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ホンダのNBOXはリコール後に同じ内容のリコールを再度していた!

今回はホンダ「NBOX」のリコールについてまとめてみました!NBOXはリコールが発生したあと、同じ不具合で再度リコールを出ています!一度、修理に出したから大丈夫と思っている方は注意が必要です!NBOXに乗っている方は必見です!

NBOXについて

まずはNBOXがどんな車か簡単にまとめていきたいと思います!

NBOXは

本田技研工業が生産、販売するトールワゴン型の軽自動車です。
2011年から販売を開始し、2012年7月には、「新しい可能性をプラスする」をコンセプトに、N BOX +を販売しています。2014年12月には、ロールーフ(チョップドルーフ)モデルであるN-BOX SLASHを販売しています。

NBOX内装

空間効率を最大限にするため、ホンダの軽自動車の中では最も低いフロア設計になっています。同時に「ミニマムエンジンルーム」の思想を採り入れエンジンルームを圧縮し、その分を室内長へと活用をしています。

2015年の販売台数

2015年(1月~12月)の販売台数が184,920台となり、軽四輪車新車販売台数でNo.1を獲得したことを発表しました。ダイハツのタントを抜くほど人気の高い車種です。

2015年の販売台数で第一位をとるほどの人気車種。そのためリコールが発生するとかなりの台数が対象となってしまいますね。

今までのNBOXのリコール歴

ここではNBOXシリーズの過去のリコール内容についてまとめてみました!

平成25年6月14日リコール開始

型式DBA-JF1
NBOX NBOX Custom NBOX + NBOX + Customが対象になっています。
不具合の部位は動力伝達装置(ドライブプーリーシャフト)
平成23年12月2日~平成25年5月9日に製造された384,614台が対象となっています。
※総台数には同不具合でリコール対象とされているNONEも含まれています。

一次減速機構付無段変速機の油圧制御プログラムが不適切なため、変速レバーを前進又は後退位置へ操作後、すばやいアクセル操作を行うと、無段変速機のドライブプーリーシャフトに高い負荷が加わることがあります。そのため、その状態を繰り返すとシャフトが折損し走行不能となるおそれがあります。

出典:http://www.honda.co.jp

平成26年2月28日リコール開始

型式DBA-JF1 DBA-JF2
NBOX+ NBOX+ Customの乗降用のスロープ付きの車が対象となっています。
不具合の部位は乗降用スロープ
平成24年7月3日~平成25年12月18日に製造された8,947台と後付した1,150台が対象となっています。

1) 乗降用スロープ装着車において、スロープを車体に固定するヒンジブラケット締付けボルトの締付けトルクが不適切なため、使用過程で当該ボルトが緩むものがあります。そのため、スロープ引き出し時または使用時に、スロープが外れるおそれがあります。
2) 乗降用スロープ装着車において、スロープを車体に固定するヒンジブラケットの強度が不足しているため、スロープ収納時に車椅子固定ベルトがスロープと車体の間に噛込むと、ヒンジブラケットが変形するものがあります。そのため、スロープ引き出し時または使用時に、スロープが外れるおそれがあります。

出典:http://www.honda.co.jp

平成26年10月3日リコール開始

型式DBA-JF1 DBA-JF2
NBOX  NBOX Custom NBOX + NBOX + Customが対象となっています。
不具合部位は原動機(エンジン制御コンピューター)
平成25年12月23日~平成26年8月18日に製造された138,377台が対象となっています。
※総台数には同不具合でリコール対象となっているNONEも含まれています。

1) エンジン制御コンピューター(ECU)のプログラムが不適切なため、エンジン停止直前にスターター信号や吸気空気量センサー等のデータ処理プログラムを誤ったプログラムに書き換えてしまうことがあります。そのため、ECUによる正常な制御が行われず、エンジンが再始動しないおそれがあります。また、アイドリングストップシステム装着車においては、エンジンの再始動時に、スターターモーターが断続的に回転して再始動せず、スターターモーターが損傷する場合や、アイドリングストップによるエンジン始動後にエンジン不調となり、エンジンが停止し再始動できなくなるおそれがあります。
2) エンジン制御コンピューター(ECU)のプログラムが不適切なため、車輪速データを正しく記憶せず、滑り易い路面を走行していると誤判定することがあります。そのため、走行中にエンジン回転が僅かに上昇するとともに、ドライブプーリーシャフトに高い負荷が加わり、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、シャフトが折損し走行不能となるおそれがあります。

