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ヴィンテージ!色褪せないフェラーリ512TRの価格と魅力を徹底調査

型落ちしても今なお魅了し続ける512TR。大胆なスタイリングで一世を風靡したテスタロッサのマイナーチェンジ版512TRの歴史を振り返りながら、現在はどれくらいの価格で手に入れることができるのか、中古車の価格を調査してみました。

ヴィンテージカー!フェラーリ512TRとは

車好きなら一度は聞いておきたいと言われるV180度12気筒のサウンド。現代フェラーリと違う512TRの魅力を、フェラーリの歴史を紐解きながら見ていきましょう。

フェラーリ512TR

フェラーリ512TRと言われたらピンとこない人でも、テスタロッサの名前を知らない人は少ない。512TRは、テスタロッサのマイナーチェンジ版で、1992年から1995年まで生産された。テスタロッサというネーミングはイタリア語で“赤い頭”という意味で、実際にV12のカムカバーには赤い結晶塗装が施されていた。512とは5.0ℓ、12気筒を意味し、TRはテスタロッサの頭文字である。
テスタロッサと512TRの違いは、フェラーリ348によく似たモダンなフロントスポイラーの形状で、横方向から見ると16インチから18インチに拡大されたホイール&タイヤで区別がつく。

フェラーリ512TRの燃費

平均燃費3.33km/Lということですが、5.0km/L以上走ることもあるそうです。

フェラーリ512TRの中古車の価格を比較

近年、空冷911の中古車相場が急上昇し、フェラーリ テスタロッサ(後継モデル含む)と同年代のフェラーリも、ほぼ同様に急騰しているそうです。つい数年前まで、500万円台のテスタロッサも珍しくありませんでしたが、いまや1,000万円台をオーバーしている個体が大半で、後継機にあたる512TRは価格が明記されていないことが多いです。海外からの引き合いが主な要因ではと言われています。
そんな512TRの中古車価格を見ていきましょう。

フェラーリ512TRヨーロッパ仕様 弊社輸入の価格

フェラーリ512TRヨーロッパ仕様 弊社輸入

本体価格1590万円
年式1992(H4) 走行距離5.2万km 車検整備無

フェラーリ 512TRの価格

フェラーリ 512TR

本体価格1620万円
年式1994(H6) 走行距離3.3万km 車検2017(H29)年5月

フェラーリ 512TRディーラー車の価格

フェラーリ 512TRディーラー車

本体価格1780万円
年式1993(H5) 走行距離3.8万km 車検2016(H28)年12月

やはり、1千万円越えの価格帯ばかりで、庶民にはなかなか手が届きそうもありません。
車の数は結構出回っているのですが、価格応談になっているものが殆どなので、ヴィンテージ価値でどんどん値上がりしているというのは本当のようです。

フェラーリ512TRの評価

中古車価格を見てきましたが、512TRを購入したいと思っている人は、価格以外にも乗り心地や運転性、実用性なども気になるところです。そんな評価を集めてみました。

フェラーリ512TR

クラッチもテスタロッサより少しだけ軽くなっているように感じられたが、それでもまだ女性が軽々と扱うことはできない重さだ。
ノンパワーのステアリングの重さは、シフト以上に女性ドライバーを拒むはずである。腕を目いっぱい伸ばすBBの“イタリアンポジション”よりはいくぶんステアリング位置が低く、ドライバー近くに配された512TRだが、それでもタイヤが転がっていないときのステアリングを自在に回すには相応の腕力を要する。手っ取り早くフェラーリを愉しみたければスピードを出す必要があるということだ。

出典:http://www.classicandsportscar.jp

速さ至上のレーシングカーの世界であれば、現代的な多段ギヤボックスとデュアルクラッチによる素早い変速は正義だが、スポーツカーファンがドライビングの旨味を最大限に感じるためには、これでいいのだと確信できる。現代ならば指先の動きひとつで済むシフトダウンだが、512TRでは五感を振る活用して、タイミング良く決行する必要がある。これこそスポーツカーを操るということだろう。一方ハンドリングはキビキビしているとはいえないが、いかなるスピードでも落ち着きがあって好ましい。

出典:http://www.classicandsportscar.jp

運転はしやすく、エンジンの回転をあまりあげなくてもパワーが出てくる。快適性が高いのは12気筒フェラーリの良さで、テスタロッサもその美点を備えている。一方、エンジンを回せば、高音成分の多い音とともに、怒濤(どとう)の加速を見せ、ちょっとしたハンドルの動きに敏感に反応する車体をコントロールする、スポーツカードライビングの醍醐味が味わえる。

出典:http://www.asahi.com

1,都合5台のテスタ、512TRに乗ってみたが、全車エアコン使えず。ブロアモーターどれも回らず吹き出し口モード変更出来ず。暖房冷房共に効きません。フェラーリの旧車エアコン動かないと思った方がよいです。

2,セルモーターの耐久性悪し。私も酷い目にあった。

3,巷の噂どうり冷えていると目茶苦茶渋いミッション。シフトする手をはね返す程。

出典:http://minkara.carview.co.jp

走行性能
直線や緩やかなカーブはとても気持ちがいい。12気筒がバランスよく吹け上がり、排気音がたまらない。
乗り心地
道路の段差やゆがみをよく拾う。いい道路では、気持ちよく走れる。サスペンションを変更するか、オーバーホールしてみたい。
使い勝手
低速の動きが気持ちいい。ノンパワステなのでハンドルが重いのが゙残念。エンジンが温まるとスターターガかからなくなるのが困ってしまう。

