あなたは知っていますか？！運転免許の点数！その違反何点！？

日本の運転免許の制度は、道路交通法および下位命令により規定されています。
運転免許は国家資格であり、管理は各都道府県の公安委員会が行っています。
取り締まりなどの実業務は警視庁と各道府県の警察本部が行っています。

運転免許証はドライバーの運転歴、違反歴に応じてゴールド、ブルー、グリーンの3種類があります。

過去5年間無事故無違反者に交付される運転免許です。

運転免許を取得してからはじめての運転免許更新時に交付される運転免許です。
またゴールド免許取得中に事故や違反をするとブルーの運転免許になります。

初めて免許を取得した人に交付される運転免許です。運転免許取得から3年間適用されます。

日本で導入されている運転免許の点数制度は累積方式です。
違反をするとその違反に対して既定の点数が課せられ、違反の度に加算されていくのです。
違反の累積点数により行政処分が科せられます。
基本は3年間の累積点数になります。
ただし、処分歴が0回で行政処分の基準点数に未達の場合は、1年以上無事故・無違反であればその点数は加算されません。
また、処分歴も免許停止処分の満了から1年以上無事故・無違反の場合は処分歴も0回にリセットされます。
万が一違反してしまっても、そこからしっかり無事故・無違反を続ければ優良ドライバーになれます。

繰り返し違反をする人には処分に至る点数も、処分期間も長くなります。

例えば処分歴0回の場合
違反点数累積　6～8　免許停止30日
違反点数累積　9～11　免許停止60日
違反点数累積　12～14　免許停止90日
違反点数累積　15　免許取消

処分歴4回以上の場合
違反点数累積　2　免許停止150日
違反点数累積　3　免許停止180日
違反点数累積　4　免許取消

運転免許点数制度上の違反行為には一般違反行為と特定違反行為の2種類があります。
特定違反行為とは、著しく危険で悪質な違反行為のことを言います。

平成21年6月の道路交通法の改正により施行された違反行為です。
特定違反行為をすると、処分歴に関わらず一発で運転免許取消の点数が追加されます。

運転殺人（故意に運転により人を死なせる）や、危険運転致死傷、飲酒運転やドラッグ吸引しての運転、ひき逃げがこれに該当します。
ほんの少しの飲酒だから、自分は大丈夫なんて思わないようにしましょう。

実際にどんな違反で何点の点数が加算されるか知っていますか？
違反をしない限り知らない人が多いのではないでしょうか？
軽微な違反なら問題ないということではありませんが、違反の点数について少しご紹介したいと思います。

35点　酒酔い運転・麻薬等運転
25点　無免許運転、酒気帯び運転（0.25mg以上）、過労運転等、共同危険行為
13点　酒気帯び運転（0.13mg～0.25mg未満）

12点　50㎞以上
6点　　30km以上～50km未満（一般道）、40km以上～50km未満（高速道路）
3点　　30km以上～40km未満（高速道路）、25km以上～30km未満
2点　　20km以上～25km未満
1点　　15㎞以上～20km未満

2点　整備不良（制動装置等）、駐停車禁止違反（駐停車禁止場所等）、携帯電話使用等（交通の危険）など

1点　整備不良（尾灯等）、駐停車禁止違反（駐車禁止場所等）、ベルト装着義務違反、携帯電話使用（保持）、幼児用補助装置使用義務違反など

運転免許の点数制度について調べてみて、これも違反で点数加算されちゃうんだって初めて知ったものもありました。
ここでは、よくある違反についてのみご紹介していますが、泥はね運転なども違反点数の加算はありませんが、罰金が課せられます。
自分の運転が道路交通法をしっかり守っているかを確認する意味でも、どんな違反があるのか今一度確認してみてください。
そのきっかけになれば幸いです。