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大人気ダイハツの軽自動車「タント」のリコールについて総まとめ!

今回はダイハツの軽自動車「タント」のリコールについてまとめてみました!過去のリコール内容から最新のリコールまで紹介していきます!リコール対象車だったらどうするのか?ダイハツ「タント」に乗ってるけどリコールされてるの?といった疑問を解消する内容を掲載しました!

ダイハツ「タント」ってどんな車?

まずはダイハツ「タント」を紹介していきます!

ダイハツ「タント」

2003年にダイハツから発売されました。助手席側に軽自動車初となるセンターピラーレスとスライドドアを組み合わせた「ミラクルオープンドア」が特徴となっています。子育て中の女性をメインターゲットとし、CMでは子育て中の家族をイメージに作成されています。

ダイハツ「タント カスタム」

2005年からは「タント」だけでなく、押し出しの強いスポーティな外観デザインが特徴の「タント カスタム」もダイハツから製造・販売されています。モデルチェンジを重ねるたびに「タント」とのデザインが住み分けされ、カッコイイ軽自動車に乗りたい人向けになっています。

ダイハツ「タント エクゼ」

2009年~2014年までダイハツで製造・販売されていたタントシリーズ。後部座席の乗り心地を改良したモデルでタントの上級向けとして販売されました。

グッドデザイン金賞を受賞したり、2014年の年間単位・年度単位共に軽四輪新車販売台数No.1を獲得するなど、幅広い世代に人気なダイハツ「タント」シリーズです。

ダイハツ「タント」の過去のリコール

人気のあるダイハツ「タント」ですが、過去にはどのようなリコールがあったのでしょうか?ここでは過去のリコール内容について紹介していきます!
※平成28年2月現在

平成22年3月31日リコール届け

型式:ABA-L350S CBA-L350S ABA-L360S タント
製作期間:平成19年2月17日~平成19年12月3日
総台数:80,884台

不具合の内容
ステアリングシャフトとギヤボックスを連結しているユニバーサルジョイントの締結ボルトの締め付けが不足しているものがあります。そのため、据え切り操作を行うと当該ボルトが緩んで連結部から異音が発生し、そのままの状態で使用を続けると、連結部の噛み合いがずれて正常にかじ取り操作ができなくなるおそれがあります。

出典:http://www.daihatsu.co.jp

平成22年6月10日リコール届け

型式:CBA-L375S DBA-L375S CBA-L385S タント
製作期間:平成21年6月1日~平成21年12月1日
総台数:44,315台

不具合の内容
エンジンの燃料装置において、パルセーションダンパ(燃料圧脈動減衰器)の製造工程でダイヤフラムを傷付けたものがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、車両の使用過程における燃料圧の脈動で当該ダイヤフラムの傷から亀裂が生じ、燃料が漏れるおそれがあります。

出典:http://www.daihatsu.co.jp

平成22年7月29日リコール届け

型式:CBA-L375S DBA-L375S CBA-L385S タント
製作期間:平成21年6月26日~平成21年11月19日
総台数:8,270台

不具合の内容
エンジンの燃料装置において、パルセーションダンパ(燃料圧脈動減衰器)の製造工程でダイヤフラムを傷付けたものがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、車両の使用過程における燃料圧の脈動で当該ダイヤフラムの傷から亀裂が生じ、燃料が漏れるおそれがあります。

出典:http://www.daihatsu.co.jp

この年の3月にも同じリコールを出しています。台数の少なさからも、リコールの対象を追加したのでしょう。きちんと調査してリコールしてもらいたいですね。

平成24年6月6日リコール届け

型式:CBA-L375S CBA-L385S タント
製作期間:平成19年12月12日~平成22年1月27日
総台数:50,070台

不具合の内容
ターボチャージャ付車両のエンジンのクランク角センサにおいて、内部コイルの耐久性が不足しているため、エンジン始動直後に高速走行するような運転を繰り返すと、過大な振動により当該コイルが断線する場合があります。そのため、走行中にエンジンが停止する、あるいは、エンジンが始動できなくなるおそれがあります。

