伝統のコンパクトカー購入者が教えるスズキスイフトの評価とは?
2015/10/29
YMOTOHASHI
1994年にスバルのレガシィシリーズとして、誕生したアウトバック。クロスオーバーSUVとして人気のアウトバックですが、試乗、購入した人はどのような評価をしているのでしょうか?燃費評価、走行評価、乗り心地評価にまとめて、アウトバックの評価を探りたいと思います!
初代アウトバック
アウトバックの由来は、オーストラリアの言葉で「奥地」や「未開の地」という意味。どこまでも広がる雄大なイメージから名付けられた。
初代アウトバックは、1994年にアメリカで誕生しました。日本では「レガシィ・グランドワゴン」という車名で1995年に発売されました。当時スバルこと富士重工業の主要輸出マーケットだったアメリカで、乗用車とSUVの長所を兼ね備えた「SUW(スポーツ・ユーティリティ・ワゴン)」という、新しいカテゴリーの車として売り出されました。アウトバックは発売当初は、芳しくなかった売り上げも1年ほどで好調に転じ、アメリカにおけるスバルの主要ラインナップとして富士重工業の経営立て直しに大きな貢献をしました。
新型 アウトバック
日本では2003年に「アウトバック」として売り出すようになり、2015年にはグッドデザイン賞を受賞しました。そんな、未だに活躍中のアウトバックの評価をまとめてみたいと思います。その前に、アウトバックの価格を紹介します。
アウトバック 2014年モデル
ベースグレード 318万円
リミテッド 345万円
まずはアウトバックの走行評価を見ていきたいと思います。
どんなシチュエーションでもハイレベルな走りをしてくれます。走り全般的に不満はありませんが、強いて気になる点を挙げるとすれば比較的速い車速でRの大き目なカーブを走ってる時の、ステアリングの微妙な修正に対する挙動が過敏に思います。
安定感がすごくイイです。高速、山道を走行しましたが、振られることもなく、中央道のカーブも安定感抜群でした。高速ではアイサイトで結構いいスピードで走ってましたが、そこからさらに 踏んでも余裕の加速でした。まだまだ余裕がありそうでした。山道でも快適そのもの。やはりアウトバックは、高速、山道を走ってナンボという気がします。
普通のSUVと比べるとロールが少ないですね。結構いいスピードで首都高のカーブに入っても怖さがありません。でも、未舗装路を走った時の安定感を感じるとワゴンじゃなくSUVだなあと感じます。このバランス感、素晴らしい。
法定速度で走ってる限りは全く問題ありませんが、140km/h辺りから走行安定性が怪しくなってきます。飛ばしたくなる車ではないので、構わないのですが、前車は15年落ちでも170km/h辺りまで安定していたので、セッティングが国産車の域を脱していない気がします。四駆の特性かもしれませんが、豪雨のときはどこにトラクションが掛かっているのかわからなくて怖いです。
試乗車は同車のベースグレード。上級の「リミテッド」との違いはタイヤが17インチとなりダンパーが非スタブレックス・ライドということ。タイヤはインチダウンしているが、18インチより指定空気圧が高いこともあり、走り始めは案外と“足が締まっている”と感じた。試乗車は9000kmほど走った個体ながら、これから馴染みが出てくる欧州車のような印象というべきか。この点は(その差はセダンのB4も同様だったが)別に試乗済みの「リミテッド」のほうが乗り味がなめらかで好ましいと思う。
ゆったりと走らせるのが似合うし、無理な運転はしていません。普段使いの中では、ボディの大きさの割に運転しやすく、取り回ししやすいです。朝の通勤時にクルーズコントロールをよく使います。停車するまでしっかり働き、とても便利です。高速道路では運転が楽です。だらだらした渋滞の場面でも使えますが、前を走る車が左折するときなどはギクシャクするので注意が必要です。
このようにアウトバックの走行評価は、安定性が高く、取り回しも良いという評価でした。ゆったり走れば、安定した走行が楽しめそうです。
続いて、気になる燃費評価を見ていきたいと思います。
市街地では9km/l前後、高速が多めの遠出で12km/lぐらいです。平均燃費で15km/l以上を表示するのは、比較的平坦な高速道路と下りの山道だけです。
毎日通勤で往復60-70キロ(高速が往復50キロくらい)走って平均13キロ前後。高速で遠乗りした時はたいてい15キロ台はいきます。スピードを出す方なので、それを考えると相当優秀です。
アウトバックの燃費評価は、賛否両論でした。高速道路だと15㎞/L程、街乗りだと10㎞/L切ることもあるようです。ただこの車格で4WDということを考えると、満足という人も多くいました。
続いて、アウトバックの乗り心地の評価を見ていきたいと思います。インテリアの評価なども合わせて紹介します。
確かに固めで突き上げ感はあります。エージングによる突き上げ感の低下が報告されている(気のせいとする意見もあるようですが)ように、私も1,300kmぐらいで馴染んできたと感じました。それでもシートのできが良いせいか、長距離を運転しても余り疲れを感じませんし、助手席の家内も同じ感想です。さすがに眠気は防げませんが。高速道路への取り付け道路の急カーブでもきれいにトレースして、逸脱の危険性を感じません。
結構路面の凹凸を拾う感じがします。後席でも頭上や足もとが広く、そういう意味での乗り心地はとても良さそうです。後席のリクライニングでジュニアシートもしっかりフィットしてます。
車内の静粛性はかなりアップしました。遮音性が高く外界のノイズがほぼ聞こえないレベル。アウトバックとしては遮音しすぎているのでは?と思うほどです。しかし走り出すとロードノイズは大きいほうかもしれません。シートが大きく、適度なかたさで心地よいです。大きさについて特に背もたれは小柄な女性では大きすぎるかも。シートサイズに比べて座面が短かいという批判がありますが私は、運転する(足を動かす)ことを考えると批判にあたらないと思います。
アウトバックの乗り心地の評価は、段差での突き上げが気になるという評価が多く見られました。しばらく乗っていると、あまり気にならなくなるという評価もありました。それ以外の評価は高評価で、静粛性も高く乗り心地は良いようです。
またアウトバックのインテリアの評価は、シンプルで上質な内装で、本革シートも好評でした。気になる評価としては、収納スペースが少ない、ドアの内張りの材質がキズつきやすいなどがありました。
最後にアウトバックの評価をまとめてみたいと思います。
アウトバックを購入した人の評価を見てみると、細かく気になるところがあるものの、非常に満足度が高い車ということが分かりました。安定感抜群の走りと走行性能の高さは北米でも評価され、人気です。悪路も走行でき、積載性も良いので、アウトドアが好きな方にもおすすめの車です。
アウトバックの評価をまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
アウトバックの購入を検討している方は、ぜひこれらの評価を参考にしてみてください。最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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