『ホンダの本気』フィットをベースに持つ「ホンダ・ヴェゼル」とは
2015/09/02
三緑
まさしくホンダの独創性を感じさせるエディックス。わずか5年と言う短命で販売を終了しましたが、そのアイデア満載のパッケージは今でも十分新鮮そのものです。今回は、ホンダエディックスについて、様々な面から改めて調べてみました。
ホンダエディックス
ホンダエディックスは、ホンダが2004年から5年間の間、7代目シビックをベースに開発した6人乗りの2列シートミニバンです。現在は生産を終了しています。
ホンダディックスの特徴は、「3by2」という3席2列の全座席独立シートとなっており、全席リクライニング可能、前3席と後席中央はスライド機能を持っていることです。
ホンダエディックス
ホンダエディックスのスタイルは、同クラスのストリーム(初代)と比べ、全長は200mm以上短い4285mm(ベースとなったシビックと同じ)ながら、車幅は1795mmと広く、3ナンバー専用墓でした。
それでは早速、ホンダエディックスを性能・デザイン・価格など、ユーザーレビューも交えながら、様々な面から見ていきましょう!
ホンダエディックスの性能はどのようなものだったのでしょうか?それでは見ていきましょう!
ホンダエディックス
・全長 4,285-4,300mm
・全幅 1,795mm
・全高 1,600-1,635mm
・ホイールベース 2,680mm
ホンダエディックスが搭載するエンジンは、発売当初1700cc SOHC VTECと 2000cc DOHC i-VTECの2種類でしたが、後に2400ccDOHC i-VTECが追加(同時にD17A型は廃止)になりました。また、トランスミッションは全車ATのみの設定でした。
ホンダエディックス(輸出仕様車)
ホンダエディックスは、欧州向けに「Honda FR-V」という名称で日本から輸出されており、日本国内仕様にはない6速MTや、N22A 2.2L i-CTDi ディーゼルエンジンなど、欧州市場の需要にあわせて用意されていました。
また、ワイドなボディの割には、全長もオーバーハングも短いボディ、大きなタイヤ切れ角などにより、6人乗りでありながら最小回転半径5.2mを実現。狭い駐車場などでの取りまわしや縦列駐車などがラクに行えました。
また、ワイドトレッドで低重心に加え、全長も短いボディが胸のすく加速や安心感とキレのあるハンドリングを、6人乗りミニバンでありながら実現しました。
ホンダエディックス
それでは、実際に所有しているホンダエディックスのユーザーレビューを見ていきましょう!
『エンジンはやはりいいです。ホンダの直列4気筒は素晴らしいですよ。車幅があるせいか、コーナーリングでもしっかり踏ん張ってくれます。高速での直進性も安定していて良いです。』
『1700㏄のため、動力性能はあまり良くありません。特に坂道発進などでは後退してヒヤッとする場面があります。低速トルクがもう少し欲しかったところです。一番の印象は小回りが利きます。フィットと同じ最小回転半径なので、1800mm近い横幅でも扱いは楽です。
ホンダエディックスの性能については、ボディサイズの割に小回りの効くボディとその安定した操縦生の評価が高い反面、1700ccエンジン搭載車のパワー不足に対して評価が低いみたいですね。
では続いて、ホンダエディックスの乗り心地とデザインについて見ていきましょう!
ホンダエディックス
ホンダエディックスのデザインは、1800mm迫るワイドなボディが何と言っても特徴です。また前後のオーバーハングを切り詰めた姿は、腰高に見えず、迫力があります。
ホンダエディックス
ホンダエディックスの最大の特徴がこのシートです。前後の中央席が大きくスライドします。この斬新な発想が全幅をおさえつつ、快適な横3人掛けを実現しています。
ホンダエディックス
またホンダエディックスはシートアレンジも多彩で、2列目シートはリクライニングレバーだけの操作でダイブダウンでき、簡単に段差のないラゲッジルームを広げられます。
では続いて、ホンダエディックスの乗り心地とデザインについて見ていきましょう!
『乗り心地は予想以上によく、柔らかいのにロールは少なく、非常にフラットな乗り心地が実感出来ます。静粛性はエンジンノイズは少ないのですが、後部車輪からのノイズが多く感じます。』
『エクステリアはワイドandショートボディーなのでなかなかカッコ良く感じます。乗り心地はホンダ車っぽい硬めの乗り味で、もう少し柔らかくてもいいように思います。15インチの17Xだとまた違うかもしれません。』
『何と言っても親子3人並んで走れるのは何物にも代え難い喜びです。取り回しは不安でしたが、意外なほど運転しやすく、一日で慣れました。全長の短さと、角の取れたエクステリアデザインが効いている感じです。』
それでは気になるホンダエディックスの価格について見ていきましょう!
ホンダエディックス
ホンダエディックスの名前の語源は、編集という意味の「EDIT」と6を表す「SIX」からの造語で、6人乗りのシートアレンジの豊富さをアピールしているみたいですね。
ホンダエディックスの価格は最終モデルで以下のように設定されていました。
20X 1,995,000円(消費税抜き 1,900,000円)
20X 4WD 2,184,000円(消費税抜き 2,080,000円)
24S 2,352,000円(消費税抜き 2,240,000円
ホンダエディックス
中古車市場では排気量、グレード、程度にもよりますが、初期モデルの10万円代から最終型の200万円前半までで取引されているみたいです。
さていかがでしたか?今回はホンダエディックスを性能面を含め、様々な角度から見てきました。販売は終了していますが、ミニバンのカテゴリーはますます市場を賑わせています。
これをきっかけに改めてミニバンについて見直してみるのもいいですね。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局