個性的なフロントグリル!トヨタ タコマの魅力を徹底的に調査!
2015/11/28
ヒロメリー
今や世界に誇れるメーカーとなったトヨタ自動車。愛知県豊田市にあるトヨタ元町工場では、トヨタの主要車種だけでなく、燃料電池車MIRAIの生産も始まっています。そんなトヨタ元町工場は、工場見学もできるんですよ。今回は、トヨタ元町工場を詳細レポートします!
まず最初に、トヨタ元町工場はどのような工場なのかについてご紹介します。
所在地:愛知県豊田市元町1
最寄駅:名鉄三河線土橋駅
完成年月:1959年8月
敷地面積:159万㎡(東京ドーム約35個分)
従業員数:約8000人
生産品目:クラウン、マークX、エスティマ、レクサスGS、MIRAI
トヨタ元町工場全景
広大な敷地を誇ります
トヨタ元町工場は、トヨタ自動車の生産拠点の中で最も古く、海外工場へ技術者を派遣したり、研修・訓練を行うマザー工場でもあります。
次に、トヨタ元町工場で生産されている車種をご紹介します。
クラウン ロイヤル
クラウン 製造工程
クラウンは、トヨタ自動車を代表する高級車です。車名の通り、王冠のエンブレムでおなじみですね。現在トヨタ元町工場で生産されているクラウンは、14代目になります。
エスティマ ハイブリッド
エスティマは、1990年に発売開始した高級ミニバンです。現在トヨタ元町工場で生産されているエスティマは3代目になります。
レクサスGS
トヨタの高級車ブランド、レクサスから販売されている大型セダン。2014年からトヨタ元町工場での生産が開始されました。現在トヨタ元町工場で生産されているレクサスGSは、フルモデルチェンジ後の4代目です。
MIRAI
MIRAIは、水素から発生した電気によって走る燃料電池自動車です。2014年12月に販売開始され、トヨタ元町工場では、2015年に700台の生産を予定しています。
MIRAI 製造工程
トヨタ元町工場は、アジア初の乗用車専用工場として、高品質の車を生産するだけではなく、他社が目標とするような優れた生産管理方式を開発し、さらなる業務改善に取り組んでいます。
トヨタ自動車の生産方式は、「自働化」と「ジャスト・イン・タイム」という基本思想によって、効率的に車づくりが進められるように管理されています。
【自働化】
「異常が発生したら機械がただちに停止して、不良品を造らない」という考え方。不良品や設備の異常が発生すると機械が自動的に止まり、人が作業を止めることで解決します。
【ジャスト・イン・タイム】
各工程が必要なものだけを、流れるように停滞なく生産するという考え方。生産現場の「ムダ・ムラ・ムリ」を徹底的になくし、良いものだけを効率良くつくります。生産ラインにおける 納品情報や生産指示情報が記された帳票をかんばんと呼ぶことから、「かんばん方式」としても広く知られています。
「引き取りかんばん」サンプル
トヨタ元町工場では、環境に配慮したモデル工場として、埋立廃棄物・焼却廃棄物ゼロへの取り組みを行っています。また、他企業の工場と連携した排熱の有効利用など、将来を見据えたエコへの取り組みを積極的に進めています。
トヨタ元町工場は、事前予約制で見学ができます。なんと料金は無料!ただし、豊田市にある3つの工場(元町工場、高岡工場、堤工場)のうち、見学する工場の指定はできませんのでご注意ください。
ここでは、15名までの一般見学コースをご紹介します。
豊田市にあるトヨタ工場
インターネットで見学予約を申し込みます。見学開催日は、カレンダーでご確認ください。
10時30分にトヨタ自動車本社の旧本館内にあるトヨタ会館に集合します。11時までの間、各自でトヨタ会館の館内を自由に見学します。
トヨタ会館
愛知県豊田市トヨタ町1
TEL:0565-29-3345
演奏ロボットがお出迎え
レクサスLFAの展示
11時にバスでトヨタ会館を出発し、トヨタ工場に向かいます。見学できるのは、組み立て(約50分)・ロボットによる溶接工程(約20分)です。トヨタ生産方式による高品質な車づくりについて、係員の説明を聞きながら見学できるガイドツアーとなっています。工場内での撮影は禁止なので、ご注意くださいね。
ロボットによる溶接の様子
トヨタ工場見学の後、13時頃にバスでトヨタ会館に帰着します。お子様にはプレゼントもあるそうですので、ぜひご家族で工場見学を楽しんでみてくださいね。
2015年7月に、天皇・皇后両陛下がトヨタ元町工場を訪問され、MIRAIの生産工程を視察されました。
MIRAIの説明を受ける両陛下
トヨタ元町工場には、2015年秋に放送されたテレビ番組のロケで、マツコ・デラックスも訪れました!
豊田章男社長が、自らマツコをエスコート。MIRAIに試乗するなど、様々な体験の様子が放送されました。工場での生産現場では、技術者が手作りしたマシンが活躍していました。ハイテク技術だけではない、トヨタ元町工場の魅力が伝わってきますね。
トヨタ元町工場内をスクーターで走るマツコ・デラックス
トヨタ元町工場についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?今や押しも押されぬ巨大企業となったトヨタ自動車ですが、元町工場をはじめとする生産拠点では、一人あたり年間20件以上の改善提案があるそうです。現状に満足せず、さらに効率的な車づくりを目指して、社員一丸となって取り組んでいる様子がわかりますね。
お一人からでも無料で見学できるトヨタ元町工場。機会があればぜひご自身の目で確かめてみてくださいね。
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局