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「S」を冠する高性能サルーンのアウディ S6に試乗してみよう!

アウディの高性能モデルとして発展してきたSモデル。その中のアウディ A6のスポーツバージョンであるアウディ S6の試乗を通して走行性能や内装などの評価を、またアウディ S6の試乗を通じて燃費や価格なども見てみたいと思います。

アウディ S6の概要紹介

アウディ S6の試乗についてレポートする前に、アウディ S6とはどのような車なのか説明します。

1985年に世に出た「アウディ スポーツ クアトロ S1」がレース界を席捲して以降、スポーツバージョンの「S」を冠するモデルが代々発売されました。特に近年では、AモデルのスポーツグレードがSモデルとなっています。アウディ S6もA6がベースとなっています。

2011年にフルモデルチェンジされたアウディ A6が発売されると、その1年後の2012年にはハイスペックバージョンの新型アウディ S6の現行4代目モデルが発売されました。ボディラインアップはセダンとアバント(ワゴンタイプ)の2種類となっています。今回はアウディ S6 セダンの試乗の評価を紹介します。

本年2015年には、エンジンのパワーアップや燃費の改善などのマイナーチェンジが施された、新型アウディ S6が発売されました。そのアウディ S6の動力性能には目を見張るものがあり、450馬力を発生するパワートレインは0-100km/h加速4秒台半ばという、セダンとしては圧倒的かつ驚異的なパフォーマンスを誇ります。

スペック

■4.0L V型8気筒 DOHC直噴ターボエンジン
・最高出力   450馬力
・最大トルク   550Nm
■ミッション    7速Sトロニック
■駆動方式   4WD

JC08モード燃費

 10.1 km/L

メーカー希望小売価格(税込)

 13,080,000円

アウディ S6に試乗した人の走行評価

それではアウディ S6に試乗した人の感想やその評価を見てみましょう。まずはアウディ S6に試乗した人の走行に対する評価から見てみます。

試乗での走行性能①

アルミとスチールの混合で形成された軽量ボディとデザインのエアロダイナミック効率、硬さを電子制御する「アクティブ エア サスペンション」により、アウディ S6の直進安定性は抜群です。また試乗時のコーナリングでも、リアデフの効果で思い通りに曲がってくれ、重厚でありながら実に爽快な走行を楽しむことが出来ます。

一旦アクセルを踏み込めば、当然のごとく体がシートに押し付けられる加速感を味わえます。このG感はそこらの少し速い車程度のGとはまったく異なります。まさにスーパーカーに近いGを感じました。試乗していて、このままサーキットを走れたら良いのに、と思ったほどのパワーを感じさせてくれました。

試乗での走行性能②

高速道路や空いている市街地での定速走行時には、アウディ S6独自の気筒休止システム「シリンダー オン デマンド」により、エンジンの8気筒のうち4気筒が休止され、燃費向上やCO2削減などの環境面に大きく貢献しているそうです。

試乗中もまったく気筒システムが働いていないと思っていたら、隣のディーラーの方に「半分くらいは気筒休止していました」と言われました。モニターのグラフで気筒休止のオン・オフが分かるそうで、それを確認しながらでも体感的に分かりませんでした。

試乗での乗り心地と静粛性

電子制御式エアサスと減衰力可変ダンパーの採用で、アウディ S6は高級サルーンそのものの洗練された乗り心地を味わえます。アウディ S6のボディは常にフラットで、試乗中の少々の悪路走行でも、車内でその起伏を感じとることはありません。

ドライブモードは、「コンフォート」「自動」「ダイナミック」という3段階があり、アウディ S6で試乗中に一番硬い「ダイナミック」を選んで走行しても、そのスポーティな走りの中での乗り心地の良さに荒々しさはまったく感じられません。

またアウディ S6に採用されている「ノイズ コントロール システム」は、室内のマイクで不要なノイズを検出すると、スピーカーから逆位相の音を出して相殺するシステムです。最近の高級サルーンにはよく採用されていますね。そのおかげか、試乗中の静粛性は抜群でした。それでもV8エンジン音は心地よく聞こえるように設定されていて、その辺りの配慮は心憎いばかりです。

アウディ S6に試乗した人の内装評価

続いてアウディ S6に試乗した人の内装についての感想を聞いてみましょう。インテリアも車選びの大事なところですから。アウディ S6に試乗した評価を見てみましょう。

インテリアはブラックが基調ですが、シートとヘッドライニングにはブラック以外にルナシルバー仕様も選択できます。また座り心地・ホールド感抜群のヘッドレスト一体型スポーツ・シートをオプションで選択できます。試乗車はこのスポーツ・シートでしたが、素晴らしい感触の座り心地でしたね。

アウディ S6のインテリアの基本デザインはアウディ A6と同じですが、インパネはツヤ消し仕上げのアルミパネルを装備し、よりスポーティ感を感じさせます。機能的な操作スイッチ類の配列や、人間工学に基づいたステアリングなど、試乗会に来てよくよく見れば味わいのあるインテリアだと思います。

最近の国産高級車のインテリアを見慣れている私には、試乗してみて初めは物足りなく質素に感じました。しかし高級車にありがちなオーバーデコレーションとはまったく無縁で、シンプルで凛とした上質感があるアウディ S6に試乗しているうちに、これが本当のクルマなんだと思えるようになってきました。

アウディ S6に試乗した人たちの総合評価

最後にアウディ S6に試乗した人やユーザーの総合的な評価や声を聞いてみたいと思います。

加速性能、減速性能ともにとてもすばらしく大満足。変速ショックもほとんど感じることが無くすばらしい。乗り心地とても静かで、また滑らかに加速していきとても心地よい乗り心地。小物の収納スペースが少ないのが少し不満だけれどあとは満足している。一つ一つのパーツがしっかり作られている感じが、とても気に入っている。
不満な点はやっと慣れてはきたが、実際運転してみると、車体がおおきくとり回しが大変だった。ナビの使い勝手があまりよくない。
全体的には、非常に満足してます。ブレーキダストの多さとか細かい不満はありますが、これから徐々に社外パーツなど手を加えていきたいとおもってます。

出典:http://minkara.carview.co.jp

十分な動力性能(加速、減速、曲がり)、 車内の静粛性、パーキングアシスト、アクティブレーンコントロールなどの装備の充実、エアサスの固さ、車高、エンジン音など走行モードによって選択可能なことなどが満足な点です。
ただ車内騒音レベルが低い分、ロードノイズ(ピレリP0)が大きく感じる、V8独特のエンジン音があまり聞こえないなどが不満ですね。
非常に洗練された良い車だと思います。ただ、モニターカメラやMMIなどの電装系があまりにも多く、車本来のメカの部分が制御されすぎ、人によっては出来すぎていておもしろくないと感じるかも知れません。

出典:http://minkara.carview.co.jp

電子制御で減衰力を可変させるアクティブエアサスペンションを搭載されているため、街中では、リムジンのような上質さを提供しますが、ハイスピードクルージングでは、とにかく路面に張り付くような安定性は特質。手動でもセッティングを変えることもできますが、試乗では終始機械任せのままでした。S6はリムジンのような上質な走りと、0-100km/hを4秒強で走る一級の動力性能を発揮するジキル&ハイド的なクルマでした。

出典:http://review.kakaku.com

アウディ S6に試乗した感想や評価を聞いて

アウディ S6の試乗を通して多くの意見や評価を聞くことができました。アウディ S6の購入時には必ず試乗するようにしましょう。試乗してみないと分からないものがたくさんあります。


以上、アウディ S6の試乗について検証してみました。参考になりましたでしょうか。

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