出典:http://minkara.carview.co.jp

評価を見てみると、ステアリングやシフトの重さは女性ドライバーには厳しいようです。12気筒の爽快なエンジン音が聞いてみたくなりますね。512TRの走りは、スポーツカーファンを唸らせる魅力があるようです。

512TRとライバル車との価格比較

ライバル車ということで、先ほどの512TRの中古車価格の比較でも触れましたが、512TRと同様に相場が急上昇しているといわれるポルシェ空冷911の価格はどうなっているのか調べてみました。

ポルシェ911は1963年に発表されて以来、空冷の時代が長く続き、1989年に最後の空冷ポルシェとして、930スピードスターがラインオフするまで、36年間作られ続けました。

出典:http://porsche-desu.sblo.jp

ポルシェ 911SC

ポルシェ 911SC

本体価格(消費税込)398万円
年式(初度登録)1983年 走行7.2万Km 排気2900cc  車検 なし

ポルシェ 911カレラ 1986モデルの価格

ポルシェ 911カレラ 1986モデル ポルシェシンクロ最終年

本体価格(消費税込)750万円 支払総額800万円
年式(初度登録)1986年 走行2.8万Km 排気3200cc  車検整備付

ポルシェ 930ターボの価格

ポルシェ 930ターボ コイルオーバーアラゴスタ車庫調

本体価格(消費税込)1188万円 支払総額1198.8万円
年式(初度登録)1982年 走行5.0万Km 排気3300cc  車検27.10

ポルシェ 911ターボ ワンオーナーの価格

ポルシェ 911ターボ ワンオーナー フルレストア

ポルシェ911シリーズのうち、初代~993型までが空冷エンジンを搭載。価格の高騰が止まらないポルシェ911の空冷モデルは、マニュアル車のベーシックモデルも300万円クラス→600万円オーバーと目に見えて高騰しているが「少数・限定車」は更に値上がりポルシェ911ターボ(964型 後期)でいえば、中古にも関わらず2000万円オーバーで取引されることも。日本で当時売られていた頃の新車価格よりも高値だティプトロ(AT)のカレラですらプライスは上昇。希少価値の高い911ターボ、更に希少なRS等はクラシックスーパーカー並みの値段(4000万等)となっている。高騰の理由は、海外勢の買い勢力の強さだ。主にドイツを中心に「クラシック・ポルシェブーム(というより空冷ポルシェブーム)」が発生しており、海外の輸入業者が空冷ポルシェを探し回っている。

出典:http://cartube.jp

このような記事を多数見かけたのですが、まだ手の届く価格のうちに・・・と考える人も多いのではないでしょうか。

フェラーリ512TRを検討した人は?

512TRについて、いろいろ価格や評価などを見てきましたが、最後にフェラーリ512TRを検討した人の声を聞いてみましょう。

一度、手放したモデルをもういちど手に入れたいと思ったとき、これまで以上にハードルが上がっていることに気づかされます。それは価格云々ではなく、自身を取り巻く環境が変わっている場合が多いからです。そこではじめて「手に入れる大変さよりも、持ちつづけることの大変さ」に気づかされます。
もしいまの愛車を「一生モノ」と決めていらっしゃるとしたら、今後迷うことがあったとしても、維持する気持ちを持ちつづけていただけたら…と思います。それが、空冷911やテスタロッサをはじめとする、同じ年代のフェラーリのオーナーさんであれば尚さら‥かもしれません。

出典:http://current-life.com

いいものがみつかれば、すぐに電話をするか、ネット見積もりをしてもらいましょう。通常の表示価格はたいてい諸費用(消費税・自動車取得における税金・名義変更に伴う手数料・輸送費・整備費等)を含んでいない価格が表示されています。 資金の借り入れ計画にも大きく影響を及ぼすことになるので、必ず全部でいくらになるのかを見積もってもらいましょう。ネット見積もりは無料です。どんどん見積もってもらいましょう。そしてできれば自分で現車確認に行きましょう。良いフェラーリを買うことを考えたら、遠くても移動の旅費など経費と思わなければなりません。ちなみに見積書は銀行のローン審査を受けるときにも必要です。

出典:http://www.dokidoki.ne.jp

昔はフェラーリはなかなか保険に入れなかったそうですが、今はだいたいどこの保険会社でも入れるみたいです。とにかく保険だけはしっかり入っておかなければ なりません!。それも自損事故でも保障してくれる車両保険に入っておく必要があります。
乗ってみての感想は、まず思っていたよりドライビングポジションがとりやすかったということ。クラッチはかなり硬かった のですが、これは予想していたので それほどストレスを感じませんでした。シフトチェンジも、しっかりとクラッチを踏み込みさえすればなんの問題もありません。
基本的に整備のことも考えた借り入れ計画を立てることが大切だと思います。すぐに整備をしておけば車検にかかる費用も結構抑えられるはずです。

出典:http://www.dokidoki.ne.jp

実際に購入を考えている人にとって、参考になるお話でしたね。

以上、512TRや価格高騰中の中古車情報など、購入をご検討の際にお役立ていただければと思います。

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