あまりにも有名なムービーカー！デロリアン　DMC-12　の中古市場

デロリアンDMC-12の中古市場や中古価格を調べる前にDMC-12車両本体について少し調べていきましょう！

1975年10月24日、当時ゼネラルモーターズの副社長であったジョン・ザッカリー・デロリアンが、理想の車を作るためにGMを辞職し独立して自ら設立したのがデロリアン・モーター・カンパニー（Delorean Motor Company Ltd. 、DMC）である。

「デロリアン」とはデロリアン社で唯一製造された自動車DMC-12を指す通称としても用いられる。
DMC-12は、世界的にヒットした映画「バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズ」に登場するタイムマシンのベースカーとして広くその存在を知られている。

エンジンはプジョー・ルノー・ボルボが乗用車用に共同開発したPRV-V6型、V型6気筒SOHC2,849ccをフランスで製造したもので、これを後部に搭載するリアエンジンレイアウト（RR）を採った。

このエンジンは当初90°バンクのV型8気筒として設計されていたが、1973年のオイルショックの影響で出力よりも経済性を重視せざるを得なくなり、そのままのバンク角で2気筒を切り落とした経緯を持つ実用型である。

DMC-12 スペック
デザイン：イタルデザイン・ジウジアーロ
ボディタイプ：2ドアクーペ
エンジン：2,849cc PRV ZMJ-159型、ライトアロイ90度V6 SOHC 12バルブチェーン駆動
　　　　　　150 hp (EUR)/5,500rpm、130 hp (US)/5,500rpm
変速機：5速MT/3速AT
駆動方式：RR
サスペンション：前：不等長ダブルウィッシュボーン、後：ダイアゴナルトレーリングラジアスアーム
全長：4,267mm
全幅：1,988mm
全高：1,140mm
ホイールベース：2,408mm
車両重量：1,244kg

最終生産車が作られたのは工場閉鎖後のことで、工場に残っていたパーツ等で1982年12月24日に作られた4台が一般向け生産の最後となった。最終的に8,583台が製造されたと見られているが、500台が調整用として確保されたため実質8,083台と思われる。

DMC-12の短い生産期間中には風変わりなバージョンも製造されている。
1981年モデルの最後を締めくくったのが2台の純金パネル仕様車で（1台12万5,000ドル）、1台は現在もネバダ州リノのNational Auto Museumに展示、もう1台はテキサス州のSnyder Bankに展示されていたが2004年頃に撤去されている。

日本にはバブル期を中心に100台程度のDMC-12が、投機目的で輸入されたと聞いている。その中で、現在走行可能な中古車両はほとんどない。修理にお金をかけるユーザーも少ないので、本当にまともな車は非常に少なく、町中で走っている姿を見かけることはめったに無い。

まともに走るDMC-12は日本国内では20台未満ではないかと言われている。
また個人輸入などによって日本国内に車両があるとも思われるが台数を把握することは困難である。
現在の中古市場価格はプレミアもついて大体1000万前後で取り引きされているようである。

とにかく200万円以下で購入したDMC-12は「非常に難あり」であることが多い。何の問題も無く乗れる中古DMC-12はすべて、日本では車両価格と修理費用を合わせて400～500万円程度のお金がかかっているといわれている。

日本では程度の良いDMC-12は400万円以内では絶対に手に入らないと考えていてよいと思う。そして経済状態が好ましくないときでも、「売り手市場」という珍しい車である（正確には、大金を積まれても、まともなDMC-12を手放すオーナーは皆無に近い）。ストレス無く乗れる再生車のお値段は、400万円より「かなり高い」と考えておいて間違いないようである。

とはいうものの現在は（株）デロリアン・モーター・カンパニーにて新車も購入する事が可能になっているが価格は中古車より多少高めである程度。
これはほぼコンセプトカーであるが先のバックツゥザフューチャーの映画に出てきたタイムマシン仕様のDMC-12である様々なオプションがあり960万円～1,080万円にて購入可能
さらにEV車としてDMC-12が復活している！DMCEVは価格が1,280万円となっている。

DMC-12は30年以上も前に生産を終了した自動車です。
しかし米国DMC本社にはDMC-12のフレームやボディーパーツをはじめとする全ての部品の在庫があり、DMC-Jにも多くの主要部品の在庫があるようです。

米国本社では新車としてのDMC-12の受注生産も行っておりますが、少量生産であることと安全基準／環境基準にかかわる法制度上の問題から、日・米・欧において新車として登録することは不可能です。このような事情から、新車として生産される車両を含め、世界で流通するほとんど全ての車両が中古車扱いになります。

では実際にDMC-12を購入した方、検討したが購入を断念した方、双方の意見をまとめてみました。

・購入時走行14万キロかなりくたびれていたので部品代がかなり高くついた
・2.8リッターV6エンジン搭載車の割には6km／L走る
・パワーステアリングがない

・程度のわりに価格が高い
・街乗りは燃費も悪そう
・メンテナンスが大変そう

いかがでしたでしょうか？

中古市場の現状などおわかりいただけたでしょうか。
人気車種のわりに中古でもこれだけ実車を探すのが大変な車種もないのかもしれない。

だからといって中古車がまるきり見つからないというわけでもなく、現在でも数台中古市場に出ているのが確認できます。
たしかにビンテージとまではいかないにしろ古い車には違いない。
よい状態の車両を探すのなら根気よくサイト検索などをチェックされる事をお勧めします。

また本国から個人輸入という方法もあります。
ただし、これにはリスクもつきものだという事を念頭においておかなければなりません。
さらに手数料や関税、輸送費（車両はほぼ船）に伴う費用は車両価格とは別に概ね300万程度かかる模様です。

DMC-12の中古情報！カーセンサー中古車検索
カーセンサーでDMC-12中古車を一覧でみることができます。

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やはり専門店ならでは中古車購入には一番安心して相談できるのかもしれない。
デロリアンDMC-12のメンテナンス情報などもあり。