出典:http://www.honda.co.jp

平成27年9月4日リコール開始

型式DBA-JF1 DBA-JF2
NBOX NBOX Custom NBOX + NBOX + Customが対象となっています。
不具合部位は原動機(点火コイル)
平成25年7月12日~平成26年8月26日に製造された254,317台が対象となっています。
※総台数には他5車種の台数も含まれています。

1) 点火コイル内部の電気ノイズを除去する雑防抵抗の構造が不適切なため、点火時の通電によるアーク放電により、当該抵抗端末部が断線するものがあります。そのため、そのまま使用を続けると、プラグシールが劣化して放電し、点火コイルの出力が不足してエンジン不調となり、エンジン警告灯が点灯し、最悪の場合、エンジンが停止するおそれがあります。
2) 点火コイル内部の電気ノイズを除去する雑防抵抗の構造が不適切なため、一定車速での走行時に大きなアクセルペダル操作を繰り返すと、点火時の通電によるアーク放電により、当該抵抗端末部が断線するものがあります。そのため、点火コイルの出力が不足してエンジン不調となり、エンジン警告灯が点灯するおそれがあります。また、点火時に発生するノイズによりエンジン制御コンピューターが正しく制御できず、エンジンが停止するおそれがあります。

出典:http://www.honda.co.jp

説明が素人には難しめですが、だいたいエンジンがストップするとか走行できなくなるとか、最悪の場合とは言え、結構深刻な問題がありますね。

最近のNBOXのリコール

ここでは、一番最新のリコールについて紹介していきます!

平成27年11月13日リコール開始

型式DBA-JF1 DBA-JF2
NBOX NBOX Custom NBOX + NBOX + Customが対象となっています。
不具合部位は動力伝達装置(ドライブプーリーシャフト)
平成23年12月12日~平成26年4月25日に製造された105,351台が対象となっています。
※総台数には同不具合によりリコールされたNONEの台数も含まれています。

パドルシフト搭載車において、エンジン制御コンピューター(ECU)のプログラムが不適切なため、アクセルペダルから足を離した減速中にパドルシフト操作により2速から1速へ変速すると、無段変速機のドライブプーリーシャフトに高い負荷が加わることがあります。そのため、その状態を繰り返すとシャフトが折損し、最悪の場合、走行不能となるおそれがあります。

出典:http://www.honda.co.jp

お気づきの方もいるでしょうか?
実はこのリコールは、平成25年6月のリコールと同じリコールなんです。何故、同じ内容のリコールを再度行ったかというと、新たな原因が判明したためとホームページには記載されています。新しい原因によって、対象範囲が変わったとか。 

どんな不具合かというと

ドライブやバックを切り替える変速機を、すばやく切り替えると負荷がかかって折れたり破損する恐れがあるというもの。最悪、走行できなくなるというのは怖いですね。

リコール対象だったら

ここでは自分の車がリコール対象だったらどうすればいいのかについてまとめてみました!

ダイレクトメール等が届く

乗っているNBOXがリコール対象の場合はダイレクトメール等が届くようになっています。

ディーラーへ連絡

修理や点検などの予約をして直してもらいましょう。

中古車で修理してあるかわからない場合

リコール対象車を修理した際には修理をしたステッカーを車のどこかに貼り付けるようになっています。NBOXの修理済みステッカーはすべて運転者席側ドア開口部のドアストライカー付近に貼られているようになっています。また不具合によってNoが決まっていますので、ホームページでどの不具合を修理したかがわかりますよ。

ホームページで調べる

自分の車が対象かどうかはホンダのホームページで調べることができます。
リコール・改善対策対象車の検索のページがあり、車検証の車台番号を入力するとリコールの対象かがわかるようになっています。

NBOXのリコール~まとめ~

リコール対象車だったら

必ず点検に出しましょう。NBOXの過去のリコール内容を見ると最悪、走行が難しくなるものばかりです。特に調子が悪くないし大丈夫と思っていても、大事故につながってしまう可能性もあります!

いかがでしたか?

平成27年11月に出たリコールは平成25年にすでに発生していたものでした。2年近くして、再度同じリコールが出ています。メーカーにはしっかり原因を追求・解明して同じリコールを出さないようにして欲しいですね。今回の記事が少しでも役に立てたなら幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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