試乗できない幻のスポーツカー!?ホンダS360とはどんな車?
2015/12/15
ゴンタ
ポルシェ カイエンに次ぐポルシェで2番目のクロスオーバーSUVであるマカン。マカンのその名の由来はインドネシア語で「虎」を意味するそうです。そのポルシェ マカンに試乗してみましょう。またポルシェ マカンの試乗を通してその魅力を探ってみます。
ポルシェ マカンの試乗について触れる前に、ポルシェ マカンとはどのような車なのか簡単に説明しましょう。
ポルシェが初の高級SUVとして2002年にカイエンを発売して以来、2度のモデルチェンジを経てその人気を不動のものにしているカイエン。そのカイエンの成功と自動車市場のSUV人気に気を良くしたのか、ポルシェがカイエンよりコンパクトなSUVとして発表したのがポルシェ マカンです。
アメリカ市場ではカイエンをミディアムSUV、ポルシェ マカンをコンパクトSUVとして扱っています。実際、ポルシェ社自体もマカンをコンパクトSUVと位置づけています。しかし日本の道路事情や規格からすると、どう考えてもカイエンは大型SUVですし、ポルシェ マカンはミディアムSUVだと思うのですが・・・。
2013年11月のロサンゼルスと東京モーターショーでポルシェ マカンが発表され、日本では2014年11月から発売されました。日本仕様には全車右ハンドルが採用され、ポルシェ マカンのベースグレードモデルは、ポルシェのカーラインアップ中で最も廉価なモデルとなっています。ポルシェ マカンの人気ぶりは凄く、昨年末時点で1500台の予約があり、これから注文しても納車は2016年になると言われています。
カイエンよりひと回りコンパクトなポルシェ マカンのスタイリングはスポーティで、どこから見てもポルシェに見えるデザインになっています。特にリアビューなどは、ポルシェのエンブレムとテールランプの配列が、911を彷彿させるイメージになっています。
※マカンのカタログには公式燃費の記載がありません。
■実燃費 7.65km/L(36人調べ)
ポルシェ マカン 6,390,000 円
ポルシェ マカン S 7,440,000 円
ポルシェ マカン ターボ 10,280,000 円
それではポルシェ マカンに試乗してみましょう。まずは試乗したポルシェ マカンのスペックや、試乗した人の走行の評価を聞いてみましょう。
■2.0L 直列4気筒 ターボエンジン
・最高出力 237馬力
・最大トルク 350 N・m
■ミッション 7速DCT
■駆動方式 4WD
■3.0L V型6気筒 ツインターボエンジン
・最高出力 340馬力
・最大トルク 460 N・m
■ミッション 7速DCT
■駆動方式 4WD
■3.6L V型6気筒 ツインターボエンジン
・最高出力 400馬力
・最大トルク 550 N・m
■ミッション 7速DCT
■駆動方式 4WD
■ポルシェ マカン
0 - 100 km/h 加速 6.9秒 最高速度 223 km/h
■ポルシェ マカン S
0 - 100 km/h 加速 5.4秒 最高速度 254 km/h
■ポルシェ マカン ターボ
0 - 100 km/h 加速 4.8秒 最高速度 266 km/h
試乗したポルシェ マカン Sは切れ味鋭く、スムーズな加速を見せてくれます。クィックなステアリングを操作すると、その動きはまるでスポーツカーのようです。試乗中にもこの車がSUVであるのを忘れてしまうくらいな、スポーティなドライブフィーリングを味わえます。試乗していてさすがはポルシェだと唸るしかありませんでした。
続いて試乗したポルシェ マカンのインテリアについての評価を見てみましょう。車を選ぶ時には内装も大きなポイントです。ポルシェ マカンに試乗した人の声を聞いてみましょう。
試乗会でドアを開けて乗り込むと、足元のアクセルやブレーキペダルの違和感は特に感じません。 狭くもなく丁度良い感じでよくまとめられいます。真ん中にポルシェのロゴが入った、パドルシフト付きマルチファンクションステアリングがいいですね。一緒に試乗会に来ていた友人からは、メーター周りがボクスターそっくりだという意見もありましたが。
試乗会へ来る前から聞いていたナビの不細工さは、現物を見てなるほどと思いました。本国仕様は上にナビがあって、下に左右のレザーと一体化したオープナー付の収納ボックスがあるのですが、日本仕様は上下が逆になっています。上のオープナーもないプラスチックのボックスは・・・確かに不細工でした。またナビモニターが下なので、見にくいです。やはり試乗会で一番幻滅したところですね。
最後にポルシェ マカンに試乗した人や、購入した方々の感想や声を聞いてみましょう。
全てにおいて非常にバランスのとれた洗練高い走りをします。それに運転の慣れている者だけでなく、初心者が乗っても受け入れてくれる寛容さがあるのには驚きです。乗る人を選ぶ車もありますが、ポルシェはそうではありません。街中ではまるで軽自動車を運転しているかのような扱いやすさで、速度が上がっても変わらない楽な気持ちで運転させてくれます。スペックには現れない、感覚的な部分の研究を本当に熱心にしいているメーカーだというのがヒシヒシと伝わってきます。キッチリと路面をトレースし、寸分違わぬような精度の高さに感動をも覚えます。それでいて神経質な面は全く無いという、なかなかこういう車って無いですね。
P青山の営業氏より、素マカンの試乗車あるとの連絡を頂いたので、試乗させて頂きました。SUVですが、やっぱりポルシェに仕上がってますね。スポーツカーが欲しいけど、SUVを購入するのであれば、コレがイチオシですね。
エンジンが2L 4気筒と軽量な事もあるのでしょうけど、フロントが軽く、ノーズの入りが良いです。試乗中のレインボーブリッジから1号線合流までの、高速コーナ区間も鼻先の重さを感じる事はありませんでした。コーナ途中からアクセルを入れてもアンダー傾向はなく、綺麗に曲がっていきます。
いやはや、これは今までの私の常識を覆す仕上がりです。ちょっと褒め過ぎな気もしますが、試乗してみての素直な感想です。
ここまでポルシェ マカンに試乗した評価や感想などを紹介してきました。やはりポルシェですね。その走りやスペックには誰もが文句なしの高評価でした。スタイリングは個人の好みもあるので、評価が分かれるのは当たり前です。しかしSUVながらポルシェらしい風合いのデザインは、私は好きですし、試乗してみてさらに好感を持てるようになりました。
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