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雪道、泥道、どんな悪道も問題無し!ヴィッツ4WDの性能を徹底検証!

雪道や泥道など、どんな道路状況でもどんな悪天候でもしっかり走ってくれるヴィッツ4WD!通勤や普段のドライブには勿論、アウトドアレジャーにも最適な車ヴィッツ4WD!そんな万能の車ヴィッツ4WDの性能を徹底的に検証し、おすすめの車種を紹介します!

どんな道でも走れる万能車両 4WDとは?

いわゆる「4WD」とは何なのか?
「4WD」「四駆」と呼ばれる自動車は、そもそもどのような自動車なのでしょうか。

ヴィッツ4WDの性能を検証する前に。
「4WD」や「四駆」という言葉はよく耳にしますが、これらの車はそもそもどんな車なのでしょうか?
まずは、4WDについて簡単な説明をしてみます!

4WDとは?

4WDとは、英語のFour-wheel driveの略称で、日本語でいうと四輪駆動、略して四駆ということも。
四輪駆動とは、自動車などの駆動方法の一種で、4つある車輪全てを駆動輪として用いる方法のことです。
また、英語でAWD(all-wheel drive)、日本語で総輪駆動もしくは全輪駆動と呼ばれることもあります。

4WDのメリットとは?

四輪が駆動力を発揮するため、牽引力が大きく向上し、各タイヤのトレッドにかかる駆動力を分散させることができます。これにより空転が抑えられるので、泥道や凍結路などといった不整地でも、安定した走行ができます。4WDが悪道に強いといわれているのはこのためです。
同様にエンジンブレーキによる制動力が四輪に分散されるので、ホイールロックまでの限界が高く、ロックからの回復も早い利点も、4WDの長所です。

ヴィッツ 4WDの性能

1999年の登場以来、多くの人達に愛され続けているヴィッツ4WD。
各自動車メーカーから様々な4WD車がラインナップされていますが、
それらに引けを取ることなく、未だに衰えない人気を誇るヴィッツ4WDの魅力とは?

一般的な二輪駆動と比べると、ヴィッツ4WDは雪道や泥道、凍結路などの悪道に強く、安定した走りを楽しむことができます。これは四輪全てが駆動力を発揮するので、タイヤの路面との摩擦力を上回り、空転が発生しやすい悪路でも、各タイヤのトレッドにかかる駆動力を分散させられるので、空転を抑えることができるためです。
また高速安定性に優れているので、高速道路でも安定した走りを楽しめます。
さらにヴィッツは2WD⇔4WDの切換が可能なので、フルタイム4WD車と比べて燃費が良く、状況に合わせた走りができるという利点があります。

ヴィッツ 4WDの走行性能

ヴィッツ4WDには、Super CVT-i(自動無段変速機)が搭載されています。エンジンとの統合制御により、低燃費と高い動力性能とを両立させ、様々な状況に対応した最適な走行を可能にしました。
2WDと4WDオートモードはスイッチで選択できます。4WDオートモード時は、2WDに近い状態と4WD状態とを自動的に電子制御。通常の走行時は、燃費効率の良い状態に。発進・加速時や滑りやすい路面、コーナリング時には、ヴィッツ4WDの車両状態に合わせた最適な駆動力を後輪に配分し、いつでも安定した走りを実現します。
コンパクトカーの代表車ともいわれたヴィッツ、そのコンパクトなボディに相応しいシャープな小回りで、入り組んだ路地や縦列駐車、車庫入れやUターンもスムーズ。コンパクトだから立体駐車場や狭い場所でも大丈夫。
リヤコンビネーションランプサイド部に設置したエアロスタビライジングフィンは、気流に小さな渦を発生させ車体を左右から押さえつけることで、優れた操縦安定性を実現します。

