ブリオ!ホンダのアジア新興国向け小型乗用車。その性能や価格は?
2015/11/12
tace
『RS-01』。ルノーのフォーミュラ1カーとして写真入りで紹介している資料があるかと思うと、『R.S.01』としてレース専用車両であると紹介する資料もありました。『RS-01』と『R.S.01』、価格も特別なのですが、その価格も含めて調べてみます。
ルノー・RS-01 とはルノー・スポールが1977年のF1世界選手権に投入したフォーミュラ1カーのことです。
ルノー ・RS-01
『RS-01』は、F1マシン初のターボエンジン搭載車として開発されました。
『RS-01』のデザイナーは、後述するアンドレ・デ・コルタンツとフランソワ・キャスタンです。
1973年、ルノー傘下のゴルディーニのフランソワ・キャスタンが2リッターV6エンジン"CH1"を開発した。
因みにゴルディーニとは、かつてフランスに存在した自動車のチューニングメーカーの名称です。
renault-gordini-engine CH1
このエンジンはF2とスポーツプロトタイプに搭載され、1975年にはベルナール・デュド指揮のもと、エンジンにギャレット製シングルターボを装着したアルピーヌ・ルノー A442が登場しました。
Alpine A442
ルノーはル・マン24時間レース制覇を最大の目標に掲げながら、フルコンストラクター体制でのF1参戦も計画しました。石油会社エルフの資金援助を受け、排気量を1.5リッターに縮小した「ルノー・ゴルディーニ EF1」ターボエンジンを開発(EFはエルフの略)しました。
1.5リッターV6ターボのルノーEF1
RS-01のシャーシ設計では、前述したアンドレ・デ・コルタンツが担当しました。
ターボエンジンはインディカーやスポーツカーレースではすでに定着していたが、F1では「過給式エンジンの排気量は自然吸気エンジンの1/2とする」ハンディに阻まれ、ルノー・RS-01以前に挑戦するチームはいませんでした。フランスの大企業の独創的なプロジェクトは大いに関心を集めたものでした。
1977年第10戦イギリスGPから、実戦型のRS-01を投入。タイヤはミシュランが開発したF1初のラジアルタイヤを装着し、燃料はエルフを使用するなど「オールフレンチ体制」での参戦となりました。当面はRS-01が1台の体制で、実戦における開発に重点が置かれました。
RS-01のデビュー戦は予選21位、決勝はターボのトラブルでリタイアしてしまいました。2戦を欠場し第13戦オランダGPから再登場しましたが、3戦連続リタイアを喫し、カナダGPでは予選落ちとなってしまいました。RS-01はターボラグと熱処理の問題を抱え、度々エンジンから白煙をあげてリタイアすることから、「イエロー・ティーポット」と仇名されたりもしました。
RS-01は、ル・マン24時間レースを優先するため、開幕2戦を欠場し、第3戦南アフリカグランプリから参戦しました。6月のル・マンで目標の総合優勝を果たし、ルノー・スポールはスポーツカープログラムを終了してF1に集中することとなるのです。
依然としてRS-01に対する信頼性は低かったようですが、インタークーラーを水冷式に改めたことでパワーロスを解消し、直線スピードを発揮するようになりました。第15戦アメリカ東GPにて4位入賞し、RS-01は待望の初入賞を記録しました。
ロングビーチ市街地コースで行われた第4戦アメリカ西GPでは、二人体制の一人のドライバーがRS-01のリアサスペンション故障で270km/hの高速クラッシュを喫し、もう一人のドライバーにも同じトラブルが出たことから出走を見合わせました。
第5戦スペイングランプリ以降は、RS-01にKKK製ツインターボを装着する新車RS10にスイッチしました。
Renault RS10 1979
『ルノー・RS-01』の価格を調べているうちに、ある記事に出会いました。
そこには、『ルノー・RS-01』のスペック、ならびになんと価格まで記載されています。
その一部を記載します。
アレ・・・・・・・・???
写真が載っていました。
これです・・・・。
ルノースポール R.S.01 画像
なんか、違いません・・・・?
これまでの『RS-01』に関する記事の資料には、ウィキペディアを中心に使用してきていましたが、その中での『RS-01』は、いわゆるF1 マシーンとして紹介されているのですが、世の中の多くのサイトでは『RS-01』は「ワンメイクレース用マシン」としてレース専用車両であると紹介されています。
名称での違いは、ウィキペディアでは「ルノー・RS01」、その他のサイトでは「ルノー・R.S.01」と“.(ピリオド)”で区切られているかどうかだけです。
こんな事もあるんですネ・・・・?!!
