記事ID11089のサムネイル画像

ベビージープとは言わせない!ジープパトリオットの魅力とは?

ジープ パトリオットは2007年にジープから発売、2013年まで販売されたクロスオーバーSUVです。ジープの中ではコンパクトながらも、どこから見てもジープらしいデザインに走破性が人気でした。今回はジープのエントリーモデル パトリオットの魅力を調べてみました。

ジープパトリオットってどんなクルマ?

ジープ パトリオット

2006年ニューヨーク国際オートショーで発表、翌年、ジープブランドで発売されたクライスラーのクロスオーバーSUVです。ジープ チェロキーの1クラス下のモデルとして販売され、ジープとしては最も廉価なモデルです。

エンジンには、発売当初は2.4Lのみでしたが、2012年にFFをラインアップするため、FF用に2.0Lの直列4気筒ガソリンエンジンを追加設定しました。またオーストラリアおよびヨーロッパへの輸出車両には、VW製の直4 2.0Lディーゼルエンジン搭載車も設定されていました。

ジープ パトリオット

・全長 4,420mm
・全幅 1,810mm
・全高 1,655mm
・ホイールベース 2,635mm

それでは早速、ジープ パトリオットを性能・デザイン・価格など、レビューも交えながら、様々な面から見ていきましょう!

ジープ パトリオットの性能は?

まずは、ジープ パトリオットのエンジン、走行性能を見ていきましょう!

ジープ パトリオット エンジン

【2.4Lエンジン】
直列4気筒DOHC
総排気量 2,359cc
最高出力 170ps / 6,000rpm
最大トルク 22.4kgm / 4,500rpm
【2.0Lエンジン】
直列4気筒DOHC
総排気量 1,998cc
最高出力 156ps / 6,300rpm
最大トルク 19.4kgm / 5,100rpm

フリーダムドライブ

4WDシステムの「フリーダムドライブ」とは、リアデフに電子制御カップリング(ECC)を組み込んだ4WDシステムで、通常は前輪駆動で走行、必要に応じてリアにも駆動力を配分する一種のオンデマンド4WDで、スイッチ操作でECCをロックすれば、直結4WD並みの効果を得られるシステムです。

では、ジープ パトリオットのユーザーレビューを見てみましょう!

『小排気量ゆえパワーもトルクも物足りないです。特に出足は遅く感じます。走行に関しては低速でのハーシュネスがやや強いのが気になります。高速道路はクルーズコントロールの制御も上手く、エンジンも振動も少なくて、これまた意外と静かで快適です。』

『走りは水準以上だと思う。アウトランダーとほぼ同系のエンジンで100kg軽い。乗り心地もピッチングも無く快適だと思う。小回りも効くし町乗りではジープ史上最強。悪路は微妙。』

ジープ パトリオット

『街乗り〜高速〜林道や雪道まで、全てをストレス無くそつなくこなしてくれる優等生。フロントオーバーハングとリヤオーバーハングが短いため、地方の極狭集落道路に迷い込んでも苦にならない。』

ジープ パトリオットのユーザーは、その走行性能には概ね満足しているようですね。燃費に関しては、最近の車と比較するとあまりいいとは言えないですが、「燃費を気にするなら国産を選びます」というユーザーもいらっしゃるくらい、ウイークポイントとしては捉えていない方が多数でした。

ジープ パトリオットのアピールポイントは?

助手席テーブル

ジープ パトリオットの助手席のシートバックは、前に倒すことでフラットになり、多目的テーブルとして使用できます。また、スキー板など長尺物の積載する際にも便利な機能です。

分割可倒式リヤシート

ジープ パトリオットのツートーンカラーのインテリアには、汚れが付きにくいクロスとレザー、2種類のシートが装備されています。リアシートには6:4の分割可倒式のリクライニング機能を備えています。

エクステリアデザイン

ジープパトリオットのエクステリアデザインは、7本の縦スリットグリルに組み合わされた丸型ヘッドランプ始め、台形のホイールアーチ、そして立てられたCピラーなど、ジープブランドのデザインアイデンティティーが随所に表現され、どの角度から見てもジープの1台に見えます。

では、実際のユーザーは、運動性能以外でどのような評価をしているのでしょうか?

『かっこいいですね。雑誌やネットで見て「かわいい!」って思ってる方、是非一度実車を見てみて下さい。ゴツいです(笑)いい意味で。インテリアは当然ですが、国産車に比べると地味ですね。ただし不足しているものは無いです。必要十分です。それが良かったりもしますね。』

『レザーシートで高級感あって大人のイメージ。外装がカクカクってしてるが、けど丸目のライトで可愛くジープらしさを出してるとこが好きです!ほぼ外装のフォルムで購入を決めました。』

『まずこのフォルム。他社ではマネできない。JEEP顔。逆立ちしてもJEEPです。と共にこの野生感。アバウトさ。そしてゴツさ。でも取り回ししやすい大きさで、運転しやすいです。ガッチリしたシート。さすがアメリカ車。同じサイズのアウトランダーよりもシートは大きいかな。太っていても運転楽です。』

ジープ パトリオットのユーザーは、やはり、そのジープのデザインアイディンティティーが表現されたデザインを評価しているのがわかります。室内に関しても、収納スペースの少なさや、インパネの質感にも不満はあるものの、痘痕も靨であまり気はならないようですね。

ジープ パトリオットの価格は?

では、気になるジープ パトリオットの価格を見ていきましょう!

ジープ パトリオット アルティテュード(特別限定車)

2012年にはジープ パトリオット スポーツをベースに「シルバールーフレール」、「17インチグロスブラックホイール」を装備した100台限定モデル ジープ パトリオット アルティテュードが販売されました。

価格 2,800,000円(税込)

ジープ パトリオットの価格は以下の通りです。

ジープ パトリオット スポーツ(FF) 2,580,000円(税込)
ジープ パトリオット スポーツ(4WD) 2,780,000円(税込)
ジープ パトリオット リミテッド(4WD) 3,180,000円(税込)

ジープ パトリオットの総括

ジープ パトリオット

ジープパトリオットは、2013年に生産を終了しました。その後継モデルはなく、同クラスのジープ コンパスに1本化されました。

さていかがでしたか?
今回はジープ パトリオットの性能面を含め、様々な角度から見てきました。ジープパトリオットは、ジープのエントリーモデルですが、そのジープらしいデザインと走破性はまさにジープらしい1台でした。
これをきっかけにクロスオーバーSUVを中古でご購入予定の方は、ジープ パトリオットついてご検討されてはいかがでしょうか。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

関連する記事

この記事に関する記事

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す

TOPへ