ヴィッツ 4WDのブレーキ

ヴィッツ4WDは、トヨタが推し進める安全アシストシステム「Toyota Safety Sense C」(自動ブレーキと衝突回避及び車線逸脱脇見防止などのアシスト)を標準装備(ただし、Fグレードだけオプションです)。高精度な検知センサーと併せて安全運転を全力でサポートします。
また、急なハンドル操作や滑りやすい路面でのコーナリングなどで横滑りが発生した場合、ブレーキとエンジン出力を自動的に制御するVSC(Vehicle Stability Control)、発進・加速時にタイヤの空転を抑えて、アクセル操作を容易にするTRC(Traction Control)を採用。これにより、ヴィッツ4WDの車両安定性を大きく向上させています。
さらに制動時のタイヤロックを防ぐABS(Anti-lock Brake System)機能と、車両の走行状態に応じ最適の制動力を前後・左右輪に配分するEBD(Electronic Brake force Distribation:電子制動力配分制御)機能を採用。また、緊急時などに急速度でブレーキペダルが踏み込まれた場合、より強い制動力を発生させるブレーキアシストもついています。
このようにヴィッツ4WDは、安定性と安全性を両立させた車なのです。

ヴィッツ 4WDの内装&インテリア

ヴィッツ4WDはグレードごとに内外装が異なっており、それぞれの個性を演出するものとなっています。シートの表皮は皮シボ調加工で滑り止め効果が高く、座り心地の良さにも配慮した仕上がりに。
そしてヴィッツ4WDに装備されているメーター内に、エコ運転に役立つ様々な情報を集約させています。表示は高精度の液晶画面で見やすく、エコジャッジや燃費ランキングなど、ゲーム感覚で楽しみながらエコ運転ができます。表示の切替も簡単で、ステアリングの4方向スイッチにより、ステアリングから手を離すことなく行えます。
他にもヴィッツ4WDには、日焼けや日射しによる暑さを気にしないで運転を楽しめるように、フロントドアガラスには日焼けの原因である紫外線(UV)と、日射しによる暑さの原因である赤外線(IR)をカットする機能を付けるなど、快適に運転するための工夫も詰め込まれています。

ヴィッツ 4WDのエンジン性能

2014年4月21日、ヴィッツはマイナーチェンジの前に発表された新開発のガソリンエンジンを採用、さらにハイブリッド車で採用しているエンジン技術を搭載することにより、低燃費とパワフルな走りの両立に成功しました。
膨張比を高くして排熱を抑え、高圧縮比化(13.5)することで、優れた熱効率を出すアトキンソンサイクル。
排出ガスを素早く、無駄なくリサイクルすることで、エンジン熱効率を高め窒素化合物を低減させるクールドEGR。
可変バルブタイミングを電動モーターで制御することで、低回転時や油温が低い時でも最適な制御ができるVVT-iE。
さらにアイドリングストップ機能と融合させることで最大熱効率38%を達成。JC08モード燃費25.0km/L(2WD時)という驚異的な低燃費を実現しました。
一方、4WDモデルはエンジンはマイナーチェンジ前と変わってはいませんが、それでも1NR-FE型1300ccエンジンとVVT-iとCVTにより、18,0km/Lの燃費を達成しています。
ヴィッツ4WDは、燃費性能にも優れた能力を発揮しています。

ヴィッツ 4WDに乗った人の感想

実際にヴィッツ4WDに乗った人は、この車の魅力や性能を
どのように感じたのでしょうか?

初のマイカーで購入しました。身長186cmで、肩幅広め22歳男です。
納車から1ヶ月ほど経ち、走行距離はそろそろ1000kmになります。
当初アクアが第一候補だったのですが、降雪地で運転する関係上4WDの設定がないアクアに親が懐疑的な姿勢だったため、ヴィッツに変更。母が初代を所有しており、世帯では2台目のヴィッツです。

以下、選択したものです。
グレード:F 4WD
カラー:クールソーダメタリック
メーカーオプション:ナビレディセット、スマイルシート、寒冷地仕様
販売店オプション:エントリーナビ、ETC(連動)、マット、バイザー、リアスポイラー、スタイリッシュビーム(デイライト)、冬タイヤ、アルミ、錆止め

【エクステリア】
○ キーンルックの中では良い顔立ち
○ スタイリッシュビームが想像以上にかっこいい
△ FでHIDなしの場合、濃色だと顔が地味かな…?

