フルサイズSUV！トヨタ セコイアの魅力を徹底的に調査しました！
2015/11/28
ヒロメリー
アニメや漫画でさらに人気に！トヨタのＡＥ８６に迫ります！
トヨタのＡＥ８６とは1983～1987年に発売されたスプリンタートレノとカローラレビンの車両型式をさし、通称「ハチロク」として有名です。トヨタはＡＥ８６にちなみ、トヨタ８６を売り出すなど、トヨタにとってもＡＥ８６は欠かせない存在なのです。
代々、カローラレビンとスプリンタートレノは兄弟車として作られてきており、ＡＥ８６もその中の１つです。
ＡＥ８６とは一体どんな車なのでしょうか。
ＡＥ８６の性能、デザイン、乗り心地を購入者の評価も交えながら紹介したいと思います。
ＡＥ８６はトヨタ社にとっても思い入れのある一台なようで、そのコンセプトカーとしてＦＴ－８６、そしてその市販化モデルとしてスバルと共同開発したトヨタ８６が販売されています。
ＡＥ８６はドリフトキングと呼ばれている土屋圭市選手をはじめ、多くのＤ１選手にも乗られており、漫画「頭文字Ｄ」などでも取り上げられています。
またドリフトだけでなく、サーキットレースの世界でもワンメイクレースが各地で開催されるなど、発売から30年以上経過した今でも活躍しています。
まずはトヨタのＡＥ８６の性能を見ていきましょう。
30年以上も前の車が今でも人気がある理由がここから見えてくるかもしれません。
トヨタのＡＥ８６はツーリングカーレースでも活躍し、グループAデビュー戦で総合優勝するなど、素性の良さをアピールしていました。
そんなＡＥ８６のエンジンスペックは1600㏄の4A-GEU型の直4です。
ＡＥ８６の発売当時はターボや前輪駆動など先進性や利便性を追求した新メカニズムの取り入れが日本車の主流でした。
しかし、トヨタは先代のＴＥ７１型と同じNAの1.6Lエンジンと後輪駆動の組み合わせを採用しました。さらに先代の旧態的なフロントストラット、リヤラテラルロッド付きの5リンクリジッドアクスルサスペンションも流用していました。
そのため、当時のレベルからしても単純な構造であり、数多あった国産スポーツカーと比較しては見劣りしていました。
ではなぜ、人気が出たのでしょうか？
一体どのようにして人気車に上り詰めたのか
ＡＥ８６が人気車になったのには２つ理由があります。
１つは、ＴＥ７１から流用された基本的なサスペンション仕様のため、サスペンションの改造が容易であったです。
そして2つ目は、この当時新規開発された4A-GEU型エンジンを搭載されたことです。
この新開発エンジンがチューニング志向の強い層の支持を受け、その後の人気が続く理由になっていったと考えられています。
ＡＥ８６発売から1週間後にはジムカーナ仕様車やラリー仕様車が完成したと言われているほどです。
ここでトヨタ ＡＥ８６のオーナーの評価を見ていきましょう。
AE86の 「一般道でのコーナリング中でもアクセルを踏み増すことで挙動をコントロールできる」という美点 は、パワーも安定性も高まった現代のクルマではほとんどできくなくなったので、AE86の魅力は年々輝きを増す
ＡＥ８６は「腰で乗る」「運転手を育てる車」など様々なことが言われていますが、オーナーの評価ではとにかく乗るのが楽しい、運転するのが楽しいと評価されます。
次はＡＥ８６のデザインや乗り心地を紹介します。
スプリンタートレノとカローラレビン、2種の車両があり、さらに前期、中期、後期と分かれているため紹介が難しいのですが、今回はスプリンタートレノ、カローラレビンと大きく二つに分けて特徴を紹介します。
スプリンタートレノ
トヨタのＡＥ８６のスプリンタートレノは2ドアと3ドアの2種類があります。
そして、もっとも特徴的な見分け方の一つはパカパカと開閉されるリトラクタブルライトです。
後期型 2ドア トレノ
これは後期型の2ドアトレノで、前期型との違いはコーナーレンズやフロントガラスとつくりなど、細かいところが少しずつ違います。
前期型 ３ドア トレノ
これは前期型の3ドアトレノです。
ハッチバックであるため、荷室が広いのが特徴です。
またこの3ドアトレノが漫画「頭文字Ｄ」の主人公が乗っている車です。
この写真の側面にある「藤原とうふ店」というのが、その漫画のデザインです。
カローラレビン
次はトヨタ ＡＥ８６のカローラレビンを紹介します。
こちらもトレノと同様に2ドア、３ドアが存在しています。
前期型 2ドア レビン
この2ドアレビンは発売当時から人気があり、4タイプのうち一番人気となっています。
後期型 3ドア レビン
これは後期型3ドアレビンで、ハッチバックであるため荷室が広くなています。
内装に関してはデジタルメータ式があったり、アナログメーター式があったり、パワステやパワーウインドウはグレードや年式によって違っています。
ここでトヨタ ＡＥ８６のオーナーの評価を見てみましょう。
27年前の1985年、新車のマークII／チェイサーを買いに行くつもりで足を運んだディーラーのショールームで偶然見たAE86にひと目惚れし、2枚ドアながら一応5人乗れると強引に家族を説得して、このAE86を購入
トヨタがＡＥ８６を発売した当時、学生や若者から絶大な人気があったようです。
プロレーサーとしても活躍していた土屋圭市選手の影響や当時、峠や環状線を走るブームがあったことも手伝って、人気を博していました。
トヨタにとって、ＡＥ８６は絶版になった今でも愛されている大切な車です。
次はトヨタ ＡＥ８６の価格を見ていきます。
販売開始から30年余り経っていますが、当時の価格はどのくらいだったのでしょうか。
当時の価格はおよそ150～160万円ほどと言われています。
長い年月が経過したこと、スポーツ走行に使われるため疲弊やクラッシュ等で個体数が減っているため、現在はレストア車両など中古車市場での価格は
格段にあがっており、300万円ほどする中古車も存在するくらいです。
いかがでしたか。
トヨタが生み出した名車ＡＥ８６。その魅力は伝わったでしょうか。
先にも述べたように、ＡＥ８６のような車に育てられる車をというテーマを掲げて作られたコンセプトカー「ＦＴ８６」、その市販モデル「トヨタ８６」が世に送り出されたことで、トヨタがＡＥ８６という車を大切にしていることもわかります。
ＡＥ８６がきっかけでトヨタ車のファンになる人、トヨタ車が好きでＡｅ８６ｎｉ見せられた人、チューニングがしたくてトヨタのＡＥ８６にたどり着いた人、いろいろ乗ってみたけどやっぱりＡＥ８６が一番で買いなおした人、乗っている経緯は人それぞれで違いますが、ＡＥ８６に乗っているオーナー同士には目に見えない絆みたいなものがあり、オーナー同士すれ違いざまに手を挙げて合図したりなんて言うこともあるようです。
トヨタ車のＦＲスポーツをお探しの方、ＡＥ８６をお探しの方、トヨタの旧車をお探しの方はぜひ、トヨタ ＡＥ８６の紹介を参考にしてみてください。
素敵なハチロクに出会えますように。
