永遠のライバル！フェラーリとランボルギーニ、色々と比べてみた

イタリアのスーパーカーメーカーとして有名なフェラーリとランボルギーニ。

名実ともに超一流ブランドとして知られている両者ですが、永遠のライバルと言われています。
フェラーリとランボルギーニを競わせた動画もアップされるなど車好きの間でもフェラーリとランボルギーニ、どちらが上か激論が交わされることもしばしば。

ここでは色々な視点からフェラーリとランボルギーニを比較していきたいと思います。
果たしてフェラーリとランボルギーニ、どちらに軍配があがるのでしょうか！

猛牛のエンブレムのランボルギーニと跳ね馬のエンブレムのフェラーリ。
エンブレムだけ見るとランボルギーニの方が強そうです・・・。

ランボルギーニが設立されたのは1962年4月。
農業機械（トラクター）製造で成功を収めていたフェルッチオ・ランボルギーニが設立しました。

フェラーリの設立は1929年。
アルファロメオのセミワークスレーシングチームとして、エンツォ・フェラーリとその友人により設立された「スクーデリア・フェラーリ」が前身です。

市販車の製造を始めたのは1948年。
「166インター」というGTカーの少数受注生産を開始しました。

歴史の長さではフェラーリに軍配があがりました。
それもそのはず、フェラーリとのいざこざがランボルギーニが車を作るきっかけとなったという逸話があるんです。

ちなみにフェラーリの拠点はモデナ県・マラネロ、ランボルギーニ本部はボローニャ県サンターガタ・ボロニェーゼですが、直線距離にしてわずか20km程度しか離れていません。

続いて、フェラーリとランボルギーニがこれまでに製造、販売した車の最高価格を比べてみたいと思います。

まずはフェラーリ。
フェラーリがこれまでに製造、販売した車で最も高い車は「ラ・フェラーリ」です。
その価格は1億3000万円。

「ラ・フェラーリ」は世界限定499台のみにも関わらず世界中から1000人以上の購入希望者が殺到したという名車です。

ランボルギーニで最も高い車は「ランボルギーニ・ヴェネーノ」。
価格はなんと4億円！

「ヴェネーノ」はランボルギーニ創業50周年を記念して作られた車で3台しか生産されていないそうです。

製造、販売した車の最高価格ではランボルギーニに軍配があがりました。
とはいえ、フェラーリも1億円以上の価格でした。

いったいどんな人が買うのでしょうか。

続いて、フェラーリとランボルギーニがこれまでに製造、販売した車の最高速度を比べてみたいと思います。

フェラーリで最も早い車は「ラ・フェラーリ」。
時速は350km/h。

0‐100km/h加速は3秒以下、0 - 200km加速は7秒以下、0 - 300km加速は15秒とされているまさにスーパーカーです。

対してランボルギーニで最も早い車は「アヴェンタドール」
時速は350km/h。

0-100km/h加速は2.9秒以下といわれ、2013年にはドバイでパトカーに採用されたことでも話題となったスーパーカー。

最高速度はともに350km/hと全く同じでした。
さすがスーパーカーメーカーのライバル同士、最高速度は譲れないところがあるのでしょうか。

最後に、フェラーリとランボルギーニの売上高(2014年)を比較してみたいと思います。

フェラーリの2014年売上高は約3700億円。
思ったよりも少ない印象です。

対してランボルギーニの売上高は約810億円。

売上高はフェラーリの圧勝ですね。
このように大差がついた理由の1つとして車種の数があげられるのではないでしょうか。

ランボルギーニの現行車種は「ウラカン」と「アヴェンタドール」の2種類です。
一方、フェラーリの現行車種は「F12ベルリネッタ」、「FF」、「カリフォルニアT」など7種類となっていｊます。（中には生産されているものの、注文はすでに停止されているものもあります。）

車種と売上高が直結するとは限りませんが、ランボルギーニが車種を増やすことができれば売上高もフェラーリに迫ることが出来るのではないでしょうか。

いかがでしたでしょうか。
フェラーリとランボルギーニを色々な視点から比較してみました。

今回の比較ではフェラーリが2勝、ランボルギーニが1勝、1引き分けという結果でした。

もちろんこれで両者の戦いに決着がついたわけではありません。
これからも互いに競い合い素晴らしい車を作り続けて欲しいですね。