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日本円で1億円越!騎馬隊を思わせる気高きアストンマーチンOne-77

”ボンドカー”(映画「007」の”ジェームズ・ボンド”の愛車)でお馴染みのアストンマーチンは、フラッグシップモデルとなる”アストンマーチンOne-77”を台数限定で販売。100万ポンドで発売されたアストンマーチンOne-77は世界で77台しか存在しない。

アストンマーチンとは?

イギリスの乗用車メーカーであり、正式な社名は”アストンマーチン・ラゴンダ”。1913年に創業し現在103年の老舗である。地名の”アストン”と創業者の”マーチン”から社名は由来し、「パワー・ビューティー・ソウル」を理念に、卓越したエンジン・象徴的なデザイン・比類のないクラフトマンシップをブレンドして作られるアストンマーチンはパワーと美しさと魂の本質が詰まっている。そのフラッグシップモデルとして2010年より”アストンマーチンOne-77"が限定77台の販売が行われた。その価格は日本円で1億円を越える。

アストンマーチンOne-77エンブレム

アストンマーチンのエンブレムはウィング型で昆虫の「スカラベ」の羽根がモチーフとなっているとか。

アストンマーチンOne-77の性能

1億円を越えるアストンマーチンOne-77の気になる性能とは、レーシングエンジンビルダーのコスワースと共同開発された”7.3リッターのV型12気筒”の自然吸気エンジンを搭載。エンジンオイルの効率を上げるために、他のアストンマーチン車種よりもエンジンが10センチ下に位置し、フロントミッドシップレイアウトとなっており、一般的な車と比較すると、後部座席の位置に運転席がある。このエンジンに新開発の6速トランスミッションが採用されており、他にも各部所に最高峰を目指し開発されたものが多く存在し、アストンマーチンOne-77への熱いソウルが感じられる。
0ー96㎞/h加速はなんと3.5秒!2009年12月のテストでは最高速度354㎞/hを記録した!

アストンマーチンOne-77グレー

全長:4601㎜
全幅:2204㎜(ドアミラー含む)
全高:1222㎜
ホイールベース:2791㎜
燃料タンク:98リットル
2シーター、2ドアクーペ
6速ATM
後輪駆動

アストンマーチンOne-77

運転席の位置がリヤタイヤ側に寄っているのが側面から見ると良く分かる。
静止状態を見ただけで、空気の流れが感じ取れる美しい流線型のフォルム。フロントサイドのダクトがダイナミックさを演出する。

アストンマーチンOne-77

人間に例えるならば”目”となるライト周辺にも細かな配慮と気遣いを感じる。

アストンマーチンOne-77

ダイナミックで大胆なダクト。繊細でいて力強いディテール。

アストンマーチンOne-77

発売から1年間で限定台数77台が完売した。
”パワー・ビューティー・ソウル”のコンセプトから生み出されたアストンマーチンOne-77。英国を象徴する1台と言える。

アストンマーチンOne-77コックピット

室内はさらに職人のこだわりが光る。
アストンマーチンのシステムにより、オーナーの好みを取り入れることで、世界で1台のアストンマーチ One-77のコックピットを手に入れることができる。

アストンマーチンOne-77 レッド

コックピットがレッドになるだけで印象がガラリと変わる。
ハンドルを握るテンションも更に上がるに違いない。

アストンマーチンOne-77 ホワイト

ブラック・レッドとはまた打って変わり落ち着きを醸し出すホワイト。
ハイスペックマシンの中に優雅な空間を作り出している。

アストンマーチンOne-77の中身

アストンマーチンOne-77エンジンルーム

アストンマーチンのV12クラスに搭載される6リッターエンジンをベースに開発された7.3リッターV12型自然吸気エンジン。
最高出力:559Kw(760PS)
最大トルク:750N・m(76.5kgf・m)

アストンマーチンOne-77

こんな感じで開発されたのでしょうか。(参考画像)
妥協のないモノ造りのこだわりがあらゆる箇所で発揮される。

アストンマーチンOne-77フレーム

あまりお目にかかれることが少ないフレーム部。外装を外すとこんな風になっています。最高時速300キロを越えるとなると、フレーム部の作り込みが非常に重要になるのでしょう。

アストンマーチンOne-77フロント部

ドライサンプ方式が取られたフロント部。サスペンションはダブルウィッシュボーン式。

アストンマーチンOne-77リヤ

フロントエンジンなのでリヤはこんなにスッキリしています。

アストンマーチンOne-77

この走りを堪能できるオーナーは数少ない。

アストンマーチンOne-77の価格帯

アストンマーチンの魅力は他にもある。2014年の集計では、歴代出荷台数の約9割が実働車として現存しているそう。レストア事業にも力を入れており、過去に出荷された自社車両のレストアも手がけている。クラフトマンからの愛情が伝わるアストンマーチンのフラッグシップモデルであるアストンマーチンOne-77の新車価格は100万ポンド(1億円越)。中古相場においてはプレミアが付き値段が更に高騰!昨年6月に2億円を越えたとか・・・(汗)

アストンマーチンOne-77

販売から1年間で完売!中には10台を注文したオーナーもいるとか!?

アストンマーチンOne-77

どこにいてもこの存在感は消すことができません。

アストンマーチンOne-77

リヤの眺めも”美しい”限り。

アストンマーチンOne-77の総評

このアストンマーチンが世に送り出したアストンマーチンOne-77を伝えきるのはとても難しい。限定77台で販売され値段は1億円を超え、中古市場では2億円を越える。もしもこの車両が目の前を走っていたら歓喜に溢れてしまうだろう。アストンマーチンの愛情がこもった、このアストンマーチンOne-77はまさに生きているイギリスの騎馬隊のように、気高く、美しく、そして逞しいに違いない。

アストンマーチンOne-77

死角のない美しさ

見た目だけでなくエンジン性能はもちろん、クラフトマンシップが詰め込まれた最高の1台。レストアも手がけるアストンマーチンだからこそ生涯の愛車になることは間違いない。その車の値段が1億円を越えても不思議ではないと感じさせる。

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