トヨタのWill　Viをご存じですか？　Will　Viの評価をたっぷりと！

大衆車を作るのが得意なトヨタですが、20世紀末に個性的な外観を持つ車、Will　Viを作っていました。具体的な評価に入る前に、この個性的なWill　Viについて、ちょっとおさらいしておきましょう。

Will　Viは2000年～2001年まで、トヨタが販売していた小型車です。当時、Willブランドという独自のブランドを作っていたため、Will　Viにはトヨタのエンブレムがありません。
ヴィッツをベースにカボチャの馬車をモチーフにした外観とフランスパンをイメージしたインパネというなんともファニーな車でした。

Will　Viのスペックは、FFで88馬力の1.3Lの直列4気筒DOHCエンジンを搭載し、ハードトップとキャンバストップの2つのモデルがありました。

Wil　Viの価格をご紹介しておきましょう。

【Will　Viのメーカー希望小売価格】
ハードトップモデル　130万円
キャンバストップモデル　145万円

それでは、Will　Viの評価に入りましょう。
最初の評価項目は走行性能への評価です。

「思ったより加速がよく、ハンドリングが軽い」

「けっこうキビキビ走ります。いい具合に。」

「見かけの可愛さに反して、高速性能がいい。週に二回は往復で400キロ以上走るが、横風にもめげず、ストレス知らずでよく走る。」

Will　Viの走行性能はかなり良さそうですね。ほとんどマイナスの評価が見当たりませんでした。
世界戦略車ヴィッツをベースにしているだけのことはあります。

続いてWill　Viの2つめの評価項目は燃費性能に関する評価です。

Wil　Viの燃費と実燃費をご紹介しておきましょう。

【Will　Viの燃費】
17.2km/L　（10・15モード）

【Will　Viの実燃費】
11.80 km/L ～16.30 km/L（平均　13.32 km/L）

「満タンの状態で２００キロ走っても、メモリがぜんぜん落ちなかった。」

「超低燃費！」

「普段は通勤(往復９０ｋｍ）で使用。燃費も平均して１３Ｋｍ台は常に走っています。」

Will　Viの燃費評価、なかか良いです。
4ドアセダンの割には軽量なことが幸いして、燃費性能にも貢献しているようで、満足しているという評価が多く見られました。

さて、Will　Viの3つめの評価項目は乗り心地への評価です。
トヨタ車ですから、ひどい低評価はないと思いますが、このスタイリングが乗り心地にどう影響するのか、興味があります。

「後部座席は、人を乗せるにはかなりお粗末です。せいぜい最寄り駅まで人を運ぶ程度が限界で、１時間以上乗ってもらうのはつらいでしょう。」

「ベンチシートでホールド性がないので、その点もふまえてとばす人には不向き。」

Will　Viの乗り心地評価ですが、居住空間へのコメントが非常に多く、通常あるはずの足回りへのコメントがほどんどないのが印象的でした。
トヨタなので、乗り心地が悪いはずがない、というところでしょうか。

居住性に関しては、後部座席の狭さをマイナスとする評価と、ベンチシートとなっている前席のゆったり感を好感する評価に別れるという結果となりました。

いよいよ最後の評価項目となりました。
Will　Viの最後の評価は、オーナーの方の愛車に対する総合評価です。

「Will　Viのスタイルは唯一無二。この車でしか味わえない味もあり、このスタイルに惚れれば所有してみるのも良いと思います。すべて味、味！うちの子供はベタ惚れです(笑)」

「イメージ先行の車だが、走行性能にも満足。
現状他の車に乗り換えたいという意欲が全くわかない車です。」

「車としては個性たっぷりの車で大変気に入ってます。下取り価格が１０年は変わらないと専門店の人から言われました。」

Will　Viの総合評価はかなり高評価と言って良いのではないでしょうか。
やはりスタイリングが気に入っている方がほとんどで、見た目の印象よりも走行性能は高いという点も評価が集まりました。

いかがでしたか？

Will　Viの評価をお送りしました。
オーナーの方の「他の車に乗り換えたいという意欲が全くわかない」というコメントがとても印象的でした。

こんな風に愛着を覚える車に出会えるのはとても素敵なことですね。

皆さんも、愛着の持てる素敵な車、ぜひ探してみてくださいね。