試乗できない幻のスポーツカー!?ホンダS360とはどんな車?
2015/12/15
ゴンタ
スズキの小型乗用車「ソリオ」が2015年8月にフルモデルチェンジを行ない、プラットフォームを一新し、エンジンも新型となって生まれ変わった。その新型ソリオハイブリッドに試乗レポートしてきた。走行性能・燃費性能・内装などを試乗レポートしてきました。
スズキの小型乗用車「ソリオ」が2015年8月にフルモデルチェンジを行ない、そのハイブリッドの新型ソリオに試乗レポートしてきた。
新型ソリオ
フルチェンジを果たし、4代目に生まれ変わった。プラットフォームを一新し、エンジンも新型としたオールニューである。
車名のソリオはスペイン語で「王座」や「王様」を意味する。
4代目となるソリオはフルモデルチェンジで、ボディサイズは全長3710mmで先代から変更はないです。全幅1625mm(+5mm)×全高1745mm(-20mm)、ホイールベース2480mm(+30mm)という変更がありました。
このサイズからもわかるように、見渡しても直接ライバルとなるモデルは不在だ。いわば独占市場で実際の販売状況では、まんべんなく売れていると説明している。
それでは、さっそく試乗レポートします。
新型ソリオ 燃費性能
FF 27.8km/L
4WD 23.8km/L
K12C デュアルジェットの直4ユニット
ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター=モーター機能付発電機)を採用したハイブリッドということで気になる燃費性能は、FFで27.8km/L、4WDで23.8km/L。また、エンジン本体は高圧縮比(12.5)の吸気バルブごとにインジェクターを持つデュアルジェットとなっています。
新型ソリオ 車両価格
•G:FF 145万4760円
4WD 158万1120円
•ハイブリッドMX:FF 169万5600円
4WD 182万1960円
•ハイブリッドMZ:FF 184万1400円
4WD 196万7760円
消費税込み価格は、マイルドハイブリッドを搭載しないエントリー・グレード「G」の145万4,760円から、装備が充実した「HYBRID MZ」4WD車の196万7,760円まで。デュアルカメラブレーキサポート装着車は税別で5万5,000円ほど高くなる(「G」には設定なし)。
さて、そのソリオ・ハイブリッドだが、試乗したのはソリオ・ハイブリッドです。ソリオに搭載されるハイブリッドはすでにワゴンRやハスラーに搭載されているSエネチャージと同じ構造で、それを乗用車ようにサイズアップしたものだ。また、一般的にはマイルド・ハイブリッドという呼び方もしている。
では、さっそく試乗レポート。
新型ソリオ試乗車
実はこのクルマ、相当にすごい。まずは一新されたプラットフォームとエンジンによって、全体の60%に及ぶ軽量化を達成している。
エンジンにハイブリッドが採用され、さらに、プラットフォームが変更されたことによる、操縦安定性、静粛性、乗り心地、スペースの有効化などの改良などが行なわれている。
新型ソリオ試乗車
全幅も5mmしか増えておらず、1625mmという全幅は、国産コンパクトカーでもっともスリムな車です。
まずは、新型ソリオの試乗と言うことで外観です。
しかしながら、見た目はというと軽自動車の『スペーシアカスタム』とうり二つと感じてしまうのは、僕だけだろうか。近寄ってみると確かに大きい。だから軽自動車とは思わないのだが、遠目には白いナンバーを見ない限り軽自動車に見える。
新型ソリオを試乗。新型ソリオだが、まずは運転席のアップライトなドライビングポジションによる全方向に視界の良さが印象的です。いよいよスタート。
新型ソリオ試乗車
そして出足からしっかりとトルクが出て、かろやかに発進。そこからの加速力も実に軽快です。
新型ソリオを試乗して思ったことは、静粛性はまずまずのレベルだと思います。日常域で気になるのはロードノイズが主体で、エンジン音が高まるのは4000回転を越えてからだが、それでも耳障りなノイズではないのがポイントです。
100kgも軽量化したにもかかわらず、ボディのしっかり感と走りのどっしり感はきちんと保たれ、トール系にもかかわらず、安定した走行を楽しめる。
ステアリングの操舵はスムーズだが、操舵感はやや重目です。これは高速道路や山道などでの安心感に直結しています。乗り心地も文句なく、なめらかでしっとりしたタッチが心地良い。ゼブラゾーンやきつい段差を乗り越えても、両側スライドドア採用で開口部が大きなボディーはミシリともせず、不快なショックのない角の取れたまろやかな乗り心地を示してくれる。
エクステリアでは先代からの大きな変化は感じにくいが、じつは新色がドカッと増えている。ソリオは新色で5色ありトータル8色。新色となったのは「クォーツピンクM」「クリアライムM」「クラッシーブラウンM」「ファーベントレッド」「ピュアホワイトパール」の5色だ。バンディットは4色が新色で「ファーベントレッド」「ミッドナイトバイオレットM」「ピュアホワイトパール」「クラッシーブラウンM」を含む9色でツートーンカラーも新設定されている。
では、インテリアは?
新型ソリオ試乗レポート インパネ
運転席の圧迫感を低減するために、先代より低く、前方に移動したインパネには、様々な物入れやトレーが装備され、その中央にオプションの全方位モニター付きナビゲーション・システムが搭載される。指先1つで開けられる後席スライドドア「ワンアクションパワースライドドア」には、開閉途中に任意の場所でドアを止められるスズキ初の一時停止機能が追加された。
新型ソリオ試乗レポート メーター
インテリアではセンターメーターの採用が目をひく。内装装備ではグレードごとにデコレーションの違いや素材の変化を加え、バリエーションに富んだものになっている。どのグレードをチョイスしても共通する室内の広々感があり、開放感あふれるインテリアになっている。
新型ソリオ試乗レポート リヤビュー
山道も不安ではないが、速いわけでもない。ただ、高速を100km/h前後でごく普通に走るときの静かさはちょっとしたものだし、スリムなボディは、路上駐車の多い混雑した道路や、昔ながらのせまい路地で、目からウロコが落ちるようにスイスイと走れる。
新型ソリオ試乗レポート 収納
4箇所の収納ボックス
インテリアにはボックスティッシュからスマホやハンカチ、ごみ箱……と、いちいちニヤリとしたくなるピタリ収納がそこかしこにあって、「カップホルダーが四角い!?」と思ったら、それは最近のニッポン女子がよく飲む500ml紙パックのためという。トランクはリアシートを調整しなくても、12ロールのトイレットペーパーを縦に積んだり、最近よく見かけるようになった買い物用マイバスケットもピタリと載せられる。
新型ソリオ試乗レポート 安全装置
ブレーキサポート
誤発進抑制機能
車線逸脱警報機能
ふらつき警報機能
など
安全装備ではデュアルカメラ式のブレーキサポートや誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能はエマージェンシーストップシグナル、クルーズコントロールシステムとセットでメーカーオプションに設定されている。とりわけステレオカメラはスバルのアイサイトと同等のハードウェアで、日立オートモーティブ製のカメラシステムを搭載し、高い信頼性を持っているものだ。
試乗した新型ソリオは、先代のサイズと良さは維持したまま、さらに大小様々な改良を施した。少なくとも先代の購入を考えていた方にとって、大いに魅力を増したモデルチェンジとなったはず。現在は軽自動車が9割を占めるというスズキの販売で、ソリオは小型車の販売台数向上に貢献するだろうか。ハイブリッドか?ノーマルか?試乗して確かめてみてはいかがでしょうか。
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