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オーナーの惚れっぷりに注目!いすゞ 117クーペの評価とは?

日本のミッドセンチュリーのカーデザインを代表する車であるいすゞ117クーペ。販売終了から30年以上たった今も愛好家が多い車です。今回はいすゞ117クーペの走行評価や燃費評価、乗り心地の評価から総合評価まで、オーナーの117クーペへの惚れっぷりをたっぷりとお届けします

いすゞ 117クーペとは?

1970年代を代表する日本のスポーツカーの傑作といわれる117クーペ。具体的な評価に入る前に、いすゞ 117クーペについて少しおさらいをしておきましょう。

いすゞ 117クーペ

いすゞ 117クーペは1968年~1981年に販売された4人乗りのクーペです。
イタリアの工業デザイナー、ジウジアーロの手になる流麗な外観や近未来的とも言えるインテリアは一度見たら忘れられない車です。
初期型は120馬力の1.6LのDOHCエンジンに日本で初めて電子制御燃料噴射装置を搭載したFR車で、最高速度は200kmを記録しています。
その後のモデルチェンジで1.8L、2.0Lとエンジンが大きくなりました。

いすゞ 117クーペの発売当時の価格は
初期モデル 136万円~187万円
中期モデル 不明
後期モデル 不明

現在は中古車でしか入手できませんが、概ね100万円未満のものか、手入れの行き届いた200万円以上のものが流通しているようです。

いすゞ 117クーペの走行評価

では、いすゞ 117クーペの評価に入りましょう。

いすゞ 117クーペの最初の評価項目は走行性能に対する評価です。

いすゞ 117クーペ

「SOHCエンジンとオートマで低速トルクが太いので市街地走行はDOHCよりも速いです。」

「車両感覚がつかみやすく、運転しやすい。クラッチがつながりやすく、坂道発進も楽。
100㎞巡航までなら不満のない動力性能。インジェクション車なので、ぐずり知らず。」

いすゞ 117クーペ

「小回りが利くので、街中でもスイスイ走る事が出来るのでオススメ出来ます。ハンドリングもいいです。」

いすゞ 117クーペは最終型でもすでに30年以上前の車ですから、走行評価は正直あまり期待できないのでは、と予想していましたが、さすがいすゞ! 発売から10年間、廃車された117クーペが1台もなかった、というのも納得です。

いすゞ117クーペの走行評価はなかなかの高評価でした。

いすゞ 117クーペの燃費評価

いすゞ 117クーペの2つめの評価項目は燃費性能への評価となります。
さすがに、この評価項目は30年以上前の車には厳しいのではないか、と予想しています。

いすゞ 117クーペ

残念ながらいすゞ 117クーペの燃費は当時のカタログには記載がありません。

参考までにオーナーの皆さんの実燃費データを上げておきます。

【いすゞ 117クーペの実燃費】
7.02~14.86km/L (平均 10.70 km/L)

「燃費が悪い」

「燃費が意外とよく、一般道:高速=3:1で、
常時エアコンオンで走っても、13.3㎞/lだった。」

「3速オートマで、街のりの燃費は6キロほどと良くなかったですが、高速では10キロを軽くオーバーして驚きました。」

いすゞ 117クーペの燃費評価は思いの外、高評価でした。
ただ、市街地と高速での燃費の幅が大きいので、加速時にかなりガソリンを消費してしまうエンジンのようですね。

いすゞ 117クーペの乗り心地評価

いすゞ 117クーペの3つめの評価項目は乗り心地の評価です。
愛好家の方はスポーティーな走りを好む方が多いのではないか、と想像できますので、少々硬めでも評価が高くなるような気がしますね。

いすゞ 117クーペ

「車高は低めだが、乗り降りしやすく、
前席なら頭上空間も確保されている。」

「古典的な足回りで、リヤがリーフスプリングです。日常に使う分には問題ありません。」

「現代の車と比較すれば、室内騒音がうるさい、段差乗り越える時のショックが大きい等、けして良いものではないですが、いまの車にない味みたいなものはあります。」

いすゞ 117クーペの乗り心地への評価は意外と高くないものでした。
速く走るスポーツ走行よりも、いすゞ 117クーペはロングドライブの方が得意な車のようです。

いすゞ 117クーペの評価

いよいよ、いすゞ 117クーペの最後の評価項目になりました。最後の評価項目は、いすゞ 117クーペオーナーから見た総合的な評価です。

皆さん、愛好家の深い愛情から来る評価コメントの数々、ご覧頂きましょう。

いすゞ 117クーペ

「ビルのウィンドウに映った自分のクルマについ見とれてしまうようなスタイル。少しざらついた感じのエンジン回転フィール。エンジンは深緑の結晶塗装がまた魅力的。」

「ジウジアーロ氏によるデザインは流麗で街を走れば、道行く人の注目の的です。
細かな部分にいすゞの良心やポリシーを垣間見れる…それが117クーペの乗り味を味わい深くしています。」

「117クーペをデザインしたジウジアーロが手掛けた内装は見事」

「117クーペ歴30年。2台のクーペを乗り継いできています。満足度は押して知るべし。」

やはり、いすゞ 117クーペといえば、一番の特徴は外観のデザインですよね。ここに惚れ込んで、さらにインテリアのデザインにも惚れて…と「惚れポイント」がどんどん増えていく車のようです。

やっぱり、いすゞ 117クーペの総合評価はとっても高評価でした。

いすゞ 117クーペ

いかがでしたか?

いすゞ 117クーペは日本の自動車史に残る名車です。古い車につきものの故障や腐食はあるものの、未だに現役で走っているのは、それだけいすゞが誠実に作った車だと言えると思います。

日本にはそんな、作り手と乗り手の気持ちの詰まった名車がまだ数多くあります。あなた好みの1台、見つけてみてくださいね。

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