未来のモビリティを目指すBMW iモデル!そんなBMW iモデルに迫ります
2015/11/30
なみけん
BMWのミドルレンジを担う高級スポーティサルーン、5シリーズ。1988年に525I(E34)が初めて登場したときは170馬力。2005年発売のBMW 525I(E60)では軽量マグネシウム・アルムニウム合金製直列6気筒エンジンを採用し、218馬力に出力向上。
BMW 5シリーズに、「525I」が初めて登場したのは1988年のことです。3代目5シリーズ「E34」のセダンに、170馬力を発生する直列6気筒SOHC2,493㏄エンジンを搭載していました。当時の新車価格は550万円でした。
BMW 525I Sedan (E34) '1987–94
BMW 525I Sedan (E34) '1987–94
【エンジン諸元】
最高出力 170ps(125kW)/5800rpm
最大トルク 22.6kg・m(221.6N・m)/4300rpm
種類 水冷直列6気筒SOHC
総排気量 2493cc
過給機 なし
燃料供給装置 デジタル・モーター・エレクトロニクス(DME)
BMW 525I は、1991年にセダンが直列6気筒DOHC2,493㏄エンジンに変更するとともに4速ATから5速ATとなりました。新車価格は600万円。
1992年には、ツーリングに「525I」が登場。直列6気筒DOHC2,493㏄エンジンは、192馬力を発生しました。
BMW 525i Touring (E34) '1992–94
【BMW 525I エンジン諸元】
最高出力 192ps(141kW)/5900rpm
最大トルク 25.0kg・m(245.2N・m)/4700rpm
種類 水冷直列6気筒DOHC
総排気量 2493cc
圧縮比 10.0
過給機 なし
燃料供給装置 デジタル・モーター・エレクトロニクス(DME)電子燃料噴射装置
1996年に、BMW 5シリーズ4代目「E39」に「525I」がデビューしました。搭載するエンジンは直列6気筒DOHC2,493㏄ 170馬力と先代「525I(E34)」に比して出力が192馬力⇒170馬力とダウンしていたため、欧州では「523I」として販売されていましたが、日本では「525I」を名乗っていました。新車価格は543万円でした。
BMW 525I Sedan(E39) '1995–2000
欧州では「523I」、日本では「525I」
【BMW 525I エンジン諸元】
最高出力 170ps(125kW)/5500rpm
最大トルク 25.0kg・m(245.2N・m)/3950rpm
種類 直列6気筒DOHC24バルブ
総排気量 2493cc
内径×行程 84.0mm×75.0mm
圧縮比 10.5
過給機 なし
燃料供給装置 デジタル・モーター・エレクトロニクス(DME/電子燃料噴射装置)
BMW 525I は、2000年にはフェイスリフトを行い、直列6気筒(M52)エンジンを一新して、パワーアップを図りつつ排ガスもクリーンになりました。
セダンとツーリングに「525I」が設定され、192馬力を発生する直列6気筒DOHC 2,493㏄エンジンが搭載されていました。新車価格はセダンが530万円、ツーリングが578万円でした。
BMW 525I Sedan (E39) '2000–03
【BMW 525I エンジン諸元】
最高出力 192ps(141kW)/6000rpm
最大トルク 25.0kg・m(245N・m)/3500rpm
種類 直列6気筒DOHC24バルブ
総排気量 2493cc
内径×行程 84.0mm×75.0mm
圧縮比 10.5
過給機 なし
燃料供給装置 電子制御燃料噴射
BMW 525I Touring M Sport Package (E39) '2002
2003年には5代目BMW 5シリーズがデビュー。「E60」はセダン、「E61」はツーリング(ステーションワゴン)のモデルコードです。
まず、セダンの「525I」が、続いて2004年にはツーリングの「525I」が登場。ともに192馬力を発生する直列6気筒2,493㏄エンジンを搭載していました。当初搭載されたエンジンは、先代モデルに搭載されていたエンジン(M54)の流用でした。
BMW 525I Sedan(E60) '2003–07
【BMW 525I エンジン諸元】
最高出力 192ps(141kW)/6000rpm
最大トルク 25.0kg・m(245N・m)/3500rpm
種類 直列6気筒DOHC24バルブ
総排気量 2494cc
内径×行程 84.0mm×75.0mm
圧縮比 10.5
過給機 なし
燃料供給装置 電子制御燃料噴射
BMW 525I Touring(E61) '2004–07
BMW 525I は、2005年にはエンジンを一新、バルブトロニックが採用され、マグネシウム合金を用いての軽量化や低燃費が試みられました。
【BMW 525I エンジン諸元】
エンジン型式 N52B25A
最高出力 218ps(160kW)/6500rpm
最大トルク 25.5kg・m(250N・m)/2750~4250rpm
種類 直列6気筒DOHC
総排気量 2496cc
内径×行程 82.0mm×78.8mm
圧縮比 11.0
過給機 なし
燃料供給装置 デジタル・モーター・エレクトロニクス(DME/電子燃料噴射装置)
BMWの5シリーズ6代目は新しいクロスオーバー車となるグランツーリスモ(F07)から発売されました。これはハッチバック型のもので、2009年3月に世界的に発表され、日本では同年11月に受注が開始されました。続いて2010年3月25日にセダン(F10)が、半年後の9月にツーリング(F11)が日本で発売されました。
しかし、BMWの5シリーズ6代目には「525I」は設定されませんでした。
BMW 525I
歴代のBMW 525I について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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