【インテリア】
○ 全体的にスッキリしていて、1人で使うぶんには良い
△ 上のグレードならここに何か付くだろう…というところがあからさま
△ 4WDだけ三角停止板の収納スペースがないのがちょっと残念
△ 2代目までと比べてインパネ周りの収納スペースは少なめ
× スマイルシート非選択だとヘッドレスト一体型で見た目が安っぽい

【エンジン性能】【走行性能】
○ 初代よりはピョコピョコとふらつきは軽減
△ アクセルは踏むとついてきてくれる

【乗り心地】
○ 疲れにくく快適。狭くはない。
× 前列を後ろまで下げると後ろの人が悲しいことに…

【燃費】
私の場合は郊外多めで走って17km/L(カタログ値は18.0km/L)くらいです。

【価格】
207万円でした。エコカー減税対象外なので税金がちょっと痛いです。
オートエアコンをオプションでいいのでつけられると良かったなあと。

【総評】
全面的にバランスがとれていて、大きな欠点がないように思います。いまのところとても満足しています。

出典:http://review.kakaku.com

2015年6月のマイナーチェンジ後のレビューです。

マイナーチェンジ前はスカスカの乗り味でした。

約45分の試乗です。マイナーチェンジ後は、乗り味がまろやかになりました。

トヨタもやれば出来るのかあ。

しかし、3代目ヴィッツは、インパネデザインが悪すぎ。
しかも窮屈。
ボディデザインも幼稚。
車の良さが、台無しです。

ハードを生かせない、
日本は自動車後進国だから仕方ないかな。
もったいないなーー。

出典:http://review.kakaku.com

妻用として購入。妻にとって初めての新車です。標準装備が充実しているUグレードを選択しました。
 
 4WDを選択すると4ATになるのは残念ですが、それでもスムーズに走ります。ただ、一般道の坂道では鈍い走りになります。同クラスのホンダ・フィットの方がキビキビ走るような気がします。

 インテリアについて、コンパクトカーとしては申し分のない質感だと思います。初代から続くヨーロピアン風味は、エクステリアも含めて現行型でも感じることができます。

 家族4人がきちんと乗れて、しかもラゲッジにそれなりに積載可能なのに、全長4m未満というのは優秀なパッケージングなのだと思います。

出典:http://review.kakaku.com

欲しい車があっても4WDモデルがないと購入リストから外されるところを見ると、やはり降雪地など、道路状態が悪くなりやすい地域では4WD車の需要が高いようです。
ヴィッツ4WDは、全体的なバランスの良さが評価されていますが、一方で先代ヴィッツと比較すると収納スペースが狭くなっているという声もありました。

ヴィッツ 4WDのおすすめ車種

ヴィッツ 1.3F 4WDモデル

ベーシックスタイルの廉価グレードです。Toyota Safety Sense Cと先行車発進告知機能はFグレードのみオプションとなります。
ヴィッツは1999年の発売以来、2回のフルモデルチェンジを行っており、現在は3代目。さらに2014年にマイナーチェンジ、翌年に一部改良が行われています。
Fグレードのエンジンには、1000ccと1300ccエンジンが用意されており、全車CVTオートマチックとなっています。4WDを搭載しているのは1300ccエンジン搭載の1モデルで、これは他のグレードも共通しています(ただし、ヴィッツのスポーツコンバーションモデルで、1500ccエンジンを搭載しているRSグレードには4WDモデルはありません)。
運転席と助手席には体をホールドするパッドが採用されていて、お尻もずれないようにセミバケットチックな形状をしています。体のずれを防ぐことで、安全で快適な運転をサポートしているのです。
ヴィッツ4WD Fグレードは廉価グレードのため、内装が悪く言うとやや地味、先述のToyota Safety Sense Cと先行車発進告知機能のように、他のグレードでは標準装備されているものがオプションになっているなど不自由な点はありますが、もっとも安く購入できる点はやはり魅力。また、マイナーチェンジ以降、内装の質感も上がり、内外装で選択できる色が増えたので、より自分好みにカスタマイズすることも可能になりました。