出典:http://www.daihatsu.co.jp

平成25年9月11日リコール届け

型式:DBA-L375S CBA-L385S タント
型式:CBA-L465S タントエクゼ
製作期間:平成19年12月12日~平成22年2月1日
総台数:141,929台

不具合の内容
エンジンのクランク角センサにおいて、内部コイルの耐久性が不足しているため、低速ギア使用による全開加速走行など、エンジン回転数が高い運転を繰返すと、クランク角センサに過大な振動が加わり当該コイルが断線する場合があります。そのため、走行中にエンジンが停止する、あるいは、エンジンが始動できなくなるおそれがあります。

出典:http://www.daihatsu.co.jp

平成25年12月4日

型式:CBA-L375S DBA-L375S CBA-L385S タント
型式:CBA-L455S DBA-L455S CBA-L465S タントエクゼ
製作期間:平成19年12月12日~平成22年11月26日
総台数:208,638台

不具合の内容
(1) CVT(無段変速機)の油圧制御プログラムが不適切なため、シフト操作とほぼ同時にアクセルを踏み込む急な発進操作を行った場合やエンジンを空吹かしする等、高回転状態からイグニッションスイッチを切る操作を行った場合にCVT内に高油圧が発生し、セカンダリシャフトに想定以上の負荷が加わることがあります。そのため、そのような操作を繰返すと当該シャフトが破損して、走行不能となるおそれがあります。
(2) エンジンのクランク角センサにおいて、内部コイルの高温時の耐久性が不足しているため、登坂や渋滞等によってエンジンルーム内が高温になった状態で、全開走行等のエンジン回転数が高い運転を繰返すと、振動で内部コイルが断線し、走行中にエンジンが停止する、あるいは、エンジンが始動できなくなるおそれがあります。

出典:http://www.daihatsu.co.jp

エンジンのクランク角センサにおいての部品耐久度のリコールが立て続けに起きていますね。ダイハツ全体の台数を考えるとかなりの台数になっていました。最悪、エンジンが始動しないなんて、道のどまんなかで起きたらどうしたらいいのかわからなくなっちゃいますよね。

平成26年3月11日リコール届け

型式:DBA-LA600S DBA-LA610S タント
製作期間:平成25年9月27日~平成26年2月1日
総台数:68,913台

不具合の内容
助手席ドアにおいて、ドア内部に入った水がドアロックケーブル端部に到達するものがあり、ドアロックケーブル内に浸入した水が凍結することがあります。そのため、その状態でドアを開けたあとドアロックケーブルが戻らず、ドアが閉まらなくなるおそれがあります。

出典:http://www.daihatsu.co.jp

平成26年11月27日リコール届け

型式:DBA-LA600S DBA-LA610S タント
製作期間:平成26年1月9日~平成26年5月27日
総台数:40,506台

不具合の内容
エアバッグ制御コンピュータにおいて、加速度センサの製造が不適切なため、当該センサ内部の展開信号を出力する回路に亀裂が生じ、回路が断線されることがあります。そのため、エアバッグ展開信号を誤って出力し、意図せずエアバッグが展開するおそれがあります。

出典:http://www.daihatsu.co.jp

平成27年3月31日リコール届け

型式:DBA-LA600S DBA-LA610S タント
製作期間:平成26年10月20日~平成27年2月24日
総台数:7,081台

不具合の内容
フロントブレーキキャリパ組付工程の管理が不適切なため、キャリパ取付けボルトの締付けが不十分なものがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、当該ボルトが緩み、制動時に異音が発生し、最悪の場合、当該ボルトが脱落して、制動力が低下するおそれがあります。

出典:http://www.daihatsu.co.jp

平成27年10月8日リコール届け

型式:DBA-LA600S DBA-LA610S タント
製作期間:平成27年8月19日~平成27年9月2日
総台数:2,952台

不具合の内容
ヒューズボックスの製造プログラムが不適切なため、ブロアモータ配線の端子部を逆向きに組み付けたものがあります。そのため、端子の固定が不十分になり端子がこすられて絶縁物質が生成され、最悪の場合、デフロスタが作動しなくなるおそれがあります。

