国産レトロカー日産フィガロ!オシャレな日産フィガロの詳細まとめ
2015/11/17
*hana*
『日常の中の非日常』をコンセンプトに日産が1991年に2万台限定で発売した、日産パイカーの第三弾日産フィガロ。最近では某刑事ドラマにも主人公の愛車として画面に登場し、存在感を放っている。そこで改めて日産フィガロを調べてみました。
まずは日産フィガロが一体どんなクルマなのかをご紹介します。
日産フィガロ
日産フィガロは、今から26年前の1991年から1992年にかけて抽選で2万台限定で発売された、日産のパイクカーの一台です。
当時日産は、フィガロの発表前にもパイクカーを発売しており、「Be-1」「PAO」に続く第3弾として、当時のマーチターボ(K10型)をベースに製造されています。
日産フィガロ
今では考えられないことですが、このフィガロのプロモーションのために1本の映画まで製作するというこだわりようでした。
さて、日産が当時かなり力を注いで売り出したパイクカー、日産フィガロについて、様々な面から改めて調べていきたいと思います。
では、日産フィガロの性能とはどんなものだったのか、見ていきたいと思います。
日産フィガロ
ボンネットは今では珍しくヒンジがフロントグリル側にあるので、スロントガラス側から目に向かって開きます。
日産フィガロのエンジンは当時のマーチターボをベースにしており、直列4気筒水冷式ターボエンジンで、最大出力は76PS(56kW)/6,000rpm、最大トルク10.8kgf·m/4,400rpmを発生、トランスミッションは3ATの組み合わせでした。
日産フィガロ
日産フィガロのインテリア。
パワー自体はそれほど高出力ではないが、車重1tを切る車体には十分なパワーですが、オートマチックは3ATのため、高速走行は苦手なようです。
燃費は13.6km/lで、現代のリッターカーとは比較になりませんね。20年以上前のターボ車で3ATということを考えると、やむを得ないかもしれません。
日産フィガロ
オープンにした後ろ姿もキュートで絵になりますね。
それでは、ここで日産フィガロのユーザーならではの評価を聞くことにしましょう!
『サスペンションが少し硬い印象で、路面の凸凹を過敏に拾ってしまいます。市街地では燃費があまり良くないですね。あと、後方視界が少し悪いです。』
『走らない。小回りがきかない。1000ccなのに燃費が悪い。完全なオープンカーではないので開放感がいまいち。完全に見た目で乗る車です。少しでも走りの部分にこだわる方にはオススメしません。』
走行性能ではいまひとつだった日産フィガロ。では乗り心地とデザインはどうでしょうか?
日産フィガロ
日産フィガロといえば、何と言ってもこのエクステリアデザインでしょう!
小さいメッキのパーツ、エンブレムからフェンダーなどの大きなパーツまで、ほぼ全てのパーツが、このフィガロのために作られています。
日産フィガロ
そしてインテリアにも白を基調としており、専用レザーシート、専用メーターパネルが奢られた上に、メーターの針まで専用品という凝りようでした。また、小さいながらもリアシートを設置していることも、評価されるポイントだと思います。
日産フィガロ
そして日産フィガロの最大のアピールポイントであるルーフです。電動ではありませんが、簡単に手動で開けることができます。ただサイドのピラーは残るので、解放感はフルオープンとの感覚とは違います。
それでは実際のユーザーに、乗り心地とデザインについて、どのような評価か聞いてみましょう。
『デザインが統一感があり細部にまでこだわりがあり、無駄に贅沢な作りになっています
乗り始めるともっと乗りたい、もう少し走らせたいといった気分にさせてくれます。』
『オープンになる事。手動だが慣れれば数秒であけられ,電動より早い。天井が無くなる事で長尺モノの荷物も載る。革シート。コーヒーをこぼしてもシミにならない。』
『ゆれがひどい。狭い。フロントガラスが小さい。などありますが、デザインのことを考えれば気になりません。』
やはりデザインについては内外装ともに評価が高いですね!
では、発売当時の日産フィガロの価格を見ていきましょう!
日産フィガロ
1991年の発表で、3回の抽選で2万台限定で発売されました。
1グレード設定で当時187万円でした。
2万台限定だったため、今も中古車市場で、平均98万円程度で取引されている模様です。
日産フィガロ
今見てもレトロで美しいデザインは、国産車ではないみたいですよね、
今から26年前に日産のパイクカー第3弾として発売された日産フィガロ。ベース車両にマーチターボを使いながらも、バブル時代ならではの専用部品をふんだんに使い優雅なデザインを纏って登場しました。2万台の限定車とはいえ、1台の車に対してメーカーが力を入れられた時代の1台だと思います。古い車ゆえの性能や安全性の低さはあるものの、デザインにおいては今も光り続けている「デザインで乗るクルマ」の代表みたいなクルマでした。
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