ヴィッツ 1.3U 4WDモデル

ヴィッツ4WDの上級グレードであるUグレードは、手によく馴染む本革巻ステアリングホイールや、寒い日も気持ちよく過ごせる快適温熱シート、常に室内温度を快適に保つオートエアコンなどを標準装備、インパネオーメントも布目調フィルムで、落ち着いた質感を演出するなど、高い質感と快適性を追求した内装となっています。
マイナーチェンジで開口を広く取ったロアグリルを採用し、バンパーデザインを八の字型に張り出すことで、ワイド感を強調。Uグレード専用のマルチリフレクターハロゲンヘッドランプと、これまたUグレードのみに装備されている樹脂フルキャップ付15インチスチールホイールで、個性を演出しています。
そんなヴィッツ4WDのメーカー希望小売価格は、消費税込みで約186万円とさすがに高価ですが、快適性を追求したいのなら、乗る価値は十分にあると思います。

ヴィッツ 1.3Jewela 4WDモデル

ヴィッツは2014年のマイナーチェンジで、新型エンジンを2WDモデルに搭載しましたが、4WDモデルの方は、エンジンは以前と変わっていません。一方で、内外装やデザインの変更にはかなり力を入れています。これは、3代目ヴィッツの開発時期がリーマンショック時にあたってしまったため、コストの低減を最優先したために、「内装がチープ」という不満の声が上がっていたのが大きいと思われます。マイナーチェンジ後のヴィッツは、内外装を一新させ、各グレードの個性の違いを以前よりも強く打ち出しています。
Jewelaグレードは3代目ヴィッツから新設されたグレードで、女性向けグレードと謳われているように、専用ボディカラーや内装色が設定され、他のグレードにはない華やかさを持った車です。
フロントグリルや車内のシフト周りなどにメッキ加飾を施し、シート表皮にはJewela専用ファブリック、インパネオーメントにはJewela専用メタルフィルムを採用。さらに独自の内装色として、バーガンディーカラーを設定(注文時に設定が必要です。一部ボディカラーでは設定不可。設定無しだとブラックになります)。
さらにJewela専用メーカーオプション「シャイニーデコレーション」。これは、ドアミラーとアウトサイドドアハンドルにメッキ加飾するオプションで、申し込むと次の5色のボディカラーが選べるようになります。「ダークレッドマイカメタリック」「ボルドーマイカメタリック」「クリームベージュ」「ジェイドグリーンメタリック」、そして3代目プリウスの前期モデルに設定されていた「アイスバーグシルバーマイカメタリック」。
また、「クリームベージュ」と「アイスバーグシルバーマイカメタリック」を選択すると、内装色として「クリスプアイボリー」を注文時に設定することができます(設定しない場合はブラックになります)。
他にもメーカーオプションとして2色のボディカラー「ホワイトパールクリスタルサンシャイン」「チェリーパールクリスタルサンシャイン」を選択できます。「ホワイトパールクリスタルサンシャイン」はFグレードとUグレードでも選択できるので、Jewelaグレードの専用色は6色あるということになります。カスタマイズの幅が広がりますね。
他と同じは嫌、自分だけの車がいい、という人にも、ヴィッツ 1.3Jewela 4WDモデルはおすすめできる車です。

ヴィッツ 4WDの魅力

今も多くの人達に愛されるヴィッツ4WDの魅力とは?

コンパクトカーの燃費と小回りの良さ、4WDのどんな道路状況・天候でも安定して走れる性能とを併せ持つヴィッツ4WDは「面白味のない優等生」と評されることがあります。これといった欠点がないかわりに、突出した美点もないという意味です。しかし、これは逆に言えばクセがなく、初心者やあまり運転が得意でない人でも乗りこなせる、安定した車であるともいえます。この安定性こそが、ヴィッツ4WDの魅力ではないでしょうか。

ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
ヴィッツ4WDの購入を検討されている方が、この記事を参考にして頂き、ヴィッツ4WDのオーナーになることを検討して頂ければ幸いです。

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