ブリオ!ホンダのアジア新興国向け小型乗用車。その性能や価格は?
2015/11/12
tace
『C-Type』。ご存知でした?あのジャガーの凄いレーシングカーです。調べました!!この凄さはジャガーの『C-Type』ならではです。ジャガーの『C-Type』の生い立ちから性能・価格を、ご一緒に見て行きませんか?!『C-Type』の中古車価格も・・・・!
『C-Type』とは、ジャガー・C-Type(Jaguar C-Type )のことで、イギリスの高級車メーカージャガーが1951年から1953年の間製作したレーシングカーです。
ジャガー・C-Type
1948年に発表されたジャガー・XK120はその流麗なスタイリングと高性能さ、また同程度の性能を持つアストンマーチンやベントレーと比べて圧倒的に安価だったことから大人気となり、ジャガーのイメージを決定づける重要なモデルとなりました。
ジャガー XK120
1950年10月、会長であるウィリアム・ライオンズはスポーティなイメージをより決定的なものにするため、XK120をベースに改造したレーシングカーでル・マン24時間レースへ参戦することを決定しました。そのために開発されたのがCタイプで、レース開始6週間前の1951年5月初旬に最初の1台が完成しました。
1951年のル・マン24時間耐久レース
このレースには、ゼッケン22のジャガーXK120C(Cタイプ)を駆る、21歳の若き新星の快走から始まった。
その後2台が製作され、サルト・サーキットまで自走しました。
XK120Cとも呼ばれるこのマシンはライオンズの思惑通り1951年のル・マン24時間レースでジャガーにル・マン初優勝をもたらし、さらに1953年のル・マン24時間レースにも優勝を果たし、ジャガーのイメージ向上に大きく貢献しました。
1953年にはサルト・サーキットを走った
『C-Type』のエンジンは3,441ccの直列6気筒DOHCXKエンジンで、クロード・ベイリーが圧縮比8.0、SU製キャブレターはそのままに160hpから200hpにチューニングされました。
また圧縮比を9.0に上げた仕様では210hpを実現しました
ジャガー C-TYPE エンジン
『C-Type』のトランスミッションは4速MT。
シャシはラダー式からチューブラー・フレームに変更されています。
ホイールベースは2,440mm。フロントサスペンションはほぼ同一のダブル・ウィッシュボーンとトーションバー。
リアサスペンションはリーフ式から変更され、ヘインズが考案し右寄りに配置された三角形ブラケットと2本のトレーリングリンクでアクスルを支持し横置きトーションバーをバネとする方式となりました。
ジャガーCタイプ
『C-Type』のボディーはウィリアム・ライオンズから「XK120と共通するスタイリングイメージを持つように」との指示があったそうです。
ちょうどこの時期にブリストル飛行機から移って来ていたマルコム・セイヤーが、その空力技術を駆使し、ボディとフェンダーの段差をなくし、ヘッドライトはフロントフェンダーに埋め込むなど極めて凹凸が少なく滑らかにデザインしました。
全長3,990mm、全幅1,640mm、全高980mmで大幅に低くなったうえに、アルミニウム製ボディで、車両重量は939kgと軽量になりました。
『C-Type』は、フロントを低く、テールを長くするなどさらに空力特性を追求されましたが、小型化したグリルが裏目に出てオーバーヒートに悩まされ続けました。
1952年のル・マン24時間レースでは以前より大型ラジエーターを装備したが効果はなく全車オーバーヒートによりシリンダーヘッドを破損しリタイヤとなってしまいました。
1952年末に少数がプライベーターに販売されたということです。
ジャガーCタイプ(1952)
『C-Type』の1953年仕様では、オーバーヒートを解消するためボディーを元に戻し、燃料キャップをエアプレーン型に変更し、電装品の改良などで54.5kgの軽量化に成功、エンジンはキャブレターをツインチョークのウェーバー製×3に変更するなどで220hpにパワーアップ、前輪のみとはいえレーシングカーとしては初のディスクブレーキを搭載、リアサスペンションにパナール・ロッドを付加するなどの改良が施されました。
ジャガーCタイプ(1953年)
ここでは、『C-Type』の新車価格価格を調べてみたいと思います。
新車価格価格を調べると、『ジャガー・C-Type』は、全部で53台が製作され、しかも当時の価格は6,000ドルで、これはノーマルのジャガー・XK120の約2倍もしました。
当時の1ドルは360円であったとすると、6,000ドルは216万円となります。
とっても安価に思えますがこれは物価の違いを考慮していないからです。
それでは、今の物価に換算すると『ジャガー・C-Type』の新車価格はどうでしょう・・・・?
そのためには、当時に1万円の価格の物が、現在の価格は何円ぐらいなのかということから、大体の価格を見てみることにします。
好都合にも、企業物価および消費者物価の戦前基準指数が一つの参考材料になります。
(1) 企業物価指数 735.4 ÷ 342.5 = 2.15倍
(平成26年)(1951年)
(2) 消費者物価指数(東京都区部) 1,786.1÷ 255.5 = 7.0倍
(平成26年)(1951年)
つまり、企業物価の戦前基準指数を見ると、平成26年の物価は1951年の約2.15倍なので、1951年の価格1万円は平成26年の価格約2.15万円に相当する計算になります。
また、消費者物価では約7.00倍なので、価格約7.00万円に相当するという計算になります。
前述したとおり、『C-Type』の新車価格は当時6,000ドル(216万円)でしたネ・・・・。
ということは、現在の価格にして高い場合(消費者物価での換算価格)の換算価格として1,512万円ということになります。
安いですか?高いですか?『C-Type』の新車価格として・・・・
つぎに、『C-Type』の中古車価格を見て行きたいと思います。
国内の中古車価格掲載サイトを調べてみましたが、当然と言っても良いと思いますが一切掲載はされていませんでした。
「中古車ではなく、ヴィンテージカーだ!」と、お叱りを受けますよネ~~!!
そこで、ヴィンテージカーの記事で『C-Type』の中古車価格を調べてみると、ありました・・・・!。
以下に、記事内容の価格に関する箇所を抽出します。
1953年 ジャガー・Cタイプ ロードスター – 1953 Jaguar C-type lightweight roadster, sold for $13,200,000 (RM Sotheby’s)
ジャガーCタイプ・ライトウェイトは1953年にル・マンで4位となったモデル。$13,200,000(25億7,083万円)という価格は同タイプ最高額となる。
となっていました。
ヴィンテージカーは凄い価格です!!!
如何でしたげしょうか?
少しは、『ジャガー・C-Type』について知ることができたでしょうか?
生産終了から最低でも62年は経っている『ジャガー・C-Type』。
しかも、生産された総数が、たったの53台という『ジャガー・C-Type』。
新車価格の面でもやはり特別な『ジャガー・C-Type』。
そしてヴィンテージとしての超特別価格の『ジャガー・C-Type』。
一度は乗ってみたい車の一つですネ・・・・!
The Jaguar C-type
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