そこで次項からは、多くのサイトで紹介されている『ルノー・R.S.01』に関して価格を含めてまとめてみます。
前述のとおりルノー・スポールは、ルノーのモータースポーツ部門ですが、そのルノー・スポールのレーシングカーがルノー・スポール R.S. 01だということで、次の写真になります。
ルノー・スポール R.S. 01
ルノー・スポール R.S. 01
エンジンは日産「GT-R」の3.8Lエンジンをベースに開発されているようです。
しかもエクステリアのデザインは、なんとフランスのデザインスタジオで働く日本人デザイナーの清水暁生氏が手がけたものだそうです。
この清水氏は、日産からルノーへ企業留学中とのことで、エンジンだけではなく、デザイン面でも日産が関わっている点も大注目です。
ルノーの連結子会社である日産のモータースポーツ部門を担うNISMOが開発した3.8LのV型6気筒24バルブツインターボガソリンエンジンは、500psを発生し、7速のシーケンシャルトランスミッションのセミオートマでパドルシフトが採用されています。
さて途中で書き止めてしまいました価格についてですが、改めてここでご紹介します。
●2015年のワンメイクレースシリーズ「Renaultsport Trophy」用のレースマシン
●全長×全幅×全高:4710×2000×1166mm
●ホイールベース:2744mm
●エンジン:V型6気筒 3.8L ツインターボ(日産 GT-Rと同型をドライサンプ化し、低重心に)
●最高出力:500ps以上
●最大トルク:61.2kgm以上(ちなみに… GT-Rは550ps、64.3kgm)
●ミッション:7速シーケンシャルパドルシフト
●駆動:MR
●サスペンション:前後ダブルウィッシュボーン
●車重:1100kg
●最高速度:300km/h以上
●ダラーラ製カーボンモノコック採用
●ブレーキ:6ピストンキャリパー&カーボンディスク
●タイヤ:18インチミシュラン製スペシャルタイヤ
●オーリンズ製ダンパー
●プッシュロッドサスペンション
●価格(円換算価格):4800万円
このように当記事では、『ルノー・R.S.01』の価格は4800万円であると記載されています。
これだけの性能とスタイルを持った『ルノー・R.S.01』の価格がこの価格だと言われても、安い価格なのか高い価格なのかよくわかりませんネ・・・・。
前項の記事で『ルノー・R.S.01』価格は4800万円だそうですが、これって適正な価格なのでしょうか・・・・?
同じ車格、性能の車を探したところ、『アウディR8』に行き当りました。
『ルノー・R.S.01』のエンジンもミッドシップ化されていることで、アウディ R8のような雰囲気を醸し出しているようで適格だと思います。
『アウディR8』の価格を知るために、AudiのHPを見ると価格が載っていました。
引用します。
R8 Coupé 4.2 FSI quattro (Manual) ¥18,570,000 (¥17,194,445)
R8 Coupé 4.2 FSI quattro (S-tronic) ¥19,320,000 (¥17,888,889)
R8 Coupé 5.2 FSI quattro (Manual) ¥22,010,000 (¥20,379,630)
R8 Coupé 5.2 FSI quattro (S-tronic) ¥22,760,000 (¥21,074,075)
R8 Spyder 5.2 FSI quattro (S-tronic) ¥25,120,000 (¥23,259,260)
アウディR8
最低価格:1857万円
最高価格:2512万円
その他にも、『ベントレーGT3』などは価格が約6,800万円になっています。
Bentley Continental GT3
価格:約6,800万円
こうなると、『ルノー・R.S.01』が、価格的に高いのか安いのかなんて、訳が分かりません。何しろ公道を走れないし、量産はしてないし、市販もしてないので、価格・価格と言える代物ではないのです。珍しく『ルノー・R.S.01』が価格を公表していただけで、ふつうは価格を公表する車種ではないのです。
でもやっぱり価格が気になりますよネ~~?!
価格がどうなのかの結論は、次の動画も見て御判断ください。
Renault Sport R.S. 01 Chris Harris test drive
アウディR8 vs ZX-10R vs GSX-R1000 キチガイ公道レース
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