あなたは知っていますか？！日本の自衛隊保有の戦車について！！

自衛隊とは日本における防衛組織の事を言います。
自衛隊には陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊があります。

陸上自衛隊とは、自衛隊の中で陸上部門にあたる組織の事で、諸外国での陸軍といわれる組織に該当します。
陸上自衛隊は、防衛任務の装備として、戦車、装甲車、対戦車ミサイル、ヘリコプターなどを保有しています。

海上自衛隊とは、自衛隊の中で海上部門にあたる組織の事で、諸外国での海軍といわれる組織に該当します。
海上自衛隊は、哨戒機、潜水艦や護衛艦などを保有しています。
年間24時間体制で日本周辺海域の哨戒（パトロール）を実施しています。

海の警戒にあたると言えば海上保安庁もあるが、おおまかにいうと民間船舶が任務の対象であり、海上自衛隊は軍艦、軍用機が任務の対象です。
海上保安庁は国土交通省の機関であり、海上自衛隊は防衛省の機関でまったく別系統でもあります。
有事の際は防衛大臣に一時的に指揮を委ねることができます。
ただし、海上保安庁はあくまでも非軍事組織です。

航空自衛隊は、自衛隊の中で航空部門にあたる組織で、諸外国でいうところの空軍にあたります。
航空自衛隊は通常は領空侵犯、その可能性のあるものの排除を任務としています。
日本の各所28ヶ所にレーダーを設置して警戒態勢を敷いています。

戦車は陸上自衛隊が防衛任務の装備の１つとして保有しているものです。
陸上自衛隊が保有する戦車の数は690台（2014年3月31日現在）です。
日本の陸上自衛隊の保有する主要戦車は10式戦車（ひとまるしきせんしゃ）です。
10式戦車は2009年に制式化された国産として4代目の戦車です。
陸上自衛隊は90式戦車も保有しています。

全長　9.42m
全幅　3.24m
全高　2.30m
約44t（全備重量）
速度　70km/h
主砲　44口径120mm滑腔砲（日本製鋼所製）
乗員　3名

61式戦車（ろくいちしきせんしゃ）とは、日本の陸上自衛隊が戦後運用していた戦後第1世代戦車の１つで、国産初の戦車です。
1961年に制式採用され、年代の下2桁をとって61式戦車と名づけられました。
1974年に74式戦車が制式採用されるまでに560台が生産され、2000年に全車退役しています。

全長　8.19m
車体長　6.30m
全幅　2.95m
全高　2.49m
重量　35t
速度　45km/h
主砲　61式52口径90mmライフル砲、砲口初速910m/s（M318AP-T 使用時）
乗員　4名

74式戦車（ななよんしきせんしゃ）とは、61戦車の後継として開発された国産2代目の戦車です。
陸上自衛隊の第2世代主力戦車です。

全長　9.41m
車体長　6.90m
全幅　3.18m
全高　2.25m
重量　38t
速度　53km/h
主砲　51口径105mmライフル砲L7A1
乗員　4名

90式戦車（きゅうまるしきせんしゃ）とは、第3世代主力戦車です。
国産3代目の戦車です。

全長　9.80m
車体長　7.55m
全幅　3.40m（サイドスカートを含む）
全高　2.30m
重量　50.2t
速度　70km/h
主砲　44口径120mm滑腔砲Rh120
乗員　3名

日本の自衛隊は専守防衛が原則で、自衛隊の活動も被災地支援などが主だったものってイメージで、実際にどのくらいの装備を保有しているのかなんて考えることがないぐらいの平和国家です。
でも自衛隊には有事に備えて（防衛のため）、多くの装備があることがわかりました。
戦車もテレビや映画の世界、諸外国での出来事って他人事のような気がしていましたが、実際には690台も戦車を保有していることがわかりました。
毎年8月ごろに行われる富士総合火力演習では、実際の戦車やヘリコプター、火砲などの実弾射撃も見ることができます。
戦車や火砲などの実演を見ることができるのはこの時ぐらいです。
一般公開と言っても、応募して入場券を手に入れる必要があります。
他にも自衛隊では活動を理解してもらうためのイベントなども行っています。
参加できる機会があればぜひ参加してみてください。

そして、ぜひ今一度日本の防衛について、自衛隊について学んでみてはいかがでしょう？