良い。しかもその特性は速度域を問わず、負荷が大きく掛かる激しいスポーツドライブの時でさえ変わらないのだ。しかも驚くのは、そのようなダイレクトさがありながらも、ハンドルが取られそうな凸凹でも握る手に力を込めずに走れること。

出典:http://carview.yahoo.co.jp

スズキ スイフトスポーツのレビューでは、走行性能についてはかなり好評のようですね。特にコーナリング時には、そのボディ剛性の高さが硬い足回りにも柔軟に対応する上、高い収束特性を持つため、不快な乗り味にはなっていないようです。

スズキ スイフトスポーツのアピールポイントは?

ディスチャージヘッドランプ装着車(メーカーオプション)

スズキ スイフトスポーツにはオプションですが、ディスチャージヘッドランプが用意されています。

デュアルエキゾーストパイプ

スズキ スイフトスポーツには、専用のデュアルエキゾーストパイプ&ディフューザーが装備され、床下触媒廃止による通気抵抗の低減やサブマフラーの大容量化により、高出力化だけでなくスポーティーなサウンドも実現しています。

専用スポーツシート

スズキ スイフトスポーツには、「Sport」ロゴ入りの専用スポーツが装備されています。

スズキ スイフトスポーツの価格は?

では気になるスズキ スイフトスポーツの価格を見ていきましょう!

スズキ スイフトスポーツ

ヨーロッパ輸出仕様のスズキ スイフトスポーツは3ドアモデルしたラインナップされていません。

スズキ スイフトスポーツの価格は以下の通りです。

スズキ スイフトスポーツ 6MT 
1,728,000円(税込)
スズキ スイフトスポーツ CVT
1,798,200円(税込)

スズキ スイフトスポーツの総括

2011年のフルモデルチェンジから5年が過ぎ、そろそろ次期モデルの噂も出てきていますが、有力な情報としては、去年発表された「バレーノ」が次期スイフトになるだろうということです。スイフトスポーツは、やはりこれまで通り遅れての登場なのでしょうか?今年は目が離せませんね。

さていかがでしたか?
今回はスズキ スイフトスポーツの性能面を含め、様々な角度から見てきました。スズキ スイフトスポーツは、スイフトの中でスポーツモデルとして走行性能の高さをアピールするモデルです。そのコンパクトさを生かした運動性能は代々ブラッシュアップされ、NAながらも世界に誇れるホットハッチの1台でした。
これをきっかけにコンパクトスポーツハッチをご購入予定の方は、スズキ スイフトスポーツついてご検討されてはいかがでしょうか。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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