試乗してわかる!いすゞのフラグシップ車117クーペの魅力!!

117クーペの初期モデルはハンドメイドで有名です。当時の技術では独特のフォルムやピラーを作るプレスがなかったため1台1台手作業で仕上げ、こだわりぬいた車となりました。そんな117クーペを試乗した人の走行評価や内装評価をもとに、117クーペの魅力を探ります。

いすゞ 117クーペってどんな車?

117クーペは流麗なデザインの4人乗りのクーペで、1970年代の日本車を代表する傑作の一つです。
1968年の発売以降、長期にわたり生産され、長くいすゞのフラグシップを務めたそんな一台です。
では117クーペはどんな車なのでしょうか。
試乗した人の走行評価や内装評価の前に117クーペの基本的な情報を見てみましょう。

117クーペ 第1期(1968年 - 1972年)

117クーペは1968年12月に発売が開始されました。
初期型は少量限定生産車であったことからハンドメイドモデル、ハンドメイド117と通称されていました。

117クーペの市販化までの道のりは厳しいものでした。
当初、いすゞ自動車は117スポルトを販売するためリデザインを施したりしましたが、極端に細いピラーなどが当時の製造技術では手作業でしか行えず、市販化は困難を極めました。
当時のいすゞは経営状態も芳しくなかったため設備投資も厳しくプレス機を改良することができなかったのです。

117スポルト

しかし、いすゞは大まかなラインだけをプレスで出し、パネルのトリミングや穴あけなどの生産工程の大部分を手作業とすることを決断し、117クーペとして市販化にこぎつけました。

エンジンはいすゞ初の量産DOHCで1600ccのG161W型エンジンを新規に開発しました。このエンジン開発にはエンジニアだけでなくデザイナーも加わったため、非常に美しいエンジンに仕上がりました。
さらにこの時期に国産クーペ初となる1950ccのC190型ディーゼルエンジンを搭載した車が30台程生産されました。このディーゼルエンジン搭載の高級パーソナルカーは世界的にもほとんど前例のない試みです。

1970年に電子制御燃料噴射装置搭載モデルECと1817ccツインキャブレターSOHCが追加されましたが、電子制御インジェクションは日本初装備となったため、いすゞはエンジン技術の面で国内他車をリードしました。

117クーペの室内は上質な発泡レザートリムや台湾楠のウッドパネル、リアウインドウのデフォッガを送風式にし熱線プリントを排したリアガラス、ダイヤルで開閉できる三角窓を採用しました。
また、当時の主流だった吊り下げ式一体型クーラーユニットから操作スイッチを独立させセンターコンソールに配置するなど、非常に造り込まれた豪華なものとなりました。

ボディカラーは標準色としてアストラルシルバーメタリックとプリムローズイエローの2色がありましたが、特別にオーダーすれば他のいすゞ車に使われているカラーも選ぶことができました。

117クーペは月に30~50台に限定された小規模生産のため、販売価格は当時は非常に高価な172万円でした。
手作業での生産のため、ごく初期の車両はスポット溶接の位置が揃っていないものも存在しました。組み立ての自動化率も最後まで上がらなかったため、3年間の総生産台数は2458台に留まりました。
こうした希少性は117クーペの名声をさらに引き上げることにつながりました。

117クーペ 第2期(1973年 - 1976年)

1971年にGMと提携したいすゞはGMからの資金提供と技術の習得によって、機械によるプレス成型のめどが立ちました。
そのため117クーペは1973年3月より量産化対応の改設計で生産されることになりました。
これが117クーペの第2期の始まりです。

エンジンは無鉛ガソリン対応の1800cc、G180型シリーズの140馬力、6400回転エンジンに統一され、電子制御DOHC車がXE、SUツインキャブレターDOHC車がXG、ツインキャブレターSOHC車がXC、シングルキャブレターSOHC車がXTと設定されました。

本格的な量産化とコストダウンに伴い、ステンレスモールの仕上げやメッキなどの品質は一般的なレベルに落とされ、全体のフォルムは第1期と大差はないものの、細部のデザインはかなり変更が加えられました。

外装の変化は、前後パンパーに厚みを増した流線型にしたり、フェンダーミラーを樹脂製の角型にしたりと9か所にも及ぶ変更となりました。
また内装も最上位グレードに位置づけられたXEこそモケット張りのシートでしたが、他はビニールレザーシートに変更となるなど、5か所が変更となりました。

1975年に自動車排出ガス規制のため、エンジンは130馬力の6400回転へと出力ダウンし、規制適合が困難なXGがカタログ落ちし、XCもインジェクションSOHC車になり、若年層をターゲットにしたXC-Jが追加されました。

117クーペ 第3期(1977年 - 1981年)

117クーペは1977年にマイナーチェンジが行われ、第3期へと突入しました。
これまでの丸目のヘッドライトが角形4灯に変更され、小型チンスポイラーが装着されました。また前後バンパーがラバーで被われ、各部ガーニッシュがブラックアウトされました。
内装もプラスチック成型物を多用し、リア用の灰皿が廃止されるなどさらにコストダウンが進みました。