出典:http://www.daihatsu.co.jp

初代のタントが発売されて10年以上経っているので、リコール数は多いですね。リコールが出始めたのは、初代タントの後半に製造されたものから、2代目以降に出ていますね。これは、車の制御等が複雑化してきたために、不具合も出やすくなっているのではないでしょうか。

他のダイハツの軽自動車も

実は、タントだけのリコール内容は少なく、リコールのほとんどは他の軽自動車も併用して適用されています。車の内部構造が共通するためなんでしょうが、ダイハツ全体としてみるとかなりの台数をリコールしていることになります。毎年、数件はリコールを出しているのでダイハツにはもっと頑張って不具合を減らして欲しいですね。

ダイハツ「タント」の最新のリコール

ここではダイハツ「タント」の最新のリコールを紹介していきます!年を得るごとに、総台数が増えていくのは、人気車種ならではですね。

平成27年12月3日リコール届け

型式:DBA-LA600S DBA-LA610S タント
製作期間:平成25年9月26日~平成26年4月14日
総台数:128,866台

不具合の内容
自動変速機において、シフトケーブル固定部の組付けが不適切なため、当該固定部の嵌合が不十分なものがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、シフトケーブルが固定部から外れてシフトレバーの位置と異なるレンジに固定され、最悪の場合、意図せず車両が動き出すおそれがあります。

出典:http://www.daihatsu.co.jp

坂でこの不具合が発生したら、最悪ですね。意図せず車が動き出して事故を起こしてしまったら大変です。いきなりバックしてしまったりなどもありうるということでしょう。恐ろしいですね。

リコールではないけど改善対策

平成28年1月21日届け
型式:DBA-L375S改 タント
製作期間:平成20年6月6日~平成26年6月10日
総台数:12,468台
※スローパー仕様車のみ

不具合の内容
車椅子乗降用スロープ装着車の後部座席において、格納用ストッパの設計が不適切なため、後部座席間を移動する際等に、当該格納用ストッパにふくらはぎが当たり皮膚裂傷を起こすおそれがあります。

出典:http://www.daihatsu.co.jp

リコール対象車だったら?

ここではリコール対象だったらどうすればいいのか?リコール対象なのか?を調べる方法などについてまとめてみました!

リコール対象車だったら

画像のような通知のお知らせがダイハツから届きます。中を開いていくと、どこの不具合でどこを修理する必要があるかが記載されています。

近くのダイハツのディーラーへ

ダイハツのディーラーへ連絡をして、修理の日程などを決めましょう。タントは人気車種のため、部品が一時的に品薄になってしまい、取り寄せなども考えられますので、リコールの届けがダイハツから届いたら、すぐに連絡するのがおすすめです。

リコール修理が終わると

運転者席側ドア開口部のドアストライカー付近にNoのステッカーが貼られます。リコール内容によって番号が異なるので、どのリコールを修理したのかがわかります。

ダイハツ「タント」を中古で購入した場合は?

中古で車を購入した場合は、その車がリコール対象なのか?リコール対象なら修理してあるかが買った時にはわからないですよね。そんなときはWebで調べてみましょう。

インターネットなら手軽に調べられます。

ダイハツ工業のホームページから手軽に調べられます。
なお、調べるには車台番号を入力する必要があります。車台番号は車検証に記載されているので、調べる際は事前に調べておくとスムーズにすみますよ!

ダイハツ「タント」のリコール~まとめ~

子育て世代に人気のダイハツ「タント」

使い勝手の良いダイハツ「タント」は子育て世代には人気の車種です。リコール内容は最悪、どれも重大な事故に繋がる可能性があります。リコール修理は忘れずに!

いかがでしたか?

リコール内容はどれも放っておいていいものではないですよね。もちろん、不具合が必ず出るというわけではありませんが、大切な家族を乗せる車です。リコールの案内が来たらすぐに修理へ。修理されているか心配なら調べてみましょう。今回の記事が皆様の安全に一役立ったなら幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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