気になる車のあれこれ!マツダ アテンザのパーツを紹介します!
2015/11/18
なみけん
「魂動デザイン」と「SKYACTIV TECHNOLOGY」を全面採用したアテンザ。そのアテンザに凍結路面や雪道、悪路はもちろん一般路でも真価を発揮する4wdが追加! 冬シーズンを控え、アテンザ 4wdの性能を徹底的に検証し、おすすめの車種を紹介します。
本題に入る前に「4wdとは何か?」を説明しましょう。
4wdとは、エンジンで生み出されたパワーを4つのタイヤすべてに伝達する駆動形式のことをいいます。
このため、AWD(All-Wheel-Drive:全輪駆動)、もしくは四駆と表現されることもあります。
4wdは、駆動力が4輪に分散されるため、タイヤの空転を抑えられます。そのため、駆動力がタイヤのグリップ力を上回ってスリップしやすい雨で濡れた路面、雪道、凍結した道路などで真価を発揮し、悪路などの脱出性も優れています。さらに、舗装された路面の走行安定性も高まります。
また、エンジンブレーキをかけた時も、制動力が4輪すべてに分散されるので、タイヤが滑走してしまうホイールロックまでの限界が長く、また、ホイールロックからの回復も比較的早いんです。
一方で、4wdには、2wdよりも構造が複雑になり、パーツが増えてしまうので、コストが高くついてしまうという欠点があります。さらに、パーツが多くなるということは必然的に車重や抵抗が増えてしまい、燃費が悪くなってしまいます。
そのため、積雪地帯に住んでいる人やウインタースポーツを楽しむ人は4wdを選択することは多いですが、都心部や積雪が少ないところだと、4wdを選ぶ人は少なくなります。
さらに、バネ下重量(サスペンションやその周囲(ホイール、タイヤ、サスペンションアームなど)にある部品の重量)も重くなるので、ベースの2wdよりも、乗り心地も悪くなりがちです。
2015年1月7日(水)、マツダ アテンザが大幅改良されました。この改良での大きなトピックは、なんといっても4wdモデルの設定です。
アテンザ ワゴン 4wd
アテンザにはセダンとワゴンに4wdが設定されています。
アテンザ セダン 4wd
アテンザ 4wdはエクステリア(特にフロントグリル)の差別化はされていません。車名”ATENZA”の下部のAWDオーナメントで4wdであることが判別できます。
アテンザ 4wdでは駆動力を積極的に自動制御する新世代4wdシステム、i-ACTIV AWDをディーゼルエンジン搭載車に設定。6EC-ATに加え6速MTもラインアップしています。
マツダ SKYACTIV-D
低圧縮比(14.0)により、従来比約20%の燃費改善と2ステージターボチャージャーの採用により、低速から高速までスムーズでリニアなレスポンスと低速域の大幅なトルク向上を実現(最大回転数5,200rpm)しています。
ドライバーには感じとれないほどわずかなタイヤスリップなどをリアルタイムにモニターし、刻々と変化する路面状況をいち早く予測。その変化に応じて、クルマ自身が前後輪の駆動力配分を積極的に自動コントロール。また、前後輪の駆動力配分をつねに最適にコントロールすることで、エネルギー効率を最大化するとともに、システム自体の軽量化や高効率のトルク伝達を実現。走破性能と燃費性能を極めて高いレベルで両立しています。
マツダ i-ACTIV AWDセンシング状況概要
多くのセンサーがドライバーの意図と走行状況を正確に検知し、必要な後輪トルクを瞬時に演算・指令、安定した走りと優れた低燃費を両立しています。
アテンザ 4wd 6EC-ATの燃費は 18.2㎞/L、6MTでは20.4㎞/L です。6EC-ATよりも機構が軽量な6MTの方が低燃費です。2wdに比べ、4wdでは重量増となるため燃費も悪くなっています。また、 4wdはその構造上どうしてもスペースが限られるため燃料タンクも10L小さくなっています。
アテンザ 4wdの税込価格は
XDが ¥3,402,200(6EC-AT) ¥3,456,000(6MT)
XD PROACTVEが ¥3,504,600(6EC-AT) ¥3,558,600(6MT)
XD L Packageが ¥3,969,000(6EC-AT) ¥3,969,000(6MT)
となっています。
