ミディアムクラスサルーンBMW5シリーズ。525Iの2.5Lは170馬力を発生
2016/02/05
とっぱらや
自動車は日々進化していっています。しかし、そんな中でも異色すぎる車がBMWにあることをご存じだったでしょうか。その名もBMW GINA。どこから見ても、全てにおいて今までの車と一線を画すそのBMW GINAについて今回はご紹介いたします。
さて、BMW GINAをご紹介していくわけですが、みなさんこの車の存在をご存じだったでしょうか。かなり奇抜な車なのですが、”BMW GINA”で検索してみると案外2008年あたりの記事も見つかったりして、情報通な方はすでにご存じだったかもしれません。
今回はBMW GINAにあまり触れたことのなかった人のために、BMW GINAについて知ってもらっちゃおうと思います。
BMW GINA
ではさっそくBMW GINAのデザインについてご紹介します。
BMW GINA
この写真を見ると少し変わった形ですがまぁ、普通の車に見えないこともありません。
BMW GINA
なんとこんな状態にも。
あれ?ヘッドライトがありません!
BMW GINA
ドアを開けたところです。
ドアに「シワ」が寄ってる!?
一体どういうことなのか。
その秘密はなんとこのボディの素材は、鉄、スチール、カーボンやアルミニウムなどではなく、
「布」なんです!
この素材は「ライクラ」というストレッチ素材で、もちろん通常の布ではなく、弾力性、耐久性、そして防水性に優れたものです。
「BMW GINA」の車体は、通常の金属製のボディとは一線を画しており、ストレッチ素材「ライクラ」にポリウレタンをコーティングした膜で作られています。この膜は、弾力性、耐久性、防水性を兼ね備えており、簡単に破れるようなものではありません。また中には可動式の金属性フレームがあり膜を支えています。このフレームを移動させることで、自由に簡単に自動車のデザインを変えることができます。
BMW GINA
ボンネット?の開き方もこの通り。
シワが寄っていてなんだか生き物のようですね。
上で書いた金属製のフレームを電気と油圧で作動するアクチュエーターで制御することで、このような変形が可能となっているようです。
車体後部に大きなスポイラーが欲しい、フェンダーの幅を広くしたい、と思えばすぐに実現する。「なじみのある機能や構造を徹底的に解釈し直すことによって、ドライバーが自分の車を扱うときに、まったく新しい経験ができるようになった」とBMW社は説明する。
次はBMW GINAの内装についてです。
BMW GINA
こちらが内装です。余分なものが一切ありませんね。
最早余分どころか必要なものもなさそうな勢いです。
BMW GINA
そしてシートですが、普段は画像右のように凹凸のない形ですが、ドライバーが座ることで、ヘッドレストがシートからせり上がるようになっています。
エクステリアと同じく、車内も形を変える仕様となっています。
しかもなんと、ハンドルや計器類も定位置に収まるようになっているようです。
BMW GINAはZ8のシャシーに、4.4リッターのV型8気筒エンジンを搭載しているようです。
BMW Z8
ここまでいろんなBMW GINAの画像を載せてきましたが、これだけ奇抜な車ですから、是非動画でそのBMW GINAの姿を見てもらいたいと思います。
BMW GINA Concept
BMW GINA Light Visionary Model: Premiere
ふたつ目の動画の2分25秒あたりのライトを点けるシーンは人間の瞬きのようです。
ほんとうに生き物のようですね。
以上BMW GINAについてご紹介いたしました。
コンセプトカーというものは少し現実離れしたものも多いですが、この車は群を抜いているように思えます。自由に形を変えるなんて少しターミネーターみたいですね。
今回のこのBMW GINAは実際に運転することもできますが、スタイリング・デザインのために作られ、ミュンヘンにあるBMW博物館に直行するもので、一般に生産されることはない、とあります。なので市販化されることもひとまず無いようですね。
しかし、いよいよ自動運転などの技術も進歩し、昔では夢だったようなことが現実味を帯び始めたりしています。
布製のボディの車が公道を走っているなんて想像があまりできませんが、もしかしたら、未来ではこんな車がたくさん走っているかもしれないですね。
そんな夢をイメージさせてくれる楽しさを持った一台、それがこのBMW GINAの魅力なのかもしれません。
では最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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