2016/05/19
Mive
ハイエースにハイブリッド車があるなんて!?ハイエースのガソリンをLPGとのハイブリッドにしちゃうんです。しかも経済的にもお得で、補助金も利用できて考えようではタダにも・・・!ハイエースシリーズ各車にハイブリッド適応可能な「合法改良車」です。調べてみましょう!!
そもそもハイブリッドとは、異種のものを組み合わせたものという意味です。
それが車に使われると、2つ以上の動力源を持つ自動車のことを表します。
一般的には、ガソリンと電気で走る車が有名ですネ。
そんなハイブリッドですが、ハイエースにハイブリッド車があるのをご存知ですか?
なんでも、ガソリンで走るハイエースをLPGで走れるようにハイブリッド化改造したものだそうで、改造してくれる会社があるんだそうです。
今回は、それについて調査してみます。
その仕組みは・・・・!?
LPGハイブリッド車の仕組みとしてはガソリン車と大きな違いはないそうです。
エンジンの基本構造はガソリンエンジンと差異なく使え、燃料タンクや燃料と空気を混合する装置を追加すればよいことになります。
要は燃料供給装置を変更して点火時期などを調整することでハイブリッド化ができるということになります。
もちろん専門的なハイブリッド化改造もあります。
例えばLPGを空気と混合してエンジンに送る際にキャブレターを使用しますが、ハイブリッド車の場合LPGを気化させる際に蒸発熱(気化熱)を与える必要があります。
そのために、気化器には冷却水流路を設けられ、エンジンの廃熱を利用して温められています。
実際、ハイブリッドハイエースのエンジンを始動する際には、ガソリンで始動するそうです。
その後水温上昇に伴い自動的にLPガス(LPG)使用走行に切り替わるんだそうです。
また各種認定も必要となり、やはりプロの手によらなければ・・・・!!!?
一方、リッターあたりの走行距離はガソリンもLPGも変わりませんので単純に燃料コストが下がる計算になります。
壊れない?面倒くさくない?大丈夫?
ご不安な方!
大手タクシー会社のハイエースにも採用されているそうですので、性能面でも実証済みです!
3型・ハイエース200系ワイドミドル
大勢での利用に大活躍のハイエースやキャラバンも、唯一の短所は燃費の悪さではないでしょうか?
日産 NV350キャラバン
10人乗りのハイエースワゴンは2,700㏄のガソリンしかラインナップされておらず、1ナンバー・4ナンバーのバンや2ナンバーコミューターではディーゼルのラインナップもありますが新車価格が50万円程割高の割には軽油も高いし・・・・!?
トヨタ ハイエースワゴン
そこでハイエースワゴンガソリン車を買っていただいてLPG架装を行えば、タクシーと同じ「LPガス」で走行が可能になります!
満タンで60ℓの「LP ガス」を充填すれば、約5,000円で満タンにすることが可能で、その走行可能距離は500km程度と非情に経済的です。
ガソリンで走行するより40%程、燃料費を削減する事が可能となる計算です!
そのうえ、LPGハイブリッドなら燃料費だけでなくCO2・NOX・PMも削減できることになります。
LPGハイブリッドは「改造車」ではなく高度な電子制御システムを組込み、日本の厳しい排気ガス規制をクリアし、車検証上の構造変更を適正に行った「合法改良車」です!
「LPG ハイブリッド」はガソリンエンジンにLP ガスを供給する装置を加工して設置し、通常走行時はLPGでの走行を可能にするシステムのことです。
「LPG ハイブリッド」システムは、エンジン始動時のみガソリンを使用しますが、水温の上昇に伴い自動的にLPG走行へと切り替えを行います。
その経済性としては、通常走行はガソリンよりも約50円安い「LPガス」で走行しますので、燃費の悪いハイエースが経済的な車に生まれ変わるわけです。
ハイエースLPGハイブリッド車のタンク架装状態
ハイエースをハイブリッドにした場合の費用は548,000円(税別)の費用が必要です.
が、期間限定でLPG車両の導入に伴う国の助成金が最大25万円支給されますので、ハイブリッド化にかかる費用は実質298,000円(税別)で架装可能です!
なお、構造変更に伴い、新たに車検を取得する必要があります。
LPG ハイブリッド車両の導入を行うと1台あたり25万円の補助金が支給されます。
これは「東日本大震災」を教訓に創設された制度で、不測の事態が発生した際に物資の輸送などを行う車両の確保することを前提に補助金を支給する制度です。
なおこの補助金は大人気の制度で、今年も石油ガス自動車導入促進対策事業は年度半ばで申込多数による締切となってしまいました。
補助金に関する詳しい情報は、以下で調べられます。
ハイエースコミューター3.0 GL ディーゼルターボ
仮に新車のガソリン車ハイエースをLPGハイブリッド化して287.5万円でご購入したとします。
月間2,500km走行したと仮定して年間で30,000km走行することでのシミュレーションをすると、
年間に必要なガソリンの量=30,000km÷8km=3,750ℓ
かかる費用は、
ガソリンの場合 1ℓ140円×3,750ℓ=525,000円
LPガスの場合 1ℓ 90円×3,750ℓ=337,500円
年間でハイブリッド車の方が187,500円も安く済みます。
ハイエース vs NV350キャラバン
10年乗ったハイエースの走行距離は30万キロに達していますが、新車ワンオーナーで内外装の程度が良好であれば100万円以上の値段がつくことも珍しくありません。
10年間の燃料削減効果 1,875,000円
売却費用 1,000,000円
トータル金額=2,875,000円で実質0円で10年間ハイエースに乗れた計算になります!
トヨタ グランドハイエース
如何でしたでしょうか?
今回はハイエースのハイブリッド化について調べました。
ただでさえ大きなハイエース。
それ故、燃費の悪さで有名なハイエース。
それが10日位の作業時間で、低燃費ハイブリッド車に大変身するなんて・・・・!?
しかも、もしかすると無料、タダで・・・・!!!
お仕事で使われる方、アウトドアライフ好きな方、モタースポーツ好きな方・・・・。
『合法改良車』ハイエースハイブリッドは、如何ですか?
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