ポルシェの美しきスポーツクーペ ポルシェ ケイマンをレビュー
2016/02/17
里ちゅーん
ケイマン(981)はオープンカーのボクスターと基本コンポーネントを共通化した、ポルシェ最新のクーペモデルです。上級車種の911とも共通項が多いながらも、高級スポーツカーながら価格を抑えている点もケイマン(981)の魅力です。
981型ケイマンを知る前に、
まずは981ケイマンとはどのようなクルマなのか?
981をおさらいしてみましょう。
ケイマン(Cayman )はドイツの自動車メーカーポルシェが製造する2人乗りスポーツカーで、オープンカーである「ボクスター」(987型)からの派生したクーペモデルである。車名はアリゲーター属の爬虫類である「ケイマン」(Caiman )に由来する[1]。トランスミッションやサスペンションなど、ボクスターとの部品の多くを共用している[1]。
ポルシェ ケイマン(初代モデル)
ミッドシップエンジンレイアウトのクーペモデルとしてデビューした初代ケイマン。
ポルシェ ボクスター(981オープンカー)
オープンカーであるソフトトップ仕様のボクスター981を、ハードトップにしたのがケイマン(981)です。エンジンや足回り、プラットフォームなど、すべて共通となっています。ケイマン(981)はボクスター(981)のクーペ版、ということです。
上級モデルはRRのポルシェ911(991型)
981ケイマンはポルシェ911とも部品を一部共通化しています。しかし911と比較して、981ケイマンは半値近い価格で購入できるのです。
[価格比較]
・ポルシェケイマン(981) 価格612万円~
・ポルシェ911カレラ 価格1111.7万円~
ポルシェ ケイマン(981型)
ミッドシップらしい、俊敏なフットワークが981ケイマンの持ち味です。
ポルシェ2シータースポーツクーペシリーズの「ケイマン(CAYMAN)」。今回フルモデルチェンジを行い、第3世代モデルとなる。ラインアップは、最高出力275馬力(202kW)を発生させる、2.7L 水平対向エンジン搭載の「ケイマン」、最高出力325馬力(239kW)を発生させる、3.4Lエンジン搭載の「ケイマンS」の2モデルを設定。共に6速マニュアルトランスミッションと7速ポルシェ・ドッペルクップルング(PDK)を選択することが可能。
981ケイマンのエンジン
981ケイマンのエンジンラインナップは2.7リッターと3.4リッターの2タイプがあります。981は共に水冷式の水平対向6気筒エンジンを搭載しています。
981ケイマンのシフトレバー
981ケイマンのミッションは、6速MTとセミオートマ、PDK7速があります。981のPDKは非常に優秀なミッションで、シフト操作のスピードはマニュアルを上回ることもあります。新世代のミッションです。
981ケイマンのリヤビュー
美しいクーペスタイルの981ケイマン。ミッドシップのエンジンレイアウトのため、引き締まった印象です。
ボディはより低くなったうえに全長も長く、軽量化とパワーに磨きがかけられ効率性と速さがいちだんと向上。先代モデルとの比較で最大30kgの軽量化を実現。エンジンをミッドシップにマウントしたこのスポーツカーモデルの走行性能を比類なきレベルにまで向上。エクステリアは、延長されたホイールベースと短くなったオーバーハング、そして18インチと19インチの大径ホイールは、ケイマンのドライビングパフォーマンスが向上していることを示す外観上の特徴。
981ケイマンのエアインテーク
フレッシュエアは981のボディサイドにあるエアインテークから導き、ミッドシップレイアウトの水平対向エンジンを冷却します。
特に注目を集めるのはドアのダイナミックな形状で、空気をリアサイドパネルのエアインテークへ導きそのままエンジンに送り込み、ミッドシップエンジンのコンセプトを採用していることが最も明確に表れている部分。
ポルシェ ケイマン 981型を動画で解説。
981ケイマンの気になる走行性能を動画でわかりやすく解説しています。
前方を走る車との車間距離をモニターしながら自車の走行速度を調節するアダプティブクルーズコントロール(ACC)を初めてケイマンのオプションとして用意するなど、オプション装備についても充実を図った。ボディカラーは、「レーシングイエロー」を含む、全15色を用意。全モデル左/右ハンドル設定となる。
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