日野ポンチョ小型ノンステップバスのほんのちょっとの魅力と詳細
2015/12/12
neko.shinohara
日野ブルーリボンは街中を走る路線バスの愛称です。普段乗る路線バスにも、メーカーの日野自動車のこだわりが隠されています。そんな日野ブルーリボンの魅力について考えてみます。乗って降りるだけになりがちな路線バスですが、実はちょっとした魅力もありますよ!
日野ブルーリボンと言われても、「ピン!」とくる方も少ないと思います。日野ブルーリボンは日野製路線バスの愛称です。車でいえば、トヨタのカローラだったり、スズキのワゴンRだったりという感覚で実は路線バスにも愛称があったのです。
日野ブルーリボン
日野ブルーリボンは、日野自動車製の大型路線バスです。初代ブルーリボンは2000年まで製造。2代目の日野ブルーリボンが2015年に登場しました。
写真は初代の日野ブルーリボンです。
日野ブルーリボン
2000年からモデルチェンジして日野ブルーリボンシティとなり、2005年まで製造。その間の2002年10月にいすゞ自動車との合弁会社、J-Busが設立されました。ブルーリボンシティは2005年をもってハイブリッドノンステップバス以外は生産終了となり、ハイブリッドノンステップバスは2015年まで製造が続けられました。
日野ブルーリボン
その後、J-Busでは、いすゞ自動車と日野自動車がお互いにOEM供給をすることで合意。日野ブルーリボンⅡとして製造が開始されます。基本デザインはいすゞ製のエルガのものを採用。このブルーリボンⅡも2015年で自家用以外は製造終了となりました。
日野ブルーリボンは2015年8月に二代目が登場。これから登場してくるであろう日野ブルーリボン、そんな日野ブルーリボンについてまとめていきます。
日野ブルーリボンの性能はいったいどれくらいのものなのでしょうか?
日野ブルーリボン
日野ブルーリボンのエンジンは、いすゞ製4HK1-TCSエンジン。ターボ付きの4気筒となり、排気量も低減。
日野ブルーリボンのエンジンは、中型路線バスのレインボーⅡでも採用されていますが、レインボーⅡの実際の燃費はおおむねリッター3kmほどのようです。
日野ブルーリボン
日野ブルーリボンには尿素水を使用することにより、排気ガスが低減されるシステムを採用しています。排気ガスが窒素と水に!
モデルチェンジ後の日野ブルーリボンは、この記事を書いている時点(2015年11月現在)ではまだ実車が全国に数両しかいないため、実際の燃費等のデータがありません。
走行環境によって違いますが、おそらく、中型路線バスのレインボーと同じくらいのリッターあたり2~3kmくらいではないかと予想されます。
日野ブルーリボン
全国で初投入となった日野ブルーリボン。奈良交通の八木新宮線の特急バスでの運行を開始しました。
日野ブルーリボンは納車が始まったばかりで、これから日本全国でいずれ見られるようになるでしょう。
地球環境にやさしく、性能の良いバスがどんどん増えていくことで、バスの乗り心地もよくなっていくものと思います。
これまで製造されてきた日野ブルーリボンⅡはたくさんあります。どれもエアサスで、乗り心地は良いものと思います。そして、デザインはいかがでしょうか?
日野ブルーリボン
日野ブルーリボンは地球にやさしいだけでなく、人にも優しいノンステップバスが基本。全国でもノンステップバスが増えている中、時代の流れを汲んでいますね。
日野ブルーリボン
日野ブルーリボンのライトは、大き目の1灯式を採用。愛嬌のある目つきになりました。
日野ブルーリボン
日野ブルーリボンの室内はゆとりのあるものに。とくに最後部の天井の高さが高くなり、乗り心地も格段に向上しました。
日野ブルーリボン
日野ブルーリボンはノンステップバス。車いすの方がご利用される際にも安全に利用できるよう、なおかつドライバーの負担軽減のための改良も加えられました。
日野ブルーリボン
日野ブルーリボンは人にやさしいバスです。これから増えてくる高齢者にも配慮し、手すりが増えています。これなら安全に乗降できます。
日野ブルーリボン
日野ブルーリボンの優先席は前向きに。これまで横向きだったので、通行には危険が伴っていましたが、前向きになることで通路が確保され、より安全になりました。
日野ブルーリボンは2015年8月にフルモデルチェンジされ、11月より出荷が始まりました。ここまでの新技術を採用していますので、いったいいくらくらいでバス会社は購入しているのでしょうか?
日野ブルーリボン
日野ブルーリボンは、基本的にオートマ車。AMTとは、クラッチ操作をすることなく、バスが自動的にシフトチェンジ。6速ATは自動車のATと同じです。
現行型の日野ブルーリボンは東京地区での価格で2600万円くらいです。
日野ブルーリボン
2015年12月から発売、日野ブルーリボンハイブリッドは、3000万円強。
いかがでしたでしょうか?
デビューしたての日野ブルーリボンは今後乗る機会が増えると思います。
昔のバスになかったものが今のバスにはあります。そういったところに目を付けてバスに乗るとまた楽しいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局