回転数が低くても力をたっぷり出す特性を持つディーゼルエンジンに、効率性の高い変速機を組み合わせることで、高速時の静粛性の高さも実現している。時速100km時のエンジン回転数は2000rpmに満たない。そのため、室内ではノイズが気になることもなく、静粛性が高い。快適なクルマである。
ディーゼルエンジンはガソリンエンジンに比べ、低回転域でトルク(回転力)が高いという特性があります。
アテンザ 4wdのエンジンルーム
安全装備は、マツダの担当者が「運転の安心感をより高めた」と語るように、今回かなり充実している。車線からの逸脱を検知すると自動でハンドル操作するレーンンキープアシストシステム、照明の少ない道をハイビームで走行中対向車があるとそこだけライトが当たらないようにするアダプティブヘッドランプなど、最新の安全装備を追加したのだ。
アテンザには、「アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)」、「ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)」、「レーンキープ・アシスト・システム(LAS)&車線逸脱警報システム(LDWS)」の3アイテムを標準装備したグレードが用意されています。
アテンザ 4wd に採用されているi-ACTIVSENSE
一番人気はイメージカラーのソウルレッドプレミアムメタリックだと思われます。しかし、アクセラならまだしもプレミアムセダンという位置づけのアテンザにイメージカラーとして赤を持ってきて、それが本当に売れるというのは少々驚きです。
このクラスのセダンといえば、無難なカラーということで白黒銀当たりが妥当なところではないでしょうか。この現象はマツダだからこそ、そして魂動デザインだからこそ起こり得たと考えられます。陰影が付きやすくよくできたデザインのエッジをさらに引き立ててくれるのは間違いないですね。
一番人気のソウルレッドプレミアムメタリック
赤ヘルでおなじみの広島東洋カープの選手が着用するヘルメットにもこの色が採用されています。ご存知でしたか?
ドアを開けた瞬間に「これでやっとスマートな外観との整合性がとれた」と実感した。レザーシートの白(と黒)のほかに、王道だがタン系などあってもいいと思うが、BMW『3シリーズ』のそれからエッジをとり、まろやかにしたような新しいインパネ形状は、室内の居心地をずっと気持ちいいものにした。
アテンザ 4wdのインパネ
一番人気の外装色”ソウルレッドプレミアムメタリック”の内装です。
アテンザ 4wd前席
アテンザ 4wd後席
標準で十分すぎるくらいの装備。XD Lパッケージだからかもしれないが他社ではブレーキサポートやレーダークルーズコントロールなどの装備はオプションだが標準搭載。その分インテリアの細部に不満。燃費は街乗りでL/16km。高速ではL/20kmもあった。
アテンザ 4wd の試乗レポート
「積極的に曲がる4WD、2年での全面変更を評価したい…森口将之」
モータージャーナリスト&モビリティジャーナリストの森口将之氏の試乗レポートです。上の画面の”▸"をクリックしてご覧ください
アテンザ 4wd にはボディータイプでセダンとワゴン、グレードで XD ,XD PROACTVE、
XD L Packageが用意されています。スタイルで選ぶならセダン、たくさん積み込んで、キャンプとか、スノーボードとかしてみたい!という方にはワゴンがおすすめです。
グレードは、「アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)」、「ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)」、「レーンキープ・アシスト・システム(LAS)&車線逸脱警報システム(LDWS)」の3アイテムを標準装備した XD PROACTVE がおすすめです。
魂動デザインとSKYACTIV TECHNOLOGYで快走するマツダ、そのマツダがフラグシップモデルに設定した4wdの実力をご理解いただけましたでしょうか。4wdの購入を検討している方は、この記事を参考にしていただき、「Be a driver」を実現しませんか!
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