このマイナーチェンジで、カタログ落ちしXGが減衰力可変ダンパー、リアディスクブレーキ、LSDを装備する117クーペのスポーティーモデルとして復活しました。

1978年に自動車排出ガス規制による出力低下を補うために、排気量を2,000ccに拡大し、53年の規制適合モデルはスターシリーズと言う名前になりました。
さらに1979年に2230ccのC223型ディーゼルエンジンを搭載したXDが追加されました。

従来の117クーペは、各グレード間の序列がはっきりとした車でありましたが、1978年、シングルキャブレターSOHC車に最上位機種としてXT-Lを加えました。
これは実質的には今までの最高級車であるXEのSOHC版と言えるもので、それ以降ハイフンLのモデルは特別仕様モデルという位置付けにし、特別限定車として内装レベルを引き上げました。
そして1981年に後継車としてピアッツァが登場したことで生産終了となりました。

117クーペの価格

ここで117クーペの価格を見てみましょう。
ハンドメイドから機械メイドの量産型へ変化し、さらにコスト削減に追い込まれた117クーペの価格はどうなっているのでしょうか。

第1期のハンドメイドモデルは先程紹介したように172万円です。
当時でこの価格ですから、現在の金額に直すと800万以上とも言われている高級車になりますね。
ですが、ハンドメイドの希少車と言われれば納得がいきますね。
その他にも136万円のものや最高級グレードの187万円のものもありました。

第2期以降は量産型モデルになったこともあり、120万円台まで価格が下がっています。

ここまで、117クーペの基本的な情報を見てきました。
次はお待ちかねの試乗した人による評価です。
試乗して評価してもらう点は走行性能と内装の2点です。
さっそく試乗した人の評価を見ていきましょう。

まずは117クーペを試乗した人の走行評価です

117クーペを試乗した人の走行評価

1800㏄ものエンジンを載せている117クーペの気になる走行性能はどうなのでしょうか。
カタログでは知ることのできないリアルな117クーペの走りを試乗した人に紹介してもらいます。
さっそく試乗した人の走行評価を見てみましょう。

117クーペを試乗した人の走行評価は

車両感覚がつかみやすく、運転しやすい。
クラッチがつながりやすく、坂道発進も楽。
100㎞巡航までなら不満のない動力性能。

出典:http://www.goo-net.com

この方は第1期の117クーペを試乗されたようです。
古い車であっても1800㏄のエンジン性能は満足のいく性能のようですね。

次の試乗した人の評価も見てみましょう。

ステアリングの切れ角が狭く、
直角に進入する際は注意。

出典:http://www.goo-net.com

この方の第一期の117クーペに試乗されたようです。
小回りは聞くけれど、直角は厳しそうですね。
ステアリングの切れ角は現代車ほどよくないと言うところでしょうか。

その他の試乗した人の評価も見てみましょう。

排気量の割に車体が小柄なので、狭い街でも
小回りが利く

出典:http://voices.221616.com

これはどの時期の117クーペを試乗した人にも共通していた評価です。
旧車と呼ばれる車は旧規格の大きさのため、現代車のように大きい車はほとんどありません。
そのため、旧車は現代車と変わらない排気量のエンジンが搭載されていても、車体自体は大きくありませんので、運転はしやすいと思います。
あとはフェンダーミラーや独特のフォルムに慣れるかどうかになってきます。

117クーペの走行性能は問題ないようでしたね。
次は気になる内装です。

試乗した人の内装評価を見ていきましょう。

117クーペを試乗した人の内装評価

次は117クーペを試乗した人の内装評価を見ていきます。
ハンドメイドモデルとコスト削減の影響を受けた第2期、第3期との違いはあるのでしょうか。
試乗した人の内装評価を見てみましょう。

117クーペを試乗した人の内装評価は

内装のレトロな高級感がたまりません

出典:http://www.goo-net.com

この方は第1期ハンドメイドモデルの試乗をされたようです。
やはり豪華に作りこまれた第1期の評価は高いですね。

その他の試乗した人の評価は

内装がチープなので、あまり高級感はありません

出典:http://www.carsensor.net

この方は第3期を試乗されたようです。
やはりプラスチックを多用した内装はチープに見えたようです。
現代車はほとんどがそうなのですが、旧車は価格よりもデザインにこだわって作られたものが多いので、珍しいと言えば珍しいのかもしれませんね。

その他の試乗した人の評価は

、リアシートは子ども向けとしか思えないくらい屋根が低く、直射日光を受けやすい。

出典:http://voices.221616.com

これはどの時期の117クーペを試乗した人にも共通の評価でした。
旧規格車はどれも比較的車内が狭いです。
現代の同じ規格の車と比較しても狭いと思います。
それを117クーペや旧車の味としてとらえる方もおられましたよ。

117クーペを試乗した人の評価を踏まえて

いかがでしたか。

やはりハンドメイドモデルは内装、走り共に評価が高かったように感じました。
特に117クーペと言えば、ハンドメイド時代のモデルだけを指してとらえる方もおられるほどに、ハンドメイドモデルは人気があります。
今も尚衰えることのない117クーペの人気、実際にどんな走りをするのか気になりますよね。
皆さんも乗ってみたいと感じたら試乗して、ぜひ117クーペの魅力に触れてみてください。
そしてカタログでは知ることのできない117クーペの魅力を試乗を通して知ってください。
117クーペを体感すること、これが試乗の醍醐味です。

117クーペをご検討の方は、ぜひ試乗した人の評価を参考にしてみてください。

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