GTIの皮を被った超優等生!!新型ポロGTIの魅力と実力はいかに?
2016/06/16
Hiro-X
日本導入計画そのものが白紙撤回となった『MDX』.ホンダの北米向けモデル車。新型『MDX』の中身はどんなものでしょうか?そして、日本販売はあるのでしょうか・・・?『MDX』の生い立ちからその進化、新型の謎まで調べました!
MDX(エムディーエックス)は、本田技研工業が生産しアキュラブランドで販売するクロスオーバーSUVです。
またSUVとは、乗用車をベースにしているスポーツ用多目的車( Sport Utility Vehicle)のことです。
ちなみにアキュラとは、本田技研工業が1986年にアメリカ合衆国・カナダで開業した高級車ブランドのことです。
もう一つついでに、『MDX』とは「Multi-Dimension-X」の略で、多目的要素を高次元に進化させた未知への可能性を持つSUVを意味しているそうです。
アキュラ MDX 新型
■初代 YD1型(2001~2006年)
アキュラ『MDX』は、2代目北米仕様オデッセイ(日本での販売時の名称:ラグレイト)をベースにした、モノコックボディの7人乗り新型クロスオーバーSUVで、クロスオーバーSUVとして初の3列シートを持つ車種として開発されました。
また生産は、カナダ・オンタリオ州アリストンのHCM(Honda of Canada Manufacturing)で行われました。
アキュラ・MDX YD1型
コンセプトは「サウスウエスト」。
インテリアテーマは「サンタフェスタイル」。
ショートノーズで背の高いデザインは、動物のサイをイメージしているそうです。
『MDX』の駆動方式は、新型のVTM-4と呼ばれる4WDに5速ATが組合わされ、エンジンは、J35A型 3.5L V6 SOHC VTECを搭載しました。
ラグレイトのエンジンに対し、デュアルステージ・インテークマニホールドの追加などで高出力化されています。
アキュラ MDX
日本では2003年3月から「ホンダ・MDX」として輸入され、ベルノ店で販売され始めました。
右ハンドル化の他、シフトレバーがストレート式に変更されており、サイドアンダーミラーも付けられました。
ホンダ/アキュラ『MDX』
■2代目 YD2型(2006~2013年)
2006年4月に行われた「ニューヨーク・モーターショー」にて、デザインコンセプトモデル新型「MD-Xコンセプト」が出展され、9月に生産車が発表されました。
アキュラ「MD-X コンセプト」
ボディは先代に比べ、トレッド、ホイールベースを拡大し、衝撃吸収構造を持つACE(Advanced Compatibility Engineering)、コンパティビリティ対応ボディとなりました。
エンジンは、初採用となるJ37A型 3.7L V型6気筒SOHC VTECで、シーケンシャルモード付きの5速ATが組み合わせられました。
駆動方式も、VTM-4からレジェンドに初搭載されているSH-AWDに変更されました。
■3代目(2013年~ )
2013年1月14日から27日まで行なわれる北米国際自動車ショーにて、新型「MDXプロトタイプ」が世界初公開されました。
そして翌2013年3月のニューヨーク国際オートショーにて量産モデルが公開された後、2013年6月20日よりアメリカでの新型者販売が開始されました。
新型MDXでは初めてFFモデルをラインナップされ、2013年モデルよりベースグレードの販売価格が大幅に下がりました、
アキュラ・MDX YD3型 2014年新型モデル
新型MDXのグレードはFFとAWDそれぞれに、ベースグレード、テクノロジーパッケージ、テクノロジーアンドエンターテイメントパッケージ、アドバンスアンドエンターテイメントパッケージの4種類を用意されました。
アキュラは、新型MDXのFF車の現地ベース価格は、「3万4520ドル(約340万円)」と発表しています。
4WDのみだった先代のベース価格4万3280ドル(約425万円)に対して、大幅な価格の引き下げを実現しました。
なお生産は今までのカナダオンタリオ州のHCMから、アメリカアラバマ州のHMAに移管されました。
新型『MDX』は、安全装備なども最新型のものにアップグレードされました。
低速追従機能(LSF)付きアダプティブクルーズコントロール (ACC)、追突軽減ブレーキ(CMBS)、前方車接近警報(FCW)、車線逸脱警告 (LDW)、レーン・キープ・アシスト・システム(LKAS)、路外逸脱抑制機能(RDM)、ブラインドスポットインフォメーション (BSI)、ダイナミックガイドライン付きマルチビューリアカメラ、リアクロストラフィックモニターをAcuraWatchという名でパッケージ化して、新型『MDX』のベースグレードからオプションで付けられるようになりました。
AcuraWatchの一部のLKAS、LDW、FCWは新型『MDX』テクノロジーパッケージで標準装備されました。
AcuraWatchは新型『MDX』アドバンスパッケージには標準装備される予定です。
当初は、2008年秋頃 日本にアキュラ店が発足する際に、2代目が投入予定となっていました。
でも、日本国内での自動車新車販売台数の長期低迷により、アキュラ店発足が2010年以降に延期されたため、合わせて販売も延期されたとされています。
しかし、その後世界的な金融不安が訪れ、アキュラブランドの日本導入計画そのものが白紙撤回となった為、今後の動向は不透明となってしまいました。
アキュラは2015年2月3日、2016年モデルのアキュラ新型『MDX』をアメリカで発表しました。
パワートレインは、先代の3.7リットルからダウンサイジングした新型の直噴3.5リットルV型6気筒ガソリン「i-VTEC」。
最大出力は290ps、最大トルクは36.9kgmを発生するようです。
トランスミッションは、パドルシフト付きの6速AT。
駆動方式は「SH-AWD」と呼ぶ4WDと、歴代MDX初のFFの2種類。
走行状態によって 自動的にエンジンの3分の1または半分を休止するVCM(可変シリンダーシステム)も新型には採用されるということです。
今回、米国で発表された2016年新型モデルでは、トランスミッションを6速ATから、9速ATに変更するそうです。
この9速ATは、プッシュボタン式の電動ギアセレクターとなり、センターコンソール周辺がすっきりとしたデザインになりました。
新型MDX
また、新型4WD車のSH-AWDは、ツインクラッチ型に進化しました。
この他、安全装備の「アキュラ・ウォッチ」の最新型が用意されているそうです。
アキュラ MDX の2016年新型
アキュラ MDX の2016年新型
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