コンパクトなクロスオーバーSUV。ホンダ・ヴェゼルの中古情報まとめ
2016/09/14
Nor.M
エレメントはアメリカの若者向けに、本田技研工業から発売されたクロスオーバーSUVです。アメリカでは話題になったこのホンダのエレメントは、どのような車なのでしょうか?ホンダエレメントの性能や価格を紹介します。興味のある方もない方もぜひご覧ください!
ホンダのエレメント
ホンダエレメントは2001年に北米国際自動車ショーに、コンセプトカー「モデルX」として登場しました。ジェネレーションYと呼ばれる10代から20代前半のアメリカ人の若者をターゲットにした車として誕生した、SUVとミニバンの折衷のようなクロスオーバービークルです。ホンダエレメントは、アメリカのイーストリバティ工場にて2002年から生産・販売されました。その個性的なコンセプトやポップなデザイン、使い勝手の良さが評価され長い間販売されました。アメリカで月5000台を超えるヒット車となりましたが、当初の若者向けという目的とは違い、実際に購入したのは40代の中高年層でした。若者に受け入れられなかった理由として、価格の高さが挙げられています。
日本では、2003年に販売されましたが、観音開きドアと安っぽく見えるデザインがあまり支持されずに、2年で輸入販売が打ち切られました。
そんなホンダエレメントについて、もう少し詳しく紹介します。
ホンダのエレメント
まずは、スペックから紹介します。
駆動方式 4WD
車名・型式 ホンダ オブ アメリカ・CBA-YH2
トランスミッション O/D(オーバードライブ)
スイッチ付4速オートマチック
全長(m) 4.300
全幅(m) 1.815
全高(m) 1.790
ホイールベース(m) 2.575
トレッド(m) 前/後 1.575/1.580
最低地上高(m) 0.175
車両重量(kg) 1,560
乗車定員(名) 5
客室内寸法(m) 長さ/幅/高さ 2.035/1.485/1.210
エンジン型式 ホンダ オブ アメリカ K24A
エンジン種類・シリンダー数及び配置 水冷直列4気筒横置
弁機構 DOHC チェーン駆動 吸気2 排気2
総排気量(cm3) 2,354
最高出力(kW[PS]/rpm)* 118[160]/5,500
最大トルク(N・m[kg・m]/rpm)* 218[22.2]/4,500
10・15モード燃費は10.6km/L。今回の試乗では約130km(高速道路半分を含む)を走行してレギュラーガソリンを約20リッターを消費し、約6.5km/リッターだった。
試乗した人の評価を調べてみたところ、あまり燃費はよくないという評価でした。
ホンダのエレメント
エンジンは静かで滑らか、パワーは低速トルクがありホンダ車特有の高回転でパワーを発揮するタイプではありません。低速トルクがあるので市街地の運転は楽です。住んでる地域が特別豪雪地区ですが、運転して困ったことは一度もありません。タイヤが標準16インチ70タイヤですのである程度の深雪でも大丈夫です。
走行面では、Bピラーが無いのにも関わらずこのボディ剛性は大したもので、購入してから1年以上経ちますが、「弱さ」を感じさせた場面に遭遇した事は1度もありません。しかし、荒れた路面での走行安定性も非常にどっしりとした感覚でドライバーに安心感を与え、尚且つしっかりとした走りを提供してくれます。また、小回りは効くのでこの図体からは想像も出来ない程、楽に駐車・車庫入れが可能です。
運動性能に関しては車重が1.5t以上あるのに、トルクたっぷりで、それを全く感じさせない加速性能を見せてくれます。しかもアコードをベースにしたエンジンなだけあって、非常に静かで、4速ATながらもスムーズで振動の少ないエンジンです(さすがVTEC)。
このように、走行性能は高評価でした。安定感抜群で、高速道路も楽に運転できるようです。車体の大きさがあるので車幅の感覚がつかみにくいという評価もありました。ただ、小回りは利くので駐車はしやすいようですね。
ホンダエレメントの乗り心地と、インテリアなどのデザインを紹介します。
ホンダのエレメント
後席は観音開きドアで乗り降りはちょっとしづらいが、乗ってしまえば広くて居心地がいい。前席より高めで見晴らしもいい。サイドに跳ね上げてたためるのは、床のフラット化がはかれるため高評価。フラットシートより床で寝る方が安眠できるのは、車中泊経験者には広く知られたところだ。
各ピラーが太いので、やや死角が多いです。特に右斜め後方の目視に気を使います。さらに後席の造りも270万以上する車として考えると少し違うんじゃないの?と思ってしまうシートです。
まず観音開きのドアが乗りづらいという意見が多く、ピラーが太く、死角が多い点も指摘されています。ただ車内は広く、車中泊にも適しているとのことでした。
ホンダのエレメントの外装
完成度が高く個性的過ぎて、道行く人から注目を浴びる外観。「ライフガードステーション」をモチーフにしている。
ホンダエレメントの観音開きドア
アメリカの安全基準のために作った、前ドアを開けないと後ドアが開かない観音開きドア。
ホンダエレメントのシート
シートは防水で飲み物をこぼしても染み込まない。固めのクッションでサイズが大きく座り心地が良い。
ホンダエレメントのインテリア
水平ラインを基調とした、インストルメントパネル。大型エアアウトレットやエアコンのダイヤルなど、それぞれ大きくシンプルで扱いやすいデザイン。また、収納スペースも多め。
ホンダエレメントのカーゴスペース
後席は横に跳ね上げれば、このように小型ワンボックス車のような荷室スペースが出来る。身長180㎝の人でも足をのばして眠ることが出来る。
ホンダのエレメント
それでは、ホンダエレメントの価格を紹介します。
メーカー希望小売価格
2,719,500円
ホンダエレメントの中古車価格
45~176万円
ホンダのエレメント
ホンダのエレメントについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
奇抜な見た目とは裏腹に、高い走行性能や乗り心地の良さなど、実際に購入した人は満足度が高く、高評価でした。見た目だけではわからない実際に乗ってみて分かる魅力が、ホンダエレメントにはあるのだと思います。少しでも、ホンダエレメントの良さが伝わればと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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