日産のBe-1を覚えていますか？　結構燃費良かったですよね？

日産Be-1の燃費についてご紹介していく前に、Be-1についてちょっとおさらいしておきましょう。

日産Be-1は1987年 から1988年に販売された車で、初代マーチをベースにしています。当時の自動車市場は「スペック」主義とも言うべき馬力競争の時代でしたが、Be-1はこの流れに真っ向から対峙した、コンセプト重視の車でした。

当初は限定10000台の設定でしたが、発売2ヶ月で予定数を完売したため月産600台に増強し、キャンバストップを仕様を追加して販売が継続されたという逸話があり、当時のBe-1の人気を物語っています。

Be-1のスペックですが、FFで52馬力の1L直列4気筒OHCエンジンを搭載し、5MTと3ATが選択できました。

日産Be-1の販売当時の価格をご紹介しておきましょう。

【日産Be-1のメーカー希望小売価格】
5MT　129万円
3AT　135万円

現在は販売終了されていて、中古車価格は概ね20万円～80万円台となっています。

お待たせしました。
気になる日産Be-1の燃費についてご紹介します。

日産Be-1の燃費はカタログによると
14.4 km/Lで１０・１５モード燃費となっています。

当時としては平均的な燃費性能です。

１０・１５モード燃費なので、実燃費とは開きがあると思われます。

カタログに記載の１０・１５モード燃費では平均的な燃費性能だった日産Be-1ですが、実燃費はどのぐらいなのでしょうか。

ユーザーの方の実際の燃費情報からBe-1の実燃費を算出してみたいと思います。

【日産Be-1の実燃費】
7.94 km/L～16.61 km/L

平均　11.75 km/L

実燃費のデータを見ると燃費の数字に2倍以上の開きがあります。
30年近く前の車の実燃費としては悪くない数字ではないでしょうか？

日産Be-1の燃費と実燃費をご紹介しました。数字としてはそう悪くない燃費と実燃費だったのですが、オーナーの方はBe-1の燃費をどう評価しているのでしょうか。
Be-1オーナーの燃費評価を見てみましょう。

「燃費はそこそこ。１０モードの１５ｋｍ／Ｌには及ばないけど、１４は行きます。
元はラリーでも活躍したＫ１０マーチなので、足回りはきびきびとよく走ります。」

「基本はマーチなので動力性能は非力。高速道路ではとても追い越し車線は怖くて走れない」

「２０年以上前の車ですが、調子はいいです。なんと長距離はリッター１８キロは、平均で走ってます。市内で１５キロ前後です。
乗りやすい車だと思います。まだまだデザインは今でも負けていないと思いますよ」

日産Be-1への燃費評価はそう悪くありません。1Lのエンジンは今どきの車から考えるとかなり非力なため、回転数を上げてしまいがち。そうなると燃費はなかなか伸びませんね。

日産Be-1をより低燃費に運転する方法をご紹介しましょう。

車は低速のギアを使う時に一番ガソリンを多く使います。
信号待ちからの発進や高速道路のランプウェイなど、やや強めにアクセルを踏んで短時間で目標の速度になるようにすると、ガソリンの節約になります。

減速時はエンジンブレーキを使うと、一時的にエンジンへのガソリンの供給をストップするので、ブレーキペダルだけで減速することに比べたら、ずっとガソリンを節約できます。

どんなに燃費走行をして節約しても、事故が発生するととてもコストが掛かります。
そういう意味では安全運転が一番コストが安いのです。

安全第一の運転を心がけましょう。

日産Be-1の燃費についていろいろな角度から見てきました。
ここでは、日産Be-1と同年代に活躍したライバル車達の燃費を見てみましょう。

【ホンダ　シティの燃費】
16km/L (10・15モード)

【ホンダ　シティの実燃費】
13.30km/L

【トヨタ　スターレット(EP71)の燃費】
17.0km/L(10・15モード)

【トヨタ　スターレット（EP71）の実燃費】
10km/L

いかがでしたか？
日産Be-1とそのライバル車の実燃費は10km/L～13km/Lで、未だに2桁の燃費で維持していることに驚きます。

今どきの車に比べると燃費は悪いのですが、古い車もそう捨てたモノではありませんね。

皆さんも、ぜひ自分好みの車、見